2019年の世界を読み解く

  • 2019.12.16
  • マタイ1章18節~25節
  • スピーカー 中川健一
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2019年という時点に立って、クリスマスの意味を再評価する。

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2019 年の世界を読み解く

マタ1 :18 ~25

イントロダクション

1.今、2019年という時点に立って、クリスマスの意味を再評価してみよう。

2.アウトライン

(1)2019年の情景

(2)2019年のクリスマス

 

 

2019 年という時点に立って、クリスマスの意味を再評価する。

Ⅰ.2019 年の情景

1 .ベルリンの壁崩壊から30

(1)1989年11月9日ベルリンの壁が崩壊した。

①私は、このニュースをエルサレムのホテルのテレビで観た。

*世界は激変すると感じた。

②12月3日マルタ会談で、米ソ両首脳が冷戦の終結を宣言した。

③民主主義、資本主義の勝利と言われた。

④「新世界秩序」(ゴルバチョフ書記長とブッシュ大統領)

 

 

(2)この30年で、世界は予想外の方向に動いた。

①移民・難民の排除、英国のEU離脱、自国第一主義などの新しい壁

②冷戦に勝利した西側に驕りがあった。

*ロシアを無視したNATO(北大西洋条約機構)の東欧諸国への拡大

*東ドイツの市民を「二級市民」扱いした。

③現在ロシアは、東欧の民主主義諸国を攪乱し、自らの影響下に置こうとし

ている。

④中国もロシアと連携し、民主主義的秩序を壊そうとしている。

*中国のGDP(国内総生産)は、ロシアの約8倍に上る。

 

 

(3)一般のメディアが余り報じない情報

①1990年代、旧ソビエト連邦から100万人以上のユダヤ人が帰還した。

②これは、不信仰な状態での帰還である(エゼ20:33~38)。

 

 

2 .米国と中国の対立

(1)冷戦終結の必然的結果として、「グローバリゼーション」が広がった。

①ITを中心としたテクノロジーの発展が、この動きを推進した。

*1990年代のインターネットの発展

*2000年代のAIの発展

②米国と中国に富が集中した。

③格差の拡大

*1割の人が世界の富の8割以上を占めるようになった。

④各地で、移民・難民が急増し、移民排斥運動が世界に広がっている。

⑤国際協調主義が後退し、独裁的な手法を取る指導者が増えた。

⑥日本は、依然としてぬるま湯に浸かったような状態にある。

 

 

(2)米国は羅針盤を失った船のようである。

①米国の外交政策は、世界でリーダーシップを取る時代と、孤立主義の時代

が、交互にやって来る。

②「銃かバターか」という議論

③経済格差の進展により、「バター」を求める声が大きくなっている。

④その声に応えるための「米国第一主義」である。

*これは、孤立主義の復活である。

*トランプ米大統領だけでなく、米国民全体の問題である。

 

 

(3)中国は、中華思想の復活を目指している。

①中国は、東南アジア、南太平洋、中央アジア、中・東欧、アフリカなどに

支援外交を展開している。

②中国の国家資本主義は、民主主義の優越性に疑問符を投げかけている。

③中国のビジネスモデルに魅力を感じる指導者は、多くいる。

④米国は自国よりGDPが大きくなる可能性のある相手と初めて対峙する。

⑤民主主義の維持、発展のために、課題は多い。

*貪欲資本主義の修正

*貪欲の罪という人類全体の問題が根底にある。

 

 

(4)世界秩序は、米中の友好関係だけで維持されるような単純なものではない。

①気候変動問題

②北朝鮮問題

③イスラム過激派問題

*『イスラム教の論理』飯山陽新潮新書

*イスラム教の本音、インターネットとIS(イスラム国)の関係

 

 

3 .アフリカの台頭

(1)技術革新の時代に生きる後発の利

①規正が少ないので、後発国として技術革新を最大限に生かせる。

②中国だけでなく、日本もアフリカとの関わりを深めている。

③第7回アフリカ開発会議(TICAD)が8月に横浜市で開かれた。

*援助から投資中心へ転換した。

 

 

(2)「後の者が先になる」(マタ20:16)

 

 

4 .地球温暖化

(1)過去10年間の平均気温は、過去最高となるのは確実である。

①異常気象による熱波、洪水、干ばつ、ウイルスによる感染症の広がり

②2020年にスタートするパリ協定は、産業革命前からの気温上昇を2度未満、

できれば1.5度に押さえることを目標としている。

③CO2の排出量は、中国がトップ、次に米国

*米国は、パリ協定からの離脱手続きを始めている。

④石炭火力発電所を建設し続ける日本への風当たりは厳しい。

⑤COP25は、不十分な内容で終わった。

 

 

(2)希望を感じる情報

①スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)

②国連の「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)

③日経新聞社は、「SDGs経営調査」を投資判断に加える動きを開始した。

④ESG投資の拡大(Environment、Social、Governance)

⑤GDPから新国富指標へ

⑥大気の可視化(地球規模の大気の質をピンポイントで測る)

 

 

(3)聖書の視点

①被造世界の管理(創1章)

②被造世界のうめき(ロマ8:19~22)

 

 

5 .新天皇の即位

(1)憲法議論のない天皇の代替わりであった。

①象徴天皇性とは何か。

②国民主権や政教分離の原則との関係はどうか。

③各即位儀式を従来通りの方法で繰り返すことの正当性はどうか。

④大嘗祭を国費で行うことは許されるのか。

 

 

(2)雑感

①天皇家に対する親しみと、天皇制が必要かどうかは、無関係である。

*天皇制が政治利用される可能性は常に存在する。

②明治天皇、大正天皇、昭和天皇、平成の天皇

*作られたイメージと実像の間に乖離がある。

 

