私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.13 なぜ、聖書の言っていることが正しいと言えるの?
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このメッセージでは...
聖書に書かれている事って本当?と思ったら?
この動画では、イエス・キリストが実際に何を語り、何をされたか記録した「福音書」と言われる箇所を、歴史を知るという視点で読んでみるよう勧めています。
確かに、まずは読んでみないと何とも言えないですよね・・・。
ちなみに、編集部にあった聖書を測ってみたところ「福音書」の部分は、ぶ厚い聖書のうちの9分の1くらいでした!どうぞご安心を(?)
※蛇足ながら、測った聖書は、旧約と新約が1冊になっているものです
Q.13 なぜ、聖書の言っていることが正しいと言えるの?
Q. 質問
聖書は、創作された部分などがある、いわばファンタジー小説のようなものではないのですか。クリスチャンの方たちは、なぜ聖書の言っていることがなぜすべて正しいと言え、信仰できるのですか?
A. 回答
これは非常に挑戦的な質問ですね。さまざまな答え方があると思いますが、私なりの回答を提案したいと思います。3つ申し上げます。
1番目のステップは、聖書の中の新約聖書に「福音書」という本が4つありますから、その福音書を読んでください。
しかし、読む時に聖書だと意識して読む必要はありません。「歴史書」として読んでください。
まだクリスチャンでない方は、「これは聖書なのだから全部正しいんだ」と言われても戸惑うと思います。ですから、「福音書を歴史書として読む」ことを心がけてください。というのは、福音書というのは「目撃者情報」だからです。4つの福音書の中で最後に書かれたのは「ヨハネの福音書」ですが、学者たちは、「これは紀元85年〜95年ぐらいの間に完成した」というのです。ということは、4つの福音書は全て、イエス・キリストを拒否する人たちがまだ多く存在していた時代に書かれているのです。つまり、いい加減なことを書いたら必ず批判される中で、弟子たちは「目撃者情報」としてイエスの生涯について記録を残したのです。
以上のことをふまえて、福音書を歴史書として読む、というのが第一のステップです。
2番目のステップは、その「歴史書」の中に描かれているイエスという人物と対決する、あるいは、対峙するということです。
しっかりと、イエスという方と向き合ってください。そして、その方の「業」と「教え」について黙想してください。最後に、「あなたはイエスを誰だと言うか」という質問に答えてください。
「そこまで突き詰めて、イエスと対決することなんか自分にはできない」とおっしゃるなら、私は少しがっかりします。その理由は、「聖書の言っていることが正しいとなぜ言えるか」というような究極的な質問をする方なら、徹底的にイエスと対決する力があると思うからです。ですから、徹底的にイエスと対決してください。
弟子たちは、イエスと対峙して、「この方こそキリスト(救い主、メシア)である」と信じたのです。
願わくは、皆さんも歴史書としての福音書を読み、そこに描かれているイエスと出会って、「この方が神の子ではないのならば、いったい何を信じればいいのか」というような、信仰に導かれますように。
3番目のステップは、メシア(キリスト)であるイエスが、聖書をどう見ておられたか、ということを学んでください。
イエスは、「聖書に誤りはない」と言われたのです。「旧約聖書」に関しては、「一点一画に至るまで滅びることはない」と言われました。当時、「新約聖書」はまだ書かれていませんでした。これから書かれる新約聖書に関しては、「聖霊」という方が来て、「弟子たちを真理に導く」と約束してくださったのです。
このように、イエス・キリストを基点に考えると、「旧約聖書」も「新約聖書」も共に誤りのない書であるということが、確立されます。
イエスは、「聖書の真実性」を保証されました。ですから、聖書は信頼できるのです。これが聖書の信頼性を説明する一つの方法です。
参考になる聖句
「わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます」(マタイの福音書5:17〜18)
「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです」(ヨハネの福音書16:13)
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