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60分でわかる旧約聖書(10)「サムエル記第二」

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サムエル記第二を通して、ダビデの生涯の意味について考える。

60 分でわかる旧約聖書( 10 )「サムエル記第二」

1.はじめに

(1)書名

①本来は「サムエル記」という一書である。

②七十人訳が便宜的に第一と第二に分けた。

③それ以降、その習慣が定着した(ヘブル語聖書も同様)。

④サムエルが最初に登場し、中心人物として活躍するので、この名が付いた。

 

(2)内容

①サムエル記全体は、前1120年頃から約150年間の出来事を記している。

②サムエル記から列王記までの歴史書の流れ

*単独の王国(ユダ族のみ)

*統一王国(12部族すべて)

*統一王国(ソロモンが継承)

*単独の王国(ユダ族とベニヤミン族)

 

2.アウトライン

Ⅰ.権威ある座に上るダビデ( 1 10 章)

1.サウルとヨナタンの死(1:1~27)

2.ヘブロンでの即位(2:1~4:12)

3.統一王国の王として統治(5:1~10:19)

(1)エルサレム遷都(5:1~25)

(2)神の箱の移動(6:1~23)

(3)ダビデ契約の締結(7:1~29)

(4)外敵に対する勝利(8:1~18)

 

Ⅱ.権威ある座から転落するダビデ( 11 20 章)

1.バテ・シェバとウリヤに対する罪(11:1~12:31)

2.家族問題(13:1~14:33)

3.アブシャロムの謀反(15:1~20:26)

 

Ⅲ.補足説明( 21 24 章)

3.結論(物語の背後に神学的意味がある)

(1)ダビデ契約(7:1~29)

(2)ダビデの最後の言葉(23:1~7)

 

サムエル記第二を通して、ダビデの生涯の意味について考える。

Ⅰ.権威ある座に上るダビデ( 1 10 章)

1.サウルとヨナタンの死(1:1~27)

(1)主によって開かれた扉

①試練の中にありながら、ダビデはすべての状況を主に委ねていた。

②彼はサウルの死を望んではいなかった。

③そのダビデのために、突如扉が開かれた。

④時が良くても悪くても、主に信頼することを学ぼうではないか。

 

(2)ダビデの悲しみ

①アマレク人の若者が、褒賞目当てに、サウルとヨナタンの訃報をもたらした。

②ダビデは、深い悲しみと哀悼の意を表わした。演技ではない。

③アマレク人の若者は、処刑された。

 

(3)弓の歌

①ダビデは、サウルとヨナタンのために哀歌を作った。

②これをユダの子らに教えるように命じた。

③3連から成る哀歌で、各連の始まりが「ああ、勇士たちは倒れた」である。

 

2.ヘブロンでの即位(2:1~4:12)

(1)主の指示を仰ぐ

①次の行動に移るために、主にお伺いを立てる。

②主はダビデに、ヘブロンを示された。

*ユダ部族の中心の町、父祖アブラハムの墓のある町

 

(2)油注ぎ

①ヘブロンの長老たちは、ダビデに油を注ぎ、王とした。

②預言者サムエルによる油注ぎに続く第2の油注ぎであった。

③ダビデは「ユダの家」だけのための王となった。

④この時からヘブロンがダビデ王国の首都となった。

⑤サムエルによって油注がれ、主の霊の注ぎを受けたのは、十数年も前のこと。

⑥ヘブロンで油注ぎを受けた時、ダビデは30歳になっていた。

⑦主の器は、一朝一夕で完成するものではない。

 

(3)ダビデの忍耐

①彼が統一王国の王になるのに、さらに7年半かかった。

②ダビデを有能な王、またより成長した主の器に育てるための神の計画。

③ダビデは、メシアであるイエスの型である。

④イエスはメシアとしての油注ぎを受けていたが、民は信じなかった。

⑤ダビデは統一王国の王としての油注ぎを受けていたが、民は認めなかった。

 