 

(3)天皇制は、クリスチャンにとって悩ましい問題である。

①クリスチャンは、この世の権威に従うように命じられている。

②しかし、この世の権威が神の権威に従わない場合は、どうしたらよいのか。

③天皇制が政治利用されないように監視する必要がある。

 

 

6 .ラグビー・ワールドカップ

(1)今年の流行語大賞「ONE TEAM」

①外国人選手が、チームの中核にいる。

②ワンチームの内容

*多国籍のメンバー

*個性を生かしたプレー

*パスをつなぐという利他的行為

*「ノーサイド」の精神

③現代企業が必要としている概念である。

④令和の天皇と皇后が、皇室外交の新しい形を作る可能性がある。

 

 

(2)教会は、究極的な「ONE TEAM」である。

①多様性と一致(1コリ12章)

②クリスチャン新聞(11/24)

*「九州宣教フォーラム2019」での竿代照夫氏の講演

*「教職・信徒の宣教協力」

*「プロ・アマ」意識の克服を

*役割の違いはあっても、上下関係はない。

 

 

7 .ローマ教皇来日

(1)ローマ教皇フランシスコは、政治的指導者たちに、危機意識を喚起させた。

①核廃絶

②「贅沢で便利な生活」から「控え目でつつましい生き方」への転換

③団結と協力の重要性

④日本の政治家たちの反応は、影が薄かった。

 

 

(2)プロテスタントのクリスチャンのとまどい

①人類が共通して抱える罪の問題への言及がなかった。

②キリストの福音の伝達がなかった。

③カトリック教会が抱える問題(セクハラ被害者10万人、処分者1万人)

④エキュメニカル運動への疑問

 

 

8 .AI 時代

(1)AI時代を生き抜くために何が必要か。

①「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(新井紀子著 東洋経済)2018/2/2

②「AIに負けない子どもを育てる」(新井紀子著 東洋経済)2019/9/6

③単純な日本語が理解できない小中学生が予想外に多い。

④OECD学力調査では日本は読解力で前回の8位から15位に。

⑤AIにできないスキルを身に付ける必要がある。

 

 

(2)「聖書研究から日本の霊的覚醒(目覚め)が」

①教会がカルト化していく危険性を阻止する。

 

 

9 .5G 時代

(1)5Gとは第5世代移動通信システムのことである。

①日本では2020年からサービス開始

②4G(第4世代移動通信システム)の100倍の「高速・大容量」

③断絶的技術革新ではなく、4Gの延長線上にある。

*IoTが飛躍的に広がる。

④米国と中国の覇権争いが激化している(一人勝ちの危険性)。

 

 

(2)技術そのものは善でも悪でもない。

①それをどう利用するかは、私たちの責任である。

②伝えるべき真理や本質は変わらない。

③デジタル技術+バイオ技術=世界支配(反キリスト登場のシナリオ)

 

 

10 .終末時代

(1)第10回再臨待望聖会

①10年前よりも状況は緊迫している。

 

 

(2)終末時代の兆候

①外からの迫害、内からの教理的逸脱

②今年は、NAR問題に関して苦慮した。

③来年は、ネット空間に日本語で読めるサイトを構築するつもりである。

 

 

Ⅱ.2019 年のクリスマス(マタ1 :18 ~25

1.18~19節

Mat 1:18 イエス・キリストの誕生は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人がまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身ごもっていることが分かった。

Mat 1:19 夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。

(1)ヨセフの生活の情景

①覇権国ローマの支配

②ガリラヤという辺境の地

③大工という慎ましい生活

④マリアとの婚約

*2人だけで時間を過ごしたことはない。

*親から、信仰深い、知的な乙女だと聞かされている。

 

 

(2)絶望的な知らせ

①婚約者の妊娠

②内面の葛藤

*申22:23~27に従って、マリアを法廷でさらし者にする。

*証人2人の前で離婚状を与え、内密に去らせる。

 

 

2.20~21節

Mat 1:20 彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。

Mat 1:21 マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」

(1)天使が、夢に現れた。

①マリアは、聖霊によって身ごもった。

②イエスとは、「主は救う」という意味である。

 

 

3.22~23節

Mat 1:22 このすべての出来事は、主が預言者を通して語られたことが成就するためであった。

Mat 1:23 「見よ、処女が身ごもっている。/そして男の子を産む。/その名はインマヌエルと呼ばれる。」/それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。

(1)イザ7:14の預言の成就

①その名はインマヌエルと呼ばれる。

②それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。

 

 

(2)イエスは「インマヌエル」という名で呼ばれたわけではない。

①その人格と生涯を通して、「神が私たちとともにおられる」ことを示した。

②旧約時代に神殿に宿ったシャカイナグローリーは、イエスの内に宿った。

 

 

4.24~25節

Mat 1:24 ヨセフは眠りから覚めると主の使いが命じたとおりにし、自分の妻を迎え入れたが、

Mat 1:25 子を産むまでは彼女を知ることはなかった。そして、その子の名をイエスとつけた。

(1)青年ヨセフは、ワンチームのために、ボールを次の世代にパスしたのである。

①2019年のクリスマスのキーワードは、「インマヌエル」である。

②私たちの使命は、次世代にボールをパスすることである。

 

 

まとめ

(1 )神は、私たちとともにおられる。

(2 )神は、私たちのことを見ておられる。

(3 )神は、「ワンチーム」のために私たちを用いてくださる。

(4 )神は、あらゆる問題よりも大きな方である。

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