私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q262 黙示録は信用できますか。
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求道中の質問者さんより「黙示録は全て未来の内容なので正しいかどうかわからない」という内容です。
編集Mは個人的に、聖書に書いてある過去の内容の確かさを学んで以来、聖書預言も100%そうなると思えるようになってきましたが、特に黙示録って何かと漫画や物語のネタにされがちですしネ…。
質問者さんのお気持ち、わかります!さっそく解説をご覧ください。
Q :求道中の者です。未来の内容であるのに、なぜヨハネの黙示録が正しいと言えるのですか。
A:これは、聖書預言はなぜ正しいと言えるのですかという質問に置き換えることができます。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、聖書預言の成就という視点から説明します。
旧約聖書には、メシア(キリスト)来臨に関する2種類の預言があります。一つは、初臨に関するもの、もう一つは、再臨に関するものです。初臨に関する預言は100以上ありますが、それらの預言はすべて、文字通りに成就しました。それなら、再臨とそこに至るまでの出来事に関する預言も、すべて文字通り成就すると考えるのが最も自然で合理的です。黙示録の中心テーマは、患難期、メシアの再臨、千年王国、永遠の世界などです。これらの事柄がすべて文字通りに成就すると考えるのは、クリスチャンにとってはとても合理的なことなのです。
2番目に、黙示録の自己証言に基づいて説明します。
黙示録は、その内容が預言であると自己証言しています。「この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを守る者たちは、幸いである。時が近づいているからである」(1:3)。「見よ、わたしはすぐに来る。この書の預言のことばを守る者は幸いである」(22:7)。つまり黙示録はこう主張しているわけです。「この書に書かれた内容は、神が与えてくださった預言である。それゆえ、それを信じ、その命令を守る人は幸いである」。
3番目に、信仰の本質という視点から説明します。
ここまでの説明では納得できないという方が多くおられると思います。しかし、考えていただきたいのですが、もし100%納得できるような説明があるとしたら、それは説明ではなく証明です。証明された事項に関しては、信仰が働く余地はありません。信仰とは、非理性的なものではありませんが、同時に、常になんらかの曖昧さを残したものです。黙示録が正しいことを100%証明することはできないが、神がそう言われるなら、私は信じる。これが信仰です。
参考になる聖句
「私は、この書の預言のことばを聞くすべての者に証しする。もし、だれかがこれにつけ加えるなら、神がその者に、この書に書かれている災害を加えられる。また、もし、だれかがこの預言の書のことばから何かを取り除くなら、神は、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、その者の受ける分を取り除かれる」(黙22:18~19)
黙示録は、信じるに足りる証拠をたくさん持っています。
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