私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.182 復活の体とはどういうものですか。
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壁や扉をすり抜け、地上のように食物を摂る必要がなく、永遠に朽ちない・・・と、聞いただけでワクワクするような復活の体。あまりにも今のこの状態と違うので、信じられない? かもしれません。
でも、復活のイエス様に起こったことが、信じる者にも起こるというのはなんという希望でしょう。
182 復活の体とはどういうものですか。
Q:イエス・キリストは3日目に復活したと言われていますが、復活の体は本当にあるのですか。信じがたい気がします。復活の体とは、どういうものですか。
A:復活の体に関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、今私たちが持っている体は、地上で生きるのに適した体です。
地上の体は、アダムを経由して与えられたものです。すべての人は、アダムの子孫です。地上の体は、最初は死ぬことのない体として造られましたが、アダムの堕落によって、死ぬべき体になってしまいました。今私たちが持っている地上の体は、有限なもの、死ぬべきもの、朽ちていくものです。死の現実から免れる人は、ひとりもいません。
2番目に、復活の体は、天上で生きるのに適した体です。
地上の体と復活の体を対比した聖書箇所は、コリント人への手紙第一15章35節~54節です。その箇所でパウロは、今私たちが持っている体を「地上の体」「自然の命の体」と呼び、復活の体を「天上の体」「霊の体」と呼んでいます。「霊の体」と呼んではいますが、これは「霊だけでできた体」という意味ではなく、天上で生きるのに適した体という意味です。つまり、死ぬことのない体なのです。
復活の体の特徴は、イエス・キリストの復活の記録を読めば、ある程度分かります。
①イエスの復活の体は、弟子たちが触れることのできるものでしたが、同時に、壁や扉をすり抜けて移動できるものでした。つまり、地上の物理的制約に縛られていないということです。
②イエスの復活の体は、食物を摂取することのできるものでしたが、地上の体のように食物がなければ生存できないようなものではありませんでした。
③地上の体と復活の体には、連続性と断絶性があります。つまり、朽ちる体が朽ちない体に変化したという意味では断絶しているのですが、見かけが似ているという意味では連続性があります。
3番目に、復活の体を得る唯一の方法は、イエス・キリストを救い主と信じることです。
生まれたままの私たちは、最初のアダムにつながっています。私たちは、アダムにあって罪を犯し、死んでいくのです。イエス・キリストは、最後のアダムと呼ばれています。イエス・キリストを信じた人は、最初のアダムとの関係を断ち切り、最後のアダムにつながったのです。私たちは、最後のアダムであるイエス・キリストの内にあって、罪の赦しと永遠の命の約束を得ます。イエス・キリストを信じる人は、やがて復活の体(栄光の体)を得て、永遠に神とともに住まうようになります。
参考になる聖句
「わたしはあなたがたに神秘を告げます。わたしたちは皆、眠りにつくわけではありません。わたしたちは皆、今とは異なる状態に変えられます。最後のラッパが鳴るとともに、たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、死者は復活して朽ちない者とされ、わたしたちは変えられます 」(1コリ15:51~52)
復活の体は、朽ちることのない体です。
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