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ローマ人への手紙(40)—拒否の解決(1)—

  • 2011.10.03
  • ローマ書11章:1〜10
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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ユダヤ人の拒否の解決について学ぶ。
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「拒否の解決(1)―レムナントの存在―」

1.はじめに

  (1)ロマ書9~11章の文脈

    ①拒否の現実:イスラエル人の一部しか救われていないのは、神の計画である。

    ②拒否の理由:イスラエルの拒否の理由は、彼らの頑なさにある。

      *イスラエルの頑なさは、神の義についての無知から来ている。

    ③拒否の解決:全人類の救い、またイスラエルの救いは、神の計画通りに進んで

いる。

    (2)きょうの箇所

      ①神はイスラエル人を退けたのではない。

②イスラエル人の全員がメシアを拒否したのではない。

      ③レムナントの存在がある。

    *イスラエルの残れる者

        *真のイスラエル

        *霊的イスラエル

  2.アウトライン

    (1)パウロの例(1節)

    (2)エリヤの例(2~4節)

    (3)現代への適用(5~10節)

  3.メッセージのゴール(適用)

    (1)今日のレムナント

(2)救いの方法

このメッセージは、ユダヤ人の拒否の解決について学ぼうとするものである。

Ⅰ.
パウロの例(1節)

  1.1節a

  「すると、神はご自分の民を退けてしまわれたのですか。絶対にそんなことはありません

    (1)「すると」という言葉は、10:21との関係を示している。

      ①「そこで、わたしは問う」(口語訳)

      ②「では、尋ねよう」(新共同訳)

    (2)これは修辞疑問文である。

      ①ギリシア語では、「NO」という答えを期待する構文である。

    (3)「絶対にそんなことはありません」

      ①メイ・ゲノイト

      ②最も強い否定形

  2.1節b

  「この私もイスラエル人で、アブラハムの子孫に属し、ベニヤミン族の出身です」

    (1)パウロは、自分を例に出す。

      ①彼は教会を迫害していた。

      ②その彼が、救われた。

      ③もし神がイスラエルの民を退けたとするなら、彼もまた救われなかったはずだ。

    (2)パウロの経歴

      ①イスラエル人

      ②アブラハムの子孫に属する

      ③ベニヤミン族の出身

    *イスラエルの地で誕生した唯一の息子

        *エルサレムはベニヤミン族の地にあった。

        *ユダ族に最後まで忠実。

        *最初の王サウルは、ベニヤミン族出身。

*紅海を渡った最初の部族(ユダヤ教の伝承)

    (3)ピリ3:5~6

    「私は八日目の割礼を受け、イスラエル民族に属し、ベニヤミンの分かれの者です。

きっすいのヘブル人で、律法についてはパリサイ人、その熱心は教会を迫害したほど

で、律法による義についてならば非難されるところのない者です」

(4)1テモ1:15~16

「『キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた』ということばは、まこ

とであり、そのまま受け入れるに値するものです。私はその罪人のかしらです。しか

し、そのような私があわれみを受けたのは、イエス・キリストが、今後彼を信じて永

遠のいのちを得ようとしている人々の見本にしようと、まず私に対してこの上ない寛

容を示してくださったからです」

Ⅱ.エリヤの例(2~4節)

  
1.2節a

  「神は、あらかじめ知っておられたご自分の民を退けてしまわれたのではありません」

    (1)神とイスラエルの関係は、「予知(foreknowledge)」による。

      ①イスラエルが反抗することを知っておられた。

      ②それにもかかわらず、イスラエルを選んだ。

      ③それゆえ、イスラエルがメシアを拒否したとしても、彼らを退けることはない。

    (2)エレ31:37

    「【主】はこう仰せられる。『もし、上の天が測られ、下の地の基が探り出されるなら、

わたしも、イスラエルのすべての子孫を、彼らの行ったすべての事のために退けよう。─【主】の御告げ──』」

  2.2節b

  「それともあなたがたは、聖書がエリヤに関する個所で言っていることを、知らないので

すか。彼はイスラエルを神に訴えてこう言いました」

  (1)「エリヤに関する箇所」

    ①「エリヤについて」(口語訳、新共同訳)

    ②ユダヤ人は、旧約聖書をパラグラフに分け、それに名称を付けた。

    ③ちなみに、2011年10月8日はレビ記16章で「ヨム・キプール」という名称。

    ③「エリヤ」は、次回、2012年7月14日に朗読される。

  (2)エリヤは北王国イスラエルで活躍した預言者。

    ①バアル礼拝と戦った。

    ②カルメル山で、450人のバアルの預言者と400人のアシェラの預言者と戦った。

    ③イゼベルの脅迫の恐れをなし、ベエル・シェバまで逃げた。

    ④えにしだの木の陰に座り、死を願った。

3.3節

「『主よ。彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇をこわし、私だけが残されまし

た。彼らはいま私のいのちを取ろうとしています』」

  (1)1列19:10と14

  (2)エリヤの認識

    ①自分ひとりが、真の信仰者として残された。

    ②自分は、最後の預言者になる。

4.4節

「ところが彼に対して何とお答えになりましたか。『バアルにひざをかがめていない男子七

千人が、わたしのために残してある』」

  (1)1列19:18

  (2)レムナント(イスラエルの残れる者)という概念の誕生

    ①預言者エリヤの時代に、この概念が明確になった。

    ②エリヤの時代には、7000人がレムナントであった。

  (3)エリヤの箇所から、神がイスラエルを退けていないということが明白になった。

Ⅲ.現代への適用(5~10節)

