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出エジプト記(1)—迫害を受けるイスラエルの民—

  • 2009.11.02
  • 出エジプト1章:1〜22
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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現代の出エジプトについて学ぶ。

出エジ1 出エジプト記1章1節~22節

「迫害を受けるイスラエルの民」

イントロ:

1.文脈の確認

(1)創世記は、光と命から始まり、死と闇で終わった。

(2)アダムの罪と、罪の広がりがその原因である。

(3)神は解決策を用意された。

  ①アブラハムの選び(アブラハム契約)

  ②イサク、ヤコブ、ヨセフに与えられた数々の約束

(4)エジプトで約400年間奴隷となる。偶像礼拝の影響を受ける。

(例話)10月28日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問

  ①トップバッターは自民党の谷垣禎一総裁

  ②民主党の衆院選マニフェストを踏まえ、「鳩山内閣は内政・外交、象徴的には

     日本郵政の人事にいたるまで、約束違反・言行不一致ばかり」と批判。

(5)出エジプト記のテーマは、神はマニフェストを実行されるか、である。

  2.名称

  (1)日本語で出エジプト記

  (2)ギリシア語でExodos、英語でExodus

  (3)ヘブル語で「ヴァエレー・シュモット」(さて、これらが名前である)

  3.出エジプト記は、解放の書である。

(1)すべての解放の型がここにある。

(2)イスラエルの歴史における解放

  ①バビロン捕囚からの解放

  ②20世紀のイスラエルの建国

  ③1990年代の旧共産圏からのユダヤ人の祖国帰還

(3)イエスによる霊的解放

(4)メシアニック・ジューの登場により、2重の意味で、私たちの解放の物語と

  なってきた。

  4.メッセージのアウトライン

    (1)創世記のまとめ(1:1~7)

(2)苦役に苦しむイスラエルの民(1:8~14)

(3)民族抹殺におびえるイスラエルの民(1:15~22)

  4.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。

    (1)反ユダヤ主義の源流

    (2)解放の必要性

    (3)解放の先にあるもの

このメッセージは、現代の出エジプトについて学ぶためのものである。

Ⅰ.創世記のまとめ(1:1~7)

  
1.「ヤコブから生まれた者の総数は70人であった」

(1)使徒7:14では、その総数は75人となっている。

(2)死海写本、七十人訳がそうなっている。

(3)ヨセフには5人の孫が生まれた。その5人を加えると、75人になる。

(4)70という数字は、象徴的なもの。完全数。

  ①70人から、地上の民族を祝福する民が出現する。

  ②祝福を受ける諸国民は、70である(創10章のセム、ハム、ヤペテの子孫たち)。

  2.ヨセフもその兄弟たちも、その時代の人々もみな死んだ。

(1)リーダーシップがなくなった。

(2)彼らは迫害が起こる前に亡くなった。

(3)彼らはシェケムに葬られた(使7:16 ステパノのメッセージ)

(4)なぜ400年もとどまったのか。

  ①創15:13~15 「エモリ人の咎が、そのときまで満ちることはないから」

  ②エモリ人とは、カナン人を総称した言葉である。

  ③イスラエル人によるカナン征服には、神の裁きとしての側面がある。

  3.イスラエル人はおびただしく増えた。

(1)エジプトにおいても、アブラハムへの約束は有効であった(創15:5)。

(2)神の守りがあった。

  ①70人から200万人に

  ②バビロン捕囚でも

  ③紀元70年以降の世界離散でも

Ⅱ.苦役に苦しむイスラエルの民(1:8~14)

  1.「さて、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに起こった」

(1)「王」=「パロ」

  ①パロとは、「偉大な宮殿」という意味。

  ②パロはエジプトの神々の最高峰であり、絶対的な権威を持っていた。

(2)出エジプト記には2人のパロが登場する。

  ①モーセが誕生した時のパロ

  ②出エジプト時のパロ

  2.時代背景について

(1)外部から侵入して来た異民族がエジプトを支配した時代

  ①第16王朝、第17王朝時代

  ②ヒクソス王朝(前1650~1550年) 「羊飼いの王たち」

  ③エジプト人はハム系、ヒクソスはセム系。

  ④ヒクソス王朝は、セム系の移民を歓迎した。

  ⑤この時代に、ヨセフは宰相となり、ヤコブの一家がエジプトに下った。

(2)ヒクソス王朝から第18王朝への変化

  ①エジプト人による支配が回復された(前1540年)。

  ②第18王朝は、セム系の人々を疑いの目で見た。

  ③これで、イスラエル人を迫害する人種的、宗教的背景が整った。

(3)新しい王朝(第18王朝)の初代の王(アフモス一世)

  3.迫害の理由

  「さあ、彼らを賢く取り扱おう。彼らが多くなり、いざ戦いというときに、敵側について

  われわれと戦い、この地から出て行くといけないから」

(1)「敵側」とはヒクソク王朝の残党

(2)「この地から出て行くといけないから」(新改訳)

(3)「この国を取るかもしれない」(新共同訳)

