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ローマ人への手紙(3)—あいさつ(2)—

  • 2010.12.20
  • ローマ書1章:1〜7
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

パウロの自己紹介を通して、福音の本質を理解する。
チャート「神の義の啓示」

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「あいさつ(2)」

1.はじめに

  (1)前回の復習。パウロの自己紹介(1)

  ①しもべ、キリスト・イエスの

  ②召された、使徒として

  ③選びだされた、神の福音のために

(2)ローマのクリスチャンたちと心の絆、愛の絆を結ぶ必要がある。

  ①神と自分との関係の紹介

  ②受取人と自分が共有している真理の確認

  2.内容理解のための準備

(1)本来なら、1節の次は7節に飛ぶのが自然である。

  ①パウロの性格は、火が付くとその方向に夢中になって走ること。

  ②ギリシア語の語順では、「神の福音」が1節の最後に来る。

  ③そこでパウロは、「神の福音」の説明を始めるのである。

(2)2~6節は、挿入句である。

  ①福音の内容が要約されている。

  ②飾りものではなく、ロマ書でパウロが語ろうとしていることの要約である。

  ③美しい対句法になっている。

    *すでに存在していた賛美である可能性がある。原本はヘブル語か。

  3.メッセージのアウトライン

(1)作者は誰か。

(2)いつ考えられたのか。

(3)どういう内容なのか。

  4.メッセージのゴールは、3つのキーワードを通して福音を理解すること。

(1)「神の福音」(1節)

(2)「前から」(2節)

(3)「復活により」(4節)

このメッセージは、パウロの自己紹介を通して、福音の本質を理解するためのものである。

Ⅰ.作者は誰か。

  1.「福音」という言葉

(1)「御国の福音」3回、「神の国の福音」2回

  ①メシア(キリスト)が登場した。

  ②そのメシアを受け入れたなら、メシア的王国(千年王国)が成就する。

  ③しかし、契約の民はそれを拒否した。

  ④それ以降、福音の内容が変っていく。

(2)「神の福音」は8回、「キリストの福音」は9回

  ①メシア的王国ではない、別のメッセージ(恵みのメッセージ)である。

  ②ロマ書の中の福音とは、この意味である。

  ③ローマの信者たちも同じ福音を信じている。

  ④そして、私たちも同じ福音を信じている。

  2.「神の福音」という言葉から学ぶこと

(1)神が作者である。

(2)「神の義」がテーマである。

  ①ロマ書は、「神の義」をテーマに読む必要がある。

②序言(1:1~17)は、「神の義の啓示」がテーマである。

(3)神がそれを人に委ね、資格を与えた。

①天使ではなく、人が福音を伝える責任を負った。

  ②パウロは、「神の福音のために選び分けられた」器である。

  ③パウロには、「神の代理人」としての資格がある。

*ローマのクリスチャンたちに対する説得力

  ④これは新約聖書の啓示が完成するまでの時代、極めて重要な概念であった。

「そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りを

  していた」(使2:42)

  「それは、聖なる預言者たちによって前もって語られたみことばと、あなたがた

  の使徒たちが語った、主であり救い主である方の命令とを思い起こさせるためな

  のです」(2ペテ3:2)

  「小さい者たちよ。今は終わりの時です。あなたがたが反キリストの来ることを

  聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。それによって、今が

  終わりの時であることがわかります。彼らは私たちの中から出て行きましたが、

  もともと私たちの仲間ではなかったのです。もし私たちの仲間であったのなら、

  私たちといっしょにとどまっていたことでしょう。しかし、そうなったのは、彼

  らがみな私たちの仲間でなかったことが明らかにされるためなのです」(1ヨハ

  2:18~19)

Ⅱ.いつ考えられたのか。

  1.「神が、前から約束された」(新改訳)

    (1)日本語訳の比較

①「神が、あらかじめ約束された」(口語訳)

②「神が、既に約束された」(新共同訳)

    (2)原語は一語である(プロエペインゲイラト)。

      ①「神」という言葉は、訳者による追加である。

      ②福音は、後の時代に成就するように、あらかじめ神から約束されていたもの。

    (3)第二神殿時代のユダヤ的理解

      ①神の予知や約束は、時の始まりから存在していた。

      ②特に、メシアの誕生に関してそう考えられていた。

    (4)パウロは、紀元1世紀にパリサイ派の教育、ラビとしての訓練を受けた。

      ①神の約束(計画)が天地創造の前から存在していたというのがパウロの神学。

「すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前から彼にあって選び、御前で聖

く、傷のない者にしようとされました」(エペ1:4)

