私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.80 イエス・キリストは実在の人物ですか。
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編集Mが高校生の時、世界史の先生が「キリストは実在しなかったとも言われています」と授業で教えていて、とても悲しかったのを思い出しました。世界史の先生も『年代記』や『古代史』、『バビロニア・タルムード』まではチェックしていなかったのかも・・・。
それにしても、イエスを否定する立場のユダヤ教の経典が、イエスの実在性を示しているとは、なんとも皮肉なものですね。
Q. 質問
イエス・キリストは実在の人物ですか。何か証拠がありますか。
A. 回答
この質問をする人は、たいてい聖書を除外しています。しかし、新約聖書の記録はイエス・キリストの死後数十年以内に書かれたもので、歴史的資料としての価値を持っています。
聖書以外の資料を3つ上げてみましょう。
1.紀元1世紀のローマ人の歴史家タキツス
(1)『年代記』は、信頼性の高い歴史書として評価されています。
(2)「テベリオの治世、ポンテオ・ピラトによって苦しめられたクリスタス」と書いて います。「クリスタス」とは、ラテン語で「キリスト」を指します。
2.紀元1世紀のユダヤ人の歴史家ヨセフス
(1)『古代史』の書者として有名です。
(2)ヤコブに言及して、「キリストと呼ばれたイエスの兄弟」と書いています。
3.バビロニア・タルムード
(1)ユダヤ教の教典です。
(2)「イエスは過越の祭りの時に十字架にかけられた」と書かれています。
(3)「魔術を行い、ユダヤ人たちを背教へと導いた罪のゆえあった」と書かれています。
イエスの歴史性については、圧倒的な証拠があります。
参考になる聖句
「初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、じっと見、また手でさわったもの、すなわち、いのちのことばについて、──このいのちが現れ、私たちはそれを見たので、そのあかしをし、あなたがたにこの永遠のいのちを伝えます。すなわち、御父とともにあって、私たちに現された永遠のいのちです。──」(1ヨハ1:1~2)
イエスの歴史性を証明する最強の資料は、新約聖書です。
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