私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.189 礼拝のときに降ってくる金粉をどう考えたらよいですか。
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え?なんのこと?? と編集Mは思いましたが、世界各地の教会で、こういった奇跡のような話が発信されているそうです。
超自然的な体験が本当に神からのものかどうか? しっかり吟味したいものです。
189 礼拝のときに降ってくる金粉をどう考えたらよいですか
Q:礼拝のときに天井から金粉が降って来る教会があるという話しを聞きました。今でも、このようなことが起こるのでしょうか。戸惑っていますので、助言をお願いします。
A:金粉が降って来たという情報は、世界各地から発信されています。私自身は、歯に金を被せてもらったという証言を直接聞いたことがあります。従って、このような現象は、実際に起こっていると考えられます。その原因について、3つの可能性が考えられます。
1番目に、このような現象は神の御業である。
聖書に照らして吟味してみると、この可能性は極めて低いと思います。降って来た金粉が本物の金であるという証明が一度もなされていないからです。実際に分析してみると、セロファンやプラスチック製の素材だという結果が出ています。基本的な疑問は、もしこれが神の栄光の現われであるなら、なぜ神は本物ではなく、イミテーションを用いられるのかということです。このことは、神のご性質とは調和しません。
歯の詰め物に関しても、これまでのところすべて歯科医による治療であるという結論が出ています。もし神が介入されたとするなら、なぜ悪い歯を癒さないで、詰め物で済ませるのでしょうか。
2番目に、このような現象は悪魔の仕業である。
悪魔は、神の奇跡に似せた偽物を作ることができます。エジプトの魔術師たちは、モーセが行った奇跡と同じような現象を再現することができました。テサロニケ人への手紙第一2章9節は、こう警告しています。「不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、」。従って、力、しるし、不思議が伴っても、それらのものが偽りである可能性は大いにあるわけです。
3番目に、このような現象は人間の欺きである。
残念なことですが、教会のリーダーたちが意図的にこのような現象を仕組むことがあります。そのような人たちは、「目的が良ければ手段は正当化される」という信念を持っています。つまり、金粉を見たことによって、より神を身近に感じることができる人が出るなら、それは良いことだというのです。誰でも、神の栄光を見たいという願いを持っています。また、リーダーの言うことを信頼するのは、当然のことです。この2つが合体すると、人間の欺きに乗せられる会衆が誕生します。
以上の3つの可能性の中のどれが正しいかは、各人が、聖書を基に判断する必要があります。イエス・キリストを救い主と信じた人には、自然界そのもの、また日常経験する出来事のひとつひとつが、神の栄光の表れとなります。
参考になる聖句
「というのは、不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対して、神の怒りが天から啓示されているからです。それゆえ、神について知られることは、彼らに明らかです。それは神が明らかにされたのです。 神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです」(ロマ1:20)
超自然的な現象が神からのものであるかどうかは、聖書に照らして判断すべきです。
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