  4.迫害の4段階

(1)苦役をそれまで以上に重くする。

  ①奴隷を管理するための係長が任命された。

  ②倉庫の町ピトムとラメセスを建設するために使役した。

*ピトムとは、「ツム(エジプトの偶像神)の家」という意味。

*ラメセスとは、「太陽神の息子」という意味。

*単に倉庫の町ではなく、偶像礼拝の中心となる町を建設させた。

*考古学の発掘:後期青銅器時代(前1550~1250年)に建設された。

(2)しかし、イスラエル人たちはますます増え広がった。

  ①過酷な労働によって、出生率を減らそうとしたが正反対の結果が出た。

  ②創15:5の成就。神の守りがあった。

(3)それを見て、エジプト人はイスラエル人に対する恐れを抱いた。

(4)そこでエジプトは、さらに過酷な労働をイスラエル人に課すことにした。

  ①粘土やれんがの激しい労働

*石はエジプト南部でしか採れない。

*エジプトの北部では、れんがが建材として用いられた。

*貝殻やわらを混ぜた粘土を型に入れ、それを日干しにした。

  ②畑のあらゆる労働

  ③過酷な労働

  5.クリスチャンへの教訓

(1)イスラエル人の力は、神から来ている。

(2)現代のリバイバルの多くは、迫害のある地域で起こっている。

(3)「…あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。

  わたしはすでに世に勝ったのです」(ヨハ16:33)

Ⅲ.民族抹殺におびえるイスラエルの民(1:15~22)

  1.民族抹殺の命令

(1)エジプトの王は、ヘブル人の助産婦に命じる。

  ①「ヘブル人」とは、イスラエル人が異邦人に自己紹介する時に使う言葉。

  ②エジプト人やペリシテ人は、軽蔑の意味を込めてこの言葉を使う。

(2)「産み台の上を見て」(新改訳)

  ①「2つの石を見て」

  ②「子供の性別を確かめ」(新共同訳)

(3)もし男の子なら殺し、女の子なら生かしておけ。

(4)古代の法律では、子どもの人種は、父親によって決まる。

  ①イスラエル人の女がエジプト人の子を産むなら、その子はエジプト人。

  ②あるいは、別の人種の奴隷と結婚するなら、奴隷の数は減らない。

  2.シフラとプア

(1)助産婦の代表

(2)助産婦たちは、エジプトの王よりも神を恐れた。

  ①箴1:7、9:10

(3)王の命令に背き、男の子を生かしておいた。

  ①王は権力者で、思いのままに人を動かすことができた。

  ②助産婦たちは奴隷で、無力であった。しかし、王に従わなかった。

  3.王の尋問と助産婦たちの答え

(1)なぜ男の子を生かしておいたのか。

(2)「ヘブル人の女はエジプト人の女と違って活力があるので、助産婦が行く前に産

  んでしまうのです」

  ①本当の理由を隠している。

  ②神は、人がご自身に対して従順であるかどうかを最も問題にされる。

(3)神は、彼女たちの信仰を大いに祝福された。

  ①イスラエルの民は増え、非常に強くなった。

  ②彼女たちにも子どもが生まれ、その家は栄えた。

  4.反ユダヤ主義政策

(1)助産婦を使うという方法が失敗したので、民を動員するという方策を実行した。

(2)「生まれた男の子はみな、ナイルに投げ込まなければならない。女の子はみな、

      生かしておかなければならない」

  ①反ユダヤ主義政策が、公の政策として採用された。

  ②エジプトは、反ユダヤ主義政策を公に採用した最初の国となった。

(3)最悪の局面に入った。エジプトを脱出せねばならない日が刻々と近づいていた。

結論:このメッセージは、現代の出エジプトについて考えるためのものである。

  1.
反ユダヤ主義の源流


(1)恐れが原因である。


(2)神の計画を妨害する力が背後で働いている。


(3)すべての反ユダヤ主義は、神の計画を否定し、神ご自身を否定する。

  2.解放の必要性


(1)1章は解放の必要性について語り、2章は解放者の準備について語っている。


(2)イスラエル人の状況は、解放の必要性を雄弁に語っている。


(3)私たちもまた、霊的には罪からの解放を必要としている。


  ①認罪は救いの前提条件である。


  ②パウロはロマ1~2章で、野蛮人もギリシア人もユダヤ人も同罪だとする。


(4)私たちのモーセはすでに現れた。


  ①ロマ3:23~24

  3.解放の先にあるもの


(1)出エジプト記というタイトルについての疑問


  ①洗礼を受けて満足しているなら、信仰は後退するしかない。


(2)出エジプト記の構造


  ①1~18章は、出エジプト体験(洗礼を受けるところまで)


  ②19~24章は、シナイ契約とモーセの律法(神がどういうお方であるかを知る)


  ③25~40章は、幕屋と神の臨在(神との交わり)


(3)私たちの課題


  ①求道者は、出エジプト体験をすること。


  ②洗礼を受けた者は、神を知り、神との交わりを楽しむこと。

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