私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.20 異端の見分け方を教えてください
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聖書やイエス・キリストの名前を出しているにも関わらず、怪しげな集会や、読めば読むほど混乱するような本もいろいろあるので、大丈夫かな?と不安になる事もありますよね。「異端」を辞書で調べてみたのですが「正統から外れている事」とありました。うーん、確かに、まずは何が本物かをしっかり押さえておけば、惑わされずにすみますね!
Q.20 異端の見分け方を教えてください
Q. 質問
先日、クリスチャンではない友人から、「家にキリストの教えを話す人たちが来たが、なにか変に感じた」と言われました。恐らく異端の教えだと思いますが、なにが変なのか上手に説明できませんでした。異端のわかりやすい見分け方を教えてください。
A. 回答
先ず言葉の理解について、確認しておきます。「異端」という言葉は、「正統」あるいは「正統派」というものが存在するので、出てくるのです。
今回の質問は、「異端の見分け方を教えてください」ということですが、より詳しく言うと、「キリスト教の異端の見分け方を教えてください」となります。つまり、キリスト教には「本物」があり、それから外れたものを「異端」と呼んでいるということです。
以上のことを前提に、いつものように3つ申し上げたいと思います。「異端」の教えの特徴は、以下の3つです。
1番目が、キリストに関する理解がずれていることです。
つまり、「キリスト論」が間違っているのです。「キリストは神であり、人である」ということが、正統的な理解です。そのいずれかを否定するのが、「異端」です。
ある人は、キリストが神であることを否定します。ある人は、キリストが人であることを否定します。そのいずれも、「異端」の教えです。神でなければ、救えません。人でなければ、死ねません。「イエス・キリストは、十字架上で死ぬことによって、信じる者を救われる」というのが正当的な教えですが、これは、キリストが神であり人であるということを認めて初めて成り立つ教えです。
2番目に、聖書に関する理解がずれていることです。
つまり、「聖書論」が間違っているのです。彼らは、聖書以外に、自分たちの「経典」を持っています。あるいは、聖書の本文を、自分たちに都合の良いように翻訳しています。
ですから、「私たちのグループは他の人の訳したものは読まないんだ。このグループが訳している正しい訳の聖書があるからね」などと言っている人がいたなら、注意しなければなりません。
3つ目に、救いに関する理解がずれていることです。
つまり、「救済論」が間違っているのです。正統的な教えは、「人は、信仰と恵みによって救われる」というものです。それに対して、「業による救い」、つまり、「こうしなければ救われない」というのが、異端の教えの特徴です。
異端の教えというものは、結局は、神の愛を否定するものです。私たちは、自分を救うために何もできません。だからこそ、神様が代わりにしてくださったのです。その神の愛に応答する、それが「正統的」な信仰です。
参考になる聖句
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです」(エペソ人への手紙2:8〜9)
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