私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
30日でわかる聖書 マタイの福音書(1)メシアの誕生
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
この学びは「神は我らとともにおられる」という真理を理解する助けとなる。
「マタイ1章 メシアの誕生」
イントロ:
1. 今という時代はどういう時代なのか。
(1) 安倍晋三首相の退陣
(2) 明治維新以来初めて、方向性の見えない時代が到来した。
(3) IT時代は情報の洪水の時代。しかし、必要な情報は手に入らない。
2. マタイがこの福音書を書いた時代は、どういう時代なのか。
(1) 過去の栄光が消えた時代。
(2) ローマの圧制に苦しめられていた時代。
(3) イエスとの出会いによって、人生観、歴史観、世界観が一変した。
(4) 歴史はメシアが地上生涯を歩んだ30数年の期間に収れんし、そこから拡散してきたという認識。
(5) 原点である「30数年」に立ち返り、その延長線上に今を見る。
3. マタイの福音書を毎回1章ずつ取り上げ、時代性を考慮しながら解説する。
(1) 単なる解説ではない。不動の確信を得るためのメッセージ。
(2) その確信とは、「神は我らとともにおられる」というものである。
マタイ1章は、「神は我らとともにおられる」という真理を理解する助けとなる。
Ⅰ.ユダヤ人のためのメシア
1. マタイはユダヤ人に対してこの福音書を書いた。
2. 「アブラハムの子孫」とは、メシア称号。メシアはユダヤ人である。
3. 「ダビデの子孫」もまた、メシア称号。メシアは王である。
4. 旧約聖書と新約聖書との連続性の認識が重要である。
(例話)旧約聖書と新約聖書の間の紙を破る教授。
Ⅱ.異邦人のためのメシア
1. ユダヤ人の系図としては異常な要素が含まれている。
2. 名前がところどころ省略されている。
3. 4人の女性の名前が出ている。
(1) 全員異邦人。
(2) 3人は性的な罪を犯した女性。
①タマルは舅ユダによって子をもうけた女性
②ラハブはエリコの町の遊女
③バテ・シェバ(ウリヤの妻)はダビデ王と姦淫の罪を犯した人妻
(3) ルツはモアブの女。先祖はロトとその娘の近親相姦により誕生(創19:30以降)
4. マタイは、ユダヤ人のために書きつつ、異邦人の救いも視野に入れている。
5. いかなる人でも、招かれている。
Ⅲ.処女降誕の必然性
1. 「ソロモン」(7節)と「エコニヤ」(11節、12節)という名前
2. ソロモン‐エコニヤを先祖に持つ人物はメシアの資格がない(エレミヤ22:30参照)。
3. ヨセフの息子のイエスがメシアであるはずがない。
4. この矛盾を解決する方法は、処女降誕しかない。
5. イエスは父親のヨセフとは血のつながりはない。
6. イエスは母親のマリヤとのみ血がつながっている。これがルカ3章の系図の意味。
(例話)クリスチャンの中にも、処女降誕が信じられない人がいる。
マタイは、エコニヤ問題を解決するために処女降誕という信じがたいものを提示。
Ⅳ.処女降誕の実際
1. マタイはヨセフの物語として書いている。
2. 処女降誕の強調
(1) 18節 「ふたりがまだいっしょにならないうちに」
(2) 23節 「見よ、乙女(処女)がみごもっている…」(イザヤ7:14)。
当時のユダヤ人は、この預言の「乙女」とは「処女」であると認識
(3) 25節 「子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく」
3. その後、ヨセフとマリヤは少なくとも6人の子を得た(息子4人、娘2人、マルコ6:3)。
結論
1. クリスチャンの確信とは、「神がともにおられる」ということ。
2. ヨセフは信じ、結婚の約束を全うした。
3. そして、それはすべて神の計画通りであった。
週間アクセスランキング
コリント人への手紙第二(13)批判する者たちへの反論10:1~18
Q421 天国でも性別は存在しますか。
イスラエル旅2023#088中川牧師とめぐる旅:【エルサレム旧市街】4つの地区とエルサレムの再統一
コリント人への手紙第二(14)パウロと偽使徒の違い(1)11:1~15
コリント人への手紙第二(12)エルサレム教会への献金(3)-喜んで与える祝福―9:1~15
Q420 頭に燃える炭火を積むとはどういう意味ですか。