私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
イスラエルの歴史から学ぶ
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ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを学ぶ。
イスラエルの歴史から学ぶ
マタイ21:28~22:14
イントロ:
1.第43回聖地旅行から帰ってきた。3月7日(金)
(1)48人の平均年齢が62歳と高い。
(2)ヨッシーさんが、参加できなかった。
(3)3月3日(月)にオリーブ山で騒動があり、そこに行けなかった。
①イスラエル軍のガザ地区攻撃に対するパレスチナ人の報復。
②聖書時代の状況が、今に影響を与えている。
③世俗的なイスラエル人は、霊的な葛藤を覚えて神を求め始めている。
④日本にも、キリストの季節が来るだろう。
2.きょうの聖書箇所は、マタイ21章から22章にかけて。
(1)ハーベストフォーラム東京での内容をより詳細に。
(2)イエスの公生涯で4回の過越の祭りが巡ってくるが、その最後の過越の祭り。
(3)エルサレムに入城したイエスは、神の小羊として吟味される。
(4)祭司長と民の長老たちが、イエスの権威を問う。
(5)イエスは、間接的に3つのたとえ話によって答えている。
3.きょうの箇所は、私たちにとってどういう意味があるのか。
(1)きょうの箇所に書かれたことは、そのまま現代のイスラエルと関係がある。
(2)イエスの預言の通りにユダヤ人の歴史は展開してきた。
(3)これからも、イエスの預言どおりにユダヤ人の歴史は動いていく。
(4)きょうのゴールは、ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを考えること。
ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを学ぶ。
Ⅰ.ふたりの息子のたとえ
1.兄はぶどう園に行くと言い、弟は行かないと言う。
2.しかし、兄は行かないで、弟が行くようになる。
3.「どちらが父の願ったとおりにしたのか」
4.「あとの者です」
5.教訓
(1)兄とは、祭司長や民の長老たちのこと。
①彼らは、神が遣わす預言者を信じると告白していた。
②しかし、バプテスマのヨハネも、イエスも信じなかった。
(2)弟とは、取税人や遊女たちのこと。
①彼らは信仰告白をしていなかった。
②しかし、バプテスマのヨハネが説く「義の道」を受け入れた。
③彼らこそ、信仰によって神の国に入った人々である。
(3)真の親子関係は、言葉ではなく、行為によって証明される。
Ⅱ.悪い農夫のたとえ
1.ぶどう園をイスラエルの民にたとえるのは、旧約聖書の伝統。
(1)イザヤ5:1~7
(2)詩篇80:6~16
2.家の主人とは、父なる神のこと。
(1)主人は、手をかけたぶどう園を農夫たちに貸す。
(2)それから、旅に出る。
(3)主人は、多くの収穫を期待している。
(4)父なる神も、イスラエルの民から霊的な収穫を期待している。
3.農夫たちとは、民の指導者たちのこと。
(1)彼らは、主人が遣わしたしもべたちを苦しめ、殺す。
(2)神は、3度にわたってしもべたちを遣わされた。
捕囚期前、捕囚期後、バプテスマのヨハネ
(3)主人は、最後に自分の息子を遣わすが、農夫たちはその息子を殺す。
息子とは、イエスのこと。
(4)「ぶどう園の主人が帰ってきたら、その農夫たちをどうするでしょうか」
(5)「…情け容赦なく殺して、…別の農夫たちに貸すに違いありません」
(6)イエスの預言
①詩篇118:22の預言の成就(指導者が見捨てが石が礎の石となる)
②神の国は、その時代のユダヤ人たちから取り去られる。
③神の国の実を結ぶ国民に与えられる。
*これは、教会のことではない(置換神学の立場を否定)
*患難時代を生き延びるユダヤ人のこと。
*イエスに敵対する者は滅びる。紀元70年に成就した。
*今もイスラエルは、その影響を受けている。
④ユダヤ人も異邦人も、イエスを信じないなら同じ運命が待っている。
Ⅲ.結婚の披露宴のたとえ
1.結婚の披露宴とは、イエスがもたらしたメシヤ的王国。
2.王とは、父なる神。
3.遣わされた「しもべたち」とはバプテスマのヨハネとその弟子たち。
4.次に遣わされた「別のしもべたち」とは12弟子のこと。
5.彼らは、宴会の準備がすべて整ったからお出かけくださいと誘う。
6.招かれた者たち
(1)自分のことで頭がいっぱいで、招きを無視する。
(2)そればかりか、王のしもべたちに恥をかかせ殺してしまう。
(3)これは、バプテスマのヨハネやイエスの殺害を意味している。
7.怒った王は、兵隊を出して彼らを滅ぼし、その町を焼き払う。
(1)これは、紀元70年に起きたエルサレムの崩壊の預言。
8.第3のたとえの結末
(1)王はしもべたちに命じて、通りで出会った者をみな集める。
(2)第一義的には、患難時代のユダヤ人たち。
(3)神の国に招かれる資格のない者。私たち異邦人と考えてもよい。
(4)婚礼の礼服を着ていない者がひとりいた。
(5)王は怒って、その者を「外の暗やみ」(地獄のこと)に放り出せと命じる。
①当時は、主人が礼服を入り口に用意した。
②招待客はそれを着るだけでよかった。
③この衣は、義の衣を象徴している。
(例話)山内兄の洗礼決心
①ユダの荒野で
②福音の内容:3つの要素を信じるだけで救われる。
結論 ユダヤ人の歴史を学び、いかに生きるべきかを学ぶ。
1.ユダヤ人の歴史
(1)イエスを拒否した結果、神の国は取り去られた。
(2)紀元70年にエルサレムが滅びた。
(3)やがて彼らは患難時代を通過することになるが、最後にイエスを受け入れる。
(4)その時、イエスの地上再臨が実現し、メシア的王国が地上に成就する。
2.いかに生きるべきか。
(1)ユダヤ人に起こったことは、私たちに上にも起こる。
(2)イエスこそ、ユダヤ人を2分し、全人類を2分する分水嶺である。
(3)それゆえ、聞く耳のある者よ、今こそイエスに信頼して生きよ。
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