私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q260 キリスト教に入らなくても救われますか。
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動画サイトで初めて、この3分でわかる..を知ったという質問者さんです。
キリスト教→宗教→入信!? みたいなイメージでしょうか。
クリスチャンがどんな感じか、周囲にクリスチャンがいなければ当然わからないですよね。
クリスチャンの信仰する内容について、順を追ってみていきます。
Q :先日中川様の“3分で分かる聖書”という動画に出会い、キリスト教について知ることができました。そこで、私の中で疑問が沸いたので質問させてください。キリスト教に入らなくても、聖書を読み福音の三要素を信じれば天国へ行くことができますか。
A:率直な質問をお送りくださり、ありがとうございます。私も、単刀直入にお答えしたいと思います。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、「キリスト教に入る」という意味を考えてみましょう。
一般的には、「クリスチャンとは、キリスト教に入った人である」と考えられているのでしょうが、これは正確ではありません。私はクリスチャンですが、自分がキリスト教に入ったという認識はありません。クリスチャンという言葉の元の意味は、「キリストに付く者」です。つまり、イエス・キリストを救い主として受け入れたなら、その人はクリスチャンになるのです。第三者の目には、その人はキリスト教に入ったかのように見えるのでしょうが、そうではありません。その人は、イエス・キリストを通して父なる神と和解したのです。
2番目に、「福音の三要素を信じる」という意味を考えてみましょう。
福音の三要素とは、次のことです。①キリストは私の罪のために死なれたこと、②死んで墓に葬られたこと、③三日目に甦られたこと。これを信じれば救われるわけですが、そこには誤解が入り込む余地があります。私たちは、「福音の三要素」という定式(フォーミュラ)を信じて救われるのではなく、あくまでもイエス・キリストを救い主と信じる信仰によって救われます。福音の三要素は、イエス・キリストがどういう方であるかを示したものです。イエス・キリストをそのような方として心に受け入れなければ、救われません。
3番目に、「天国に行く」という意味を考えてみましょう。
信仰によって救われた人には、数々の祝福と使命が与えられます。天国に行くというのは祝福のひとつですが、それ以外にも多くの祝福があります。①罪の赦し、②永遠のいのち、③神の子としての身分、④復活の約束、⑤イエス・キリストとの共同相続人の立場など。
使命に関しては、要約して言うと、神の栄光を表わすような生き方をするということです。単独でクリスチャン生活を送るのは不可能ですから、他の信者との関係を持つ必要があります。それが教会に所属するということです。
質問者の方は、すでに救われていると思います。ぜひ、次のステップに進まれますように。
参考になる聖句
「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった」(ヨハ1:12)
人は、恵みと信仰によって救われます。
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