人生の謎を解く(1)—人はどこから来たのか—

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このメッセージでは...

人類の始まりについて、聖書が何を教えているかを学ぶ。

人生の謎を解く(1)

イントロダクション

はじめに

(1)人はどこから来て、どこに行こうとしているのか。

(2)歴史から学ばないなら、未来を切り開くことはできない。

①過去から教訓を学ばない社会は、「記憶喪失症」になっている。

    ②過去を覚えていない人もまた、「記憶喪失症」になっている。

(3)激動期に入った今、世界史の再検討が始まっている。

(4)個人的な証し

  ①病弱の母がいつ死ぬのかと恐れた少年時代。

  ②死について真剣に考えた学生時代。

  ③クリスチャンになってからは、死への恐怖がなくなった。

(5)人類に始まりについて、聖書が何を教えているかを学ぶ。

1.一般的説明(進化論)

  (1)神の存在を考慮せずに、世界の起源について説明しようとするのが進化論である。

    ①日本で受けた教育の中で、進化論以外の説明を聞いたことがなかった。

    ②当然、進化論は真理だと思い込んでいた。

    ③進化論は、私の知性だけでなく、感情面でも大きな影響を与えていた。

  (2)進化論にはいくつかの致命的問題がある。

    ①進化論はあくまでも仮説であって、証明された真理ではない。

      *進化論は、進化しつつある。

    ②小進化は可能であっても、大進化は不可能である。

      *小進化とは、環境に適用した結果起こる小さな変化である。

      *大進化とは、「種」の壁を超えるほどの大きな変化である。

    ③進化論ではすべてが偶然である。

*そのため、人生に意味を求めること自体が無意味となる。

  (3)科学と聖書とは矛盾しない。

    ①矛盾しているように見えるのは、科学的説明と聖書解釈の間の矛盾である。

    ②聖書は、非科学的な書ではなく、超科学的な書である。

2 .聖書とは

  (1)聖書とは、啓示の書である。

①神は、人類に対してご自身を啓示された。

②神は、人類に対して救いの方法を啓示された。

③旧約聖書は39巻、新約聖書は27巻からなっている。

④旧約聖書、新約聖書の「約」は、契約を表している。

⑤神は、人類と契約を結ばれた。

  (2)基本的には以下の2点について教えている。

    ①神とはどういうお方か。

    ②人は、どうすれば神に近づくことができるか。

3.創世記1、2章の説明

  (1)創世記1、2章には、世界の始まりについての記述がある。

    ①進化論とは対立する創造論の説明がある。

  (2)神についての啓示

    ①聖書の神は、創造主である。

    ②聖書の神は、絶対者である。

    ③聖書の神は、唯一(三位一体)である。

      *創1:26にある「われわれ」という主語が、三位一体を暗示している。

      「神は仰せられた。『さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せ

て。彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのもの

を支配するように』」

  (3)人についての啓示

    ①人は、創造の冠である。

    ②人は、「神のかたち」に創造されている。

      *精神的活動

      *良心

      *永遠(神)を思う心

  (4)創造の目的についての啓示

    ①人が全地に増え広がり、被造の世界を支配するように。

    ②人が神との交わりを通し、神を喜ぶように。

    ③人が神の栄光を表すように。

4.神を体験する(詩139篇)

   (1)この詩篇の作者は、ダビデである。

    ①作者は、神との親密な関係を保持していた。

    ②私たちも、この詩篇を通して神を体験することができる。

  

  (2)内容の解説

①すべてを知っておられる神との出会い(1~6節)

      *神は全知全能である。

      *日本的「分業の神」とは、根本的に違う。

    ②ともにおられる神との出会い(7~12節)

      *神は遍在しておられるお方である。

      *その神から逃れようとしても、それは不可能である。

    ③創造主なる神との出会い(13~16節)

      *私たちは両親から誕生した。

      *しかし、究極的な創造主がおられる。

      *自分が神の作品であることを知るのは、喜びにつながる。

    ④信頼すべき神との出会い(17~24節)

      *人生には2つの道しかない。

      *神に背を向けるか、神とともに歩むか。

      *人は、信仰によって救われる。

まとめ

以下の質問に答えましょう。

  (1)科学と聖書は矛盾するという意見に対して、どのように答えたらよいでしょうか。

(2)人は、「神のかたち」に造られたとありますが、人と動物の違いはなんでしょうか。

  (3)進化論の立場に立つのと、創造論の立場に立つのとでは、「人生の意味」についてど

のように考え方が変わると思いますか。

(4)詩139篇を何度も読み、次の質問に答えてください。

  ①神があなたのすべてをご存じだとすると、それは、あなたにとって喜ばしいことで

しょうか。あるいは、恐ろしいことでしょうか。

②23、24節を自分の祈りとして、声に出して読んでみましょう。どのように感じまし

たか。

*次回は、神に創造された人類が、どうして苦難に会うようになったのか学んでみましょう。

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