イスラエルの歴史から学ぶ

  • 2008.03.11
  • マタイ21章:28〜22章:14
  • スピーカー 中川健一
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ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを学ぶ。

イスラエルの歴史から学ぶ

マタイ21:28~22:14

イントロ:

1.第43回聖地旅行から帰ってきた。3月7日(金)

(1)48人の平均年齢が62歳と高い。

(2)ヨッシーさんが、参加できなかった。

(3)3月3日(月)にオリーブ山で騒動があり、そこに行けなかった。

①イスラエル軍のガザ地区攻撃に対するパレスチナ人の報復。

②聖書時代の状況が、今に影響を与えている。

③世俗的なイスラエル人は、霊的な葛藤を覚えて神を求め始めている。

④日本にも、キリストの季節が来るだろう。

 2.きょうの聖書箇所は、マタイ21章から22章にかけて。

(1)ハーベストフォーラム東京での内容をより詳細に。

(2)イエスの公生涯で4回の過越の祭りが巡ってくるが、その最後の過越の祭り。

(3)エルサレムに入城したイエスは、神の小羊として吟味される。

(4)祭司長と民の長老たちが、イエスの権威を問う。

(5)イエスは、間接的に3つのたとえ話によって答えている。

3.きょうの箇所は、私たちにとってどういう意味があるのか。

(1)きょうの箇所に書かれたことは、そのまま現代のイスラエルと関係がある。

(2)イエスの預言の通りにユダヤ人の歴史は展開してきた。

(3)これからも、イエスの預言どおりにユダヤ人の歴史は動いていく。

(4)きょうのゴールは、ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを考えること。

ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを学ぶ。

Ⅰ.ふたりの息子のたとえ

1.兄はぶどう園に行くと言い、弟は行かないと言う。

2.しかし、兄は行かないで、弟が行くようになる。

3.「どちらが父の願ったとおりにしたのか」

4.「あとの者です」

5.教訓

(1)兄とは、祭司長や民の長老たちのこと。

①彼らは、神が遣わす預言者を信じると告白していた。

②しかし、バプテスマのヨハネも、イエスも信じなかった。

(2)弟とは、取税人や遊女たちのこと。

①彼らは信仰告白をしていなかった。

②しかし、バプテスマのヨハネが説く「義の道」を受け入れた。

③彼らこそ、信仰によって神の国に入った人々である。

(3)真の親子関係は、言葉ではなく、行為によって証明される。

Ⅱ.悪い農夫のたとえ

  1.ぶどう園をイスラエルの民にたとえるのは、旧約聖書の伝統。

(1)イザヤ5:1~7

(2)詩篇80:6~16

 2.家の主人とは、父なる神のこと。

(1)主人は、手をかけたぶどう園を農夫たちに貸す。

(2)それから、旅に出る。

(3)主人は、多くの収穫を期待している。

(4)父なる神も、イスラエルの民から霊的な収穫を期待している。

3.農夫たちとは、民の指導者たちのこと。

(1)彼らは、主人が遣わしたしもべたちを苦しめ、殺す。

(2)神は、3度にわたってしもべたちを遣わされた。

捕囚期前、捕囚期後、バプテスマのヨハネ 

(3)主人は、最後に自分の息子を遣わすが、農夫たちはその息子を殺す。

息子とは、イエスのこと。

(4)「ぶどう園の主人が帰ってきたら、その農夫たちをどうするでしょうか」

(5)「…情け容赦なく殺して、…別の農夫たちに貸すに違いありません」

(6)イエスの預言

①詩篇118:22の預言の成就(指導者が見捨てが石が礎の石となる)

②神の国は、その時代のユダヤ人たちから取り去られる。

③神の国の実を結ぶ国民に与えられる。

*これは、教会のことではない(置換神学の立場を否定)

*患難時代を生き延びるユダヤ人のこと。

*イエスに敵対する者は滅びる。紀元70年に成就した。

*今もイスラエルは、その影響を受けている。

④ユダヤ人も異邦人も、イエスを信じないなら同じ運命が待っている。

Ⅲ.結婚の披露宴のたとえ

1.結婚の披露宴とは、イエスがもたらしたメシヤ的王国。

2.王とは、父なる神。

3.遣わされた「しもべたち」とはバプテスマのヨハネとその弟子たち。

4.次に遣わされた「別のしもべたち」とは12弟子のこと。

5.彼らは、宴会の準備がすべて整ったからお出かけくださいと誘う。

6.招かれた者たち

(1)自分のことで頭がいっぱいで、招きを無視する。

(2)そればかりか、王のしもべたちに恥をかかせ殺してしまう。

(3)これは、バプテスマのヨハネやイエスの殺害を意味している。

7.怒った王は、兵隊を出して彼らを滅ぼし、その町を焼き払う。

   (1)これは、紀元70年に起きたエルサレムの崩壊の預言。

 8.第3のたとえの結末

   (1)王はしもべたちに命じて、通りで出会った者をみな集める。

(2)第一義的には、患難時代のユダヤ人たち。

(3)神の国に招かれる資格のない者。私たち異邦人と考えてもよい。

(4)婚礼の礼服を着ていない者がひとりいた。

(5)王は怒って、その者を「外の暗やみ」(地獄のこと)に放り出せと命じる。

①当時は、主人が礼服を入り口に用意した。

②招待客はそれを着るだけでよかった。

③この衣は、義の衣を象徴している。

  (例話)山内兄の洗礼決心

①ユダの荒野で

②福音の内容:3つの要素を信じるだけで救われる。

結論 ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを学ぶ。

1.ユダヤ人の歴史

(1)イエスを拒否した結果、神の国は取り去られた。

(2)紀元70年にエルサレムが滅びた。

(3)やがて彼らは患難時代を通過することになるが、最後にイエスを受け入れる。

(4)その時、イエスの地上再臨が実現し、メシア的王国が地上に成就する。

2.いかに生きるべきか。

(1)ユダヤ人に起こったことは、私たちに上にも起こる。

(2)イエスこそ、ユダヤ人を2分し、全人類を2分する分水嶺である。

(3)それゆえ、聞く耳のある者よ、今こそイエスに信頼して生きよ。

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