3.統一王国の王として統治(5:1~10:19)

(1)エルサレム遷都(5:1~25)

①サウルの息子イシュ・ボシェテの死

②イスラエルの10部族の長老たちがダビデに油を注ぎ、王として迎えた。

③ダビデが油注ぎを受けるのは、これが3度目。

④ダビデの在位期間は40年(ヘブロンで7年6ヶ月、エルサレムで33年)。

⑤30歳で王となり、70歳まで王として統治した。

⑥エルサレム遷都の理由

*中間の町

*防衛上の理由

*ギホンの泉

⑦神ご自身がエルサレムを神の都として選ばれた。

 

(2)神の箱の移動(6:1~23)

①神の箱はキルヤテ・エアリムのアビナダブの家に安置されたままであった。

②神の箱をエルサレムに運び上ることは、国家的な事業であった。

③ダビデはイスラエルの精鋭3万人集め、この事業に当たろうとした。

④前王のサウルは、神の命令と神の箱を顧みようとしなかった。

⑤ダビデは、神の命令と神の箱に対する敬意を表明した。

⑥ダビデは、神の箱を新しい車に載せて運んだが、これが問題であった。

⑦ウザは、神の箱に手を伸ばしたため、その場で即死した。

⑧2度目は、モーセの律法が命じるとおりにレビ人たちが主の箱を担いだ。

⑨このときダビデは、主の前で力の限り踊った。

⑩さげすんだ妻のミカルは、生涯子を産むことがなかった。

⑪神の箱は、所定の天幕の真中に安置された。

 

(3)ダビデ契約の締結(7:1~29)

①ダビデは、神の箱のために神殿を建てたいと願う。

②預言者ナタンを通して主のことばが届けられる。

③戦士ダビデではなく、ダビデから出る世継ぎの子が神殿を建設する。

④それに続いて、ダビデ契約が締結される。

*無条件契約、永遠の契約である。

*アブラハム契約やシナイ契約に匹敵するほど重要な契約である。

 

(4)外敵に対する勝利(8:1~10:19)

①ペリシテ

②モアブ

③北方の小国ツォバ

④ダマスコのアラム

 

Ⅱ.権威ある座から転落するダビデ( 11 20 章)

1.バテ・シェバとウリヤに対する罪(11:1~12:31)

(1)誘惑の舞台設定

①「年が改まり」。雨季から乾季に入ると、戦争ができる状態になる。

②アモン人との戦いが再開された(10:14で一時中断していた戦い)。

③ダビデは、将軍ヨアブを指揮官とし、自分はエルサレムの王宮に留まった。

④それが、ダビデが誘惑に会うための舞台を用意した。

 

(2)罪の内容

①バテ・シェバと姦淫の罪を犯した。

②ウリヤを殺害した。

 

(3)罪の結果

①側近の信頼を失った。

*将軍ヨアブの暴走が始まった。

②民の信頼を失った。

③国家でも個人でも、正義を行えば祝され、それに反すれば呪われる。

 

(4)預言者ナタンの糾弾と詩51篇

①自分が犯した罪は、何よりも主に対するものであった。

②自分には、弁解の余地がない。

③罪の結果、聖霊が取り去られ、自分は神の臨在から切り離された。

④しかし、神の恵みによって神に立ち返ることができると信じる。

 

(5)バテ・シェバを妻に迎える。

①最初の子は死ぬ。

②次に生まれたのがソロモンである。

 

2.家族問題(13:1~14:33)

(1)家族内での近親相姦と兄弟殺しの悲劇

①アムノンが異母妹であるタマルを強姦する。

②アブシャロムは、2年後に長兄アムノンを暗殺する。

 

(2)ダビデはアブシャロムに対してあいまいな態度を取る。

①息子のことである。

②自分自身も問題を犯した。

 

3.アブシャロムの謀反(15:20:26)

(1)4年かけて準備し、ヘブロンで蜂起した。

①ユダ族の人たちの心を掴む作戦

 

