私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q298 聖書は、家族についてなんと教えていますか(3)。
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298 聖書は、家族についてなんと教えているのか(3)
Q :最近、家族制度が崩壊しつつあるように感じます。自分なりの考え方を持つために、聖書が家族制度についてなんと教えているか、知りたいです。よろしくお願いします。
A:はじめに
(1)内容が豊富なので、3回に分けてお答えしています。
①家族制度の実際的意味(旧約聖書の教え)
②家族制度の実際的意味(新約聖書の教え)
③家族制度の神学的意味
(2)今回は、③家族制度の神学的意味を取り上げます。
1番目に、地上の家族は、天における家族の型です。
(1)マタイ12章50節で、イエスはこう言われました。
「だれでも天におられるわたしの父のみこころを行うなら、その人こそわたしの兄弟、
姉妹、母なのです」
(2)イエスは、実の母や肉の兄弟姉妹たちを軽視されたのではありません。
(3)強調点は、神の国における家族関係とは、霊的なものだということにあります。
2番目に、私たちは、信仰によって霊的な家族関係に入ります。
(1)ヨハネ1章12節で、ヨハネはこう書いています。
「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもと
なる特権をお与えになった」
(2)人は、血のつながりや人間的努力によって神の子となるのではありません。
(3)イエスを救い主と信じるなら、神の子となる特権が与えられます。
3番目に、私たちは、養子として神の家族の一員に迎え入れられます。
(1)ローマ8章15節で、パウロはこう書いています。
「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れる、奴隷の霊を受けたのではなく、子とする御霊を
受けたのです。この御霊によって、私たちは『アバ、父』と叫びます」
(2)神の家族とは、人種や言語の壁のない「霊的家族」です。
(3)黙示録7章9節にはこうあります。
「その後、私は見た。すると見よ。すべての国民、部族、民族、言語から、だれも数えき
れないほどの大勢の群衆が御座の前と子羊の前に立ち、白い衣を身にまとい、手になつ
め椰子の枝を持っていた」
(4)これは携挙された教会の姿です。
参考になる聖句
「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもと
なる特権をお与えになった」
(ヨハ1:12)
御国の家族関係は、霊的なものです。
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