私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.74 アブラハムの子孫は、今どうしているのですか。
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なぜこのような疑問が湧いたのか、わかる人にはわかるというコアな質問ですね・・・。聖書にはアブラハムの子孫からイエス・キリストが生まれたと書いてあり、かつ新約聖書ではアブラハムと同じ信仰を持つ人こそアブラハムの子孫なのです、とも書いてあります。質問者様が「じゃあ結局アブラハムの子孫って誰?」と混乱されたのもうなずけます。
ちなみに今回のご質問は10歳の女の子からいただきました。さっそく解説を見てみましょう!
Q. 質問
私は10歳の女の子です。アブラハムの子孫は今どうしているのですか。
アブラハムの子孫がイエス様なら、イエス様は結婚していなかったし、子どもがいないから、 子孫はなくなったのですか。
お母さんは、それが私たちだよ、といいます。 でもなにかちがうというか、それは信じられないようにも感じます。
私がアブラハムの子孫なんですか。
A. 回答
「アブラハムの子孫」という言葉について、いつものように3つ申し上げます。
1.アブラハムの子孫は、今も生きています。
(1)ユダヤ人たちは、アブラハムの子孫です。
(2)アラブ人たちも、アブラハムの子孫です。
(3)アブラハムと血のつながりがある人を「アブラハムの子孫」と言います。
2.ユダヤ人たちは、アブラハム、イサク、ヤコブの子孫です。
(1)アブラハムの子孫だというだけでは、ユダヤ人とは呼べません。
(2)アブラハム、イサク、ヤコブと血のつながりのある人がユダヤ人です。
(3)イエスは、アブラハムの子孫であり、ユダヤ人です。
(4)イエスに子どもがいなくても、アブラハムの子孫が絶えることはありません。
3.アブラハムと同じ信仰を持つ人を、「アブラハムの子孫」という場合もあります。
(1)信仰と恵みによって救われた人のことです。
(2)この人たちは、肉体的にアブラハムの子孫になったわけではありません。
(3)同じ原理で救われたということです。
私たち異邦人は、肉体的に「アブラハムの子孫」になることはないですが、 霊的には、アブラハムの子孫にならう者となれます。
参考になる聖句
「アブラハムは神を信じ、それが彼の義とみなされました。それと同じことです。ですから、信仰による人々こそアブラハムの子孫だと知りなさい」(ガラ3:6~7)
アブラハムの子孫とは、ユダヤ人とアラブ人です。
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