(2)ダビデの都落ち

①敵と味方が明らかになる。

 

(3)アブシャロムの死

①ヨアブは王の命令に背いて、アブシャロムを殺した。

 

(4)ダビデの復権

①ダビデは最後まで、ヨアブに対して強い態度を取ることができなかった。

②ヨアブに弱みを握られているから。

 

Ⅲ.補足説明( 21 24 章)

結論:歴史的事件の内にある神学的意味

1 .ダビデ契約( 7 1 29

1 2 サム7:4~ 17 (ソロモンに焦点を合わせた契約内容)

2Sa 7:14 わたしは彼にとって父となり、彼はわたしにとって子となる。もし彼が罪を犯すときは、わたしは人の杖、人の子のむちをもって彼を懲らしめる。

 

2 1 17 :7~ 14 (メシアに焦点を合わせた契約内容)

1Ch 17:13 わたしは彼にとって父となり、彼はわたしにとって子となる。わたしはわたしの恵みをあなたの先にいた者から取り去ったが、わたしの恵みをそのように、彼から取り去ることはない。

1Ch 17:14 わたしは、彼をわたしの家とわたしの王国の中に、とこしえまでも立たせる。彼の王座は、とこしえまでも堅く立つ。」

 

3 )ダビデ契約の本質(無条件契約)

①アブラム契約の「子孫」の条項に関係している。

②ユダ族の中のどの家系からメシアが誕生するかを明らかにした。

③ダビデの息子の 1 人が王座を確立し、神殿を建設する。

④その息子は、罪を犯したなら罰を受けるが王位から退けられることはない。

⑤メシアはダビデの家系から出る。

⑥その王国は、永久に確立される(メシア的王国)。

 

2 .ダビデの最後の言葉( 23 1 7

2Sa 23:1 これはダビデの最後のことばである。/エッサイの子ダビデの告げたことば。/高くあげられた者、/ヤコブの神に油そそがれた者の告げたことば。/イスラエルの麗しい歌。

2Sa 23:2 「【主】の霊は、私を通して語り、/そのことばは、私の舌の上にある。

2Sa 23:3 イスラエルの神は仰せられた。/イスラエルの岩は私に語られた。/『義をもって人を治める者、/神を恐れて治める者は、

2Sa 23:4 太陽の上る朝の光、/雲一つない朝の光のようだ。/雨の後に、/地の若草を照らすようだ。』

2Sa 23:5 まことにわが家は、このように神とともにある。/とこしえの契約が私に立てられているからだ。/このすべては備えられ、また守られる。/まことに神は、私の救いと願いとを、/すべて、育て上げてくださる。

2Sa 23:6 よこしまな者は/いばらのように、みな投げ捨てられる。/手で取る値うちがないからだ。

2Sa 23:7 これに触れる者はだれでも、/鉄や槍の柄でこれを集め、/その場で、これらはことごとく/火で焼かれてしまう。」

1 )遺言ではなく、ダビデの最後の詩、最後の預言という意味である。

①主の霊(聖霊)によって霊感を受けて語ったものである。

 

2 )この詩の内容

①名君とは、公義と敬虔をもって人々を治める王のことである。

*そのような王は、さん然と輝く朝日のようであり、雨に濡れた若草を照

らす日の光のようである。

*それは、ダビデの子である主イエスの生涯を預言したことばでもある。

②彼は、自らの生涯を振り返り、自分が完璧でも義なる王でもなかったと感

じている。

③しかし、とこしえの契約(ダビデ契約)のゆえに、不十分な自分でも主の守

りの中にあることを信じ、主に感謝している。

④さらに、主は自分の救いを完成してくださるとの信仰を告白している。

⑤最後に彼は、「よこしまな支配者は人々に害と苦痛しか与えない存在であ

り、それに触れる者は傷を負わされるだけである。その者には苛酷なさばき

と、滅亡とが待っている」と預言している。

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