  1.5~6節

  「それと同じように、今も、恵みの選びによって残された者がいます。もし恵みによるの

であれば、もはや行いによるのではありません。もしそうでなかったら、恵みが恵みでな

くなります」

  (1)レムナントが誕生する方法は、「恵みの選び」である。

    ①人は、恵みにより、信仰によって救われる。

    ②「恵みの選び」に応答するのが、信仰である。

  (2)恵みによる方法と、行いによる方法とは、二者択一の関係にある。

    ①行いによる方法が真理であるなら、恵みが恵みでなくなる。

  2.7節

  「では、どうなるのでしょう。イスラエルは追い求めていたものを獲得できませんでした。

選ばれた者は獲得しましたが、他の者は、かたくなにされたのです」

  (1)イスラエルの中の2つのグループ

①律法による義を追求した者は、それを獲得することができなかった。

②選ばれた者は信じたので、神の義を獲得した。

  (2)信仰によって応答しないなら、その心はますます頑なになる。

    ①頑なになると、自分の霊的状態が見えなくなる。

3.8~10節

「こう書かれているとおりです。『神は、彼らに鈍い心と見えない目と聞こえない耳を与え

られた。今日に至るまで』」。ダビデもこう言います。『彼らの食卓は、彼らにとってわなと

なり、網となり、つまずきとなり、報いとなれ。その目はくらんで見えなくなり、その背

はいつまでもかがんでおれ』」

  (1)申29:4

  「しかし、【主】は今日に至るまで、あなたがたに、悟る心と、見る目と、聞く耳を、

下さらなかった」

(2)イザ29:10

「【主】が、あなたがたの上に深い眠りの霊を注ぎ、あなたがたの目、預言者たちを閉

じ、あなたがたの頭、先見者たちをおおわれたから」

(3)詩69:22~23

「彼らの前の食卓はわなとなれ。彼らが栄えるときには、それが落とし穴となれ。彼

らの目は暗くなって、見えなくなれ。彼らの腰をいつもよろけさせてください」

    (4)パウロは、旧約聖書の3区分(律法、預言者、諸書)から引用している。

      ①イスラエルには、レムナントと非レムナントの2つの流れがある。

      ②これは、昔も、今も、変わらない。

      ③神はイスラエルを退けていない。

④それどころか、神の計画はゴールに向かって進展しつつある。

結論

  1.今日のレムナント

    (1)レムナントは、どの時代にも存在している。

    (2)レムナントは、少数である。

    (3)エリヤの時代、パウロの時代、そして今も、この状態が続いている。

    (4)ガラ6:16

    「どうか、この基準に従って進む人々、すなわち神のイスラエルの上に、平安とあわ

れみがありますように」(新改訳)

「この法則に従って進む人々の上に、平和とあわれみとがあるように。また、神のイ

スラエルの上にあるように」(口語訳)

  ①新改訳は、「この基準に従って進む人々」=「神のイスラエル」としている。

  ②新共同訳も、これと同じ解釈である。

  ③口語訳は、異邦人信者とユダヤ人信者とを区別している。

    (5)現代のレムナントは、メシアニック・ジューたちである。

  2.救いの方法

    (1)律法による義ではなく、信仰と恵みによる義。

(2)詩69:22~23

「彼らの前の食卓はわなとなれ。彼らが栄えるときには、それが落とし穴となれ。彼

らの目は暗くなって、見えなくなれ。彼らの腰をいつもよろけさせてください」

  ①「食卓」とは、神から霊的糧を受ける場所。

  ②それが、わなとなり、落とし穴となる。

  ③律法は、彼らに祝福をもたらすためのものであったが、わなとなった。

(3)ガラ3:24

    「こうして、律法は私たちをキリストへ導くための私たちの養育係となりました。私

たちが信仰によって義と認められるためなのです」

(4)ピリ3:7~9

「しかし、私にとって得であったこのようなものをみな、私はキリストのゆえに、損

と思うようになりました。それどころか、私の主であるキリスト・イエスを知ってい

ることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています。私はキリストの

ためにすべてのものを捨てて、それらをちりあくたと思っています。それは、私には、

キリストを得、また、キリストの中にある者と認められ、律法による自分の義ではな

くて、キリストを信じる信仰による義、すなわち、信仰に基づいて、神から与えられ

る義を持つことができる、という望みがあるからです」

(5)日本での伝道

  ①救われる者は少数であるが、必ず存在する。

  ②日本人にとって誇りとするものが、わなとなり落とし穴となっている。

  ③これらのものを、キリストのゆえに、損と思う人が起こされるように祈ろう。

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