Q.24 神が愛なら、どうしてこの世は苦しみ、悲しみで満ちているのですか?

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難しくてとても3分で答えられそうにない質問ですが、この動画では、そんな難題も3つのポイントに整理して考えてみます。それにしても、もし神様が愛ではなかったら・・・?

Q.24 神が愛なら、どうしてこの世は苦しみ、悲しみで満ちているのですか?

 

Q. 質問

ニュースなどを見ていると、悲しい事件があったり、さまざまな争いが止むことなく続いたりしています。私自身も、悲しみや苦しみにさいなまれることがあります。神が愛ならば、どうしてこの世では、こんなにも苦しみや悲しみが絶えないのでしょうか。

 

A. 回答

この質問は、「神が愛なら、どうして悪が存在するのか」という質問に置き換えてもいいですね。とても重要な問いかけだと思います。と同時に、これは、100パーセント回答できる人がいない質問ですね。

 

しかし、聖書には「考えるためのヒント」がいくつか記されていますから、それを3つ挙げて、ご一緒にこの難しい問題に取り組んでみたいと思います。

 

1番目に、神は人間に「自由意志」を与えたというところを押さえてください。

自由意志がなければ、人間はロボットになります。私たち人間には、「神に従う自由」も、「反抗する自由」も与えられています。

 

2番目に、「人間はその自由を行使して神に反抗した」というところを押さえてください。つまり、「人間は自由を悪用した」ということですね。

アダムは最初に造られた人ですが、彼は人類の代表として神と契約を結び、行動しています。不幸なことに、彼は罪を犯しました(神に反抗しました)が、人類の代表として行動しているので、その影響がアダムの子孫である私たちにも及びました。だからと言って、アダムを責めることはできません。なぜなら、私たち自身もまた、アダムのように行動していたはずだからです。

 

神が愛ならどうして、と私たちは言いますが、客観的に考えれば、人間の側に問題があるのです。それが聖書の教えです。

 

3番目に、これは大変重要なポイントですが、「しかし、神はそのような人類を見捨てていない」ということです。

神は依然として、私たちの上に目を注ぎ、私たちを救おうとしておられます。ですから、逆の質問をしてみるとよいのです。「もし神が愛でないとしたら、どうしてこの世に、こんなに喜びや感動的なことがたくさんあるのか」。

 

確かに、人生には悲しみや苦しみがあります。しかし、それと同時に、嬉しいこと、生きていて良かったと思えることが、この世には溢れています。

 

そして神は、苦しみと悲しみへの最終的な回答を用意されました。それが、イエス・キリストの「十字架」です。イエスは十字架の上で、神に反抗し滅びるしかない私たちの罪の咎を、全部引き受けてくださいます。それが「十字架の愛」です。

 

確実に言えるのは、神は、苦しみや悲しみへの最終的な回答を持っておられる、ということです。あなたも、あなたを愛して止まない父なる神様のもとに、イエス・キリストを通して近づいてください。

 

参考になる聖句

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです」(ヨハネの手紙第一4:10)

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