私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.1 聖書とはどういう本ですか?
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聖書は40人の著者による、66巻の本の集合体です。はじめの書「創世記」から、最後の書「ヨハネの黙示録」が書かれるまで、いったいどれくらいの時間が経過したでしょう?さらに、こんなにいろいろな時代の、複数の著者によって書かれた書物に、不思議と一貫性があるのはナゼ?
Q.1 聖書とはどういう本ですか?
Q. 質問
聖書に興味があります。読み始める前に聖書とはどういう本なのか知りたいです。よろしくお願いします。
A. 回答
聖書に関心を示してくださり、ありがとうございます。大変うれしいです。
聖書について、3つ言います。
1番目に、「聖書という名称について」です。
英語では「the Bible」と言いますね。「Bible」というのは、本来は「本」という意味です。つまり、「Book」ということです。「the Bible」という言葉は、最初の「B」が大文字で始まっています。そうなっているのは、これが「本の中の本だ」ということを意味しているからです。聖書はまさに、「世界のベストセラー」と呼ばれるにふさわしい書物です。
これは私自身の個人的見解なのかもしれませんが、私は、ある程度の聖書知識を持っていることが、これからの時代の国際人の条件だと思います。世界の舞台に出て、他国の方々と会話をする。それがビジネスであれ、個人的な交流であれ、聖書知識があるかどうかによって、会話の豊かさが変わってくると思います。判断力が、変わってくると思います。
聖書という本は、「本の中の本である」ということを覚えてください。
2番目に、「では、聖書は誰が書いたのか」という点に注目しましょう。
実は聖書というのは、…私、今聖書を持っていますが、…これ、カバーをしてありますが、分厚いですね。これ、1冊の本じゃなくて、66冊、66巻をまとめて綴じてあるわけです。これを聖書というのです。聖書というものは、いわば図書館のようなものです。聖書を持って歩いていると、その人は図書館を持って歩いている、ということになります。
さて、この66巻が入った聖書ですが、一人の人が書いたものではないのです。約1500年にわたって、書き継がれました。書いた人の数は、約40人です。さらに、その著者たちの背景や職業は、実にさまざまです。例えば、王様がいました。政府の高官がいました。祭司、漁師、農夫、羊飼いもいました。そして、医者もいました。というわけで、ありとあらゆる背景と職業を持った人たちが、聖書を書きました。
3番目に強調したいのは、「統一性」です。
聖書には不思議な調和と統一性があります。なぜかというと、実はこの約40人の著者の背後に本物の著者がいるからです。それは「神」という方です。
聖書が書かれた経緯というのは、神が約40人の著者を導き、彼らの特徴を生かしながら、各書を執筆させたということです。そのために、聖書には調和と一貫性があるのです。このような神の導きを、専門的には「啓示」と言います。
最後に、一つだけ聖句をご紹介して、終わりたいと思います。
「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損したら、何の得がありましょう」(マルコの福音書8:36)
これは、私が大学時代に、初めて真剣に聖書を読み始めて、最初に感動した聖句です。聖書の中には、素晴らしい宝が隠されています。ぜひ、聖書を開いて読んでください。
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