私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q254 死んだら魂はどうなるのですか
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死んだら意識のない状態になるのか?と言うご質問です。「死んだら無」と考える日本人が多いと思うのですが、良いご質問をありがとうございます!
聖書の教える死後の世界は、どうなっているのでしょうか。
254 死んだら魂はどうなるのですか
Q :どの箇所か忘れましたが、聖書は死んだ人のことを眠った人と表現していると記憶しています。私も死んだら、眠りについた状態、つまり、意識のない状態になるのでしょうか。教えてください。
A:ご指摘の聖句は、1テサ4:13です。そこには、こう書かれています。 「眠っている人たちについては、兄弟たち、あなたがたに知らずにいてほしくありません。あなたがたが、望みのない他の人々のように悲しまないためです」 。ここでパウロは、死者の復活について教えています。死後の世界に関して、いつものように3つ申し上げます。
1 番目に、誤った解釈を紹介します。
ある人たちは、1テサ4:13を根拠に、死んだ人の魂は眠りにつき、最後の裁きの時までその状態が続くと教えます。しかしこれは、誤った解釈です。死とは肉体と魂の分離です。死ぬと肉体は動かなくなります。その様子が、眠っているように見えるので、死んだ人を 「眠っている人たち」と表現するのです。体は動かなくなりますが、魂は意識を持ち続けます。
2 番目に、正しい解釈を紹介します。
パウロは、2コリ5:8で、こう語っています。 「私たちは心強いのですが、むしろ肉体を離れて、主のみもとに住むほうがよいと思っています」 。信者の死とは、魂が肉体を離れ、主のみもとに住むことです。この状態が、肉体の復活の時まで続きます。その間、魂は主とともにあるという喜びを体験します。つまり、意識があるということです。さらにパウロは、ピリ1:23でこう言っています。 「私は、その二つのことの間で板ばさみとなっています。私の願いは、世を去ってキリストとともにいることです。そのほうが、はるかに望ましいのです」 。パウロにとっては、魂がキリストとともにいる状態の方が、はるかに望ましいものなのです。
3 番目に、警告の言葉を紹介します。
ルカ16:22~23には、死後の世界のことが描かれています。ラザロという貧しい人の魂は、アブラハムの懐に連れて行かれました。これは、慰めの場所です。一方、金持ちの魂は、よみにいます。これは、罪人の魂が苦しむ場所です。慰めの場所にいる義人は、やがて復活の時を迎えます。つまり、彼の体は栄光の体に変えられ、その体と魂が合体するということです。彼は、その状態で永遠の世界で暮らすようになります。よみにいる罪人も復活しますが、それは最後の裁きを受けるための復活です。
このように、義人と罪人が向かう最終的な場所は、全く異なります。地上生涯の間に、イエス・キリストを救い主として受け入れる人は、幸いです。
参考になる聖句
「私の願いは、世を去ってキリストとともにいることです。そのほうが、はるかに望ましいのです」 (ピリ1:23b)
死者の魂は、意識がなくなるのではなく、そのまま生き続けます。
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