私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.91 救いの条件は、「福音の三要素」だけでしょうか。
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聖書入門.comでは、救いの条件はイエス・キリストの「十字架・埋葬・復活」の三要素ですよ、と繰り返しお伝えしてきました。今回は、キリストと一緒に十字架にかかった罪人が、イエスをメシアだと認めただけで救われた場面についてのご質問です。
つまり、この時点ではまだ埋葬も復活も起こっていないのに、この人は救われているじゃないか、というわけです。でも「三つある救いの条件のうち一つ信じればOK」みたいなことでは、なんだか救いそのものまで怪しくなってきませんか?
さてこれがどういうことなのか、さっそく解説を見てみましょう。
Q. 質問
Q:ルカ23:43には、イエス様と一緒に十字架にかかった罪人の一人がイエス様に、「あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます」と言われた内容が登場します。これは「救い」にはならないのでしょうか。福音の3要素に異を唱えるものではありませんが、個人的な意見では、救いの要素は「これしかない」(3要素だけ)と断言されることには疑問をもっております。
A. 回答
A:大変重要な質問です。いつものように3つのことを申し上げます。
1.聖書が教える救いの原則は、以下のようになっています。
(1)信仰の対象は神です。
(2)救いのベースは、キリストの十字架です。
(3)救いの方法は、信仰により、恵みによって、です。
(4)信仰の内容は、時代によって異なります。
2.ルカ23:43の罪人は、救われています。
(1)彼は、信仰により、恵みによって救われています。
(2)信仰の内容は、イエスが旧約聖書に預言されたメシアだと信じたことです。
(3)「福音の三要素」は、まだ彼には知らされていません。
3.「福音の三要素」は、教会時代の聖徒たちに適用されるものです(1コリ15:3~5)
(1)キリストは、私たちの罪のために死なれた。
(2)死んで墓に葬られた。
(3)三日目によみがえられた。
参考になる聖句
「私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、また、ケパに現れ、それから十二弟子に現れたことです」 (1コリ15:3~5)
救いの条件は、「福音の三要素」を信じることです。
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