  2.「その預言者たちを通して」

    (1)普通預言者と理解されている人たち(狭義の預言者)

  ①預言書を残した預言者たち(イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエルなど)

  ②預言書を残さなかった預言者たち(エリヤ、エリシャなど)

(2)それ以外の預言者たち(広義の預言者)

  ①その前の時代のサムエルも預言者である(1サム3:20)。

  ②士師のひとりデボラも女預言者である(士4:4)。

  ③アロン、ミリアム、モーセも預言者である(出7:1、15:20、申34:10)。

  ④アブラハムも預言者である(創20:7)。

    (3)預言者の役割

      ①同時代人に対して神の御心を伝える。

      ②将来の世代に対する神の計画を伝える。

      ③漸進的啓示という概念が非常に重要である。

    (4)預言者たちは自分が語っている内容を知っていたか。

    「この救いについては、あなたがたに対する恵みについて預言した預言者たちも、熱

心に尋ね、細かく調べました。彼らは、自分たちのうちにおられるキリストの御霊が、

キリストの苦難とそれに続く栄光を前もってあかしされたとき、だれを、また、どの

ような時をさして言われたのかを調べたのです。彼らは、それらのことが、自分たち

のためではなく、あなたがたのための奉仕であるとの啓示を受けました。そして今や、

それらのことは、天から送られた聖霊によってあなたがたに福音を語った人々を通し

て、あなたがたに告げ知らされたのです。それは御使いたちもはっきり見たいと願っ

ていることなのです」(1ペテ1:10~12)

  ①福音の内容を知っていた。

  ②知らなかったのは、誰がメシアか、いつその約束が成就するか、という点。

  3.「聖書において」

    (1)ユダヤ人の聖書(旧約聖書)

      ①新約聖書はまだ完成していない。

    (2)旧約聖書と神の福音との連続性

      ①約束と成就の関係にある。

      ②ロマ書の中には、旧約聖書から61回の引用がある。

      ③これによって、パウロは神の福音の信頼性を証明しようとしている。

    (3)真理は、常に古くて新しい。

    (例話)ハーベストフォーラム東京でのCDの活用。月例会(大阪)への牧師の出席。

Ⅲ.どういう内容なのか。

  1.「御子に関すること」

    (1)原文では、「彼(神)の子に関すること」である。

  2.「御子は、肉によればダビデの子孫として生まれ」

    (1)イエスの人性が証明された。

(2)旧約聖書のメシア預言

    「エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ぶ」(イザ11:1)

    「見よ。その日が来る。──【主】の御告げ──その日、わたしは、ダビデに一つの

正しい若枝を起こす。彼は王となって治め、栄えて、この国に公義と正義を行う」(エ

レ23:5)

「【主】であるわたしが彼らの神となり、わたしのしもべダビデはあなたがたの間で君

主となる。【主】であるわたしがこう告げる」(エゼ34:24)

(3)ユダヤ人たちは、メシア預言をよく知っていた。

  ①マタイは、イエスの義父となるヨセフがダビデの家系であることを示した。

  ②ルカは、マリアがダビデの家系であることを示した(父親の家系をたどる)。

  ③イエスに「ダビデの子」と呼びかけた。これはメシアの称号である。

    *マタ21:9、22:42、マコ10:47、48

  3.「聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示

された方」

  (1)イエスの神性が証明された。

  (2)死者の中からの復活によって証明された。

    ①聖霊による

    ②「大能によって」とは「御力をもって」という意味。

      *復活のことでもあるが、公生涯の時から力が示されていたとも考えられる。

4.「私たちの主イエス・キリストです」

  (1)ロマ10:9

  「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者

の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです」

  ①復活によってイエスはキリストであることが証明された。

  ②それを信じることが、救いの条件である。

結論:

  1.
「神の福音」(1節)

(1)人が修正を加えたり、改善したりはできない。

(2)選び分けられ、召されたという事実の重みをパウロは実感していた。

(3)私たちの態度

  ①神→使徒たち→新約聖書→そのまま信じる

  2.「前から」(2節)


(1)天地創造の前から

    (2)神の御子(第二位格の神)の永遠性

  3.「復活により」(4節)


(1)イエスの人性


  ①肉によればダビデの子孫として生まれた。


  ②永遠なるお方が有限な時間と空間の中に誕生された。

    (2)イエスの神性


  ①死者の中からの復活により、公に神の御子として示された。

②生まれたのではなく、示された(宣言された)。

③パウロ自身の体験でもあった。

    (3)復活の意義


  ①罪の問題が解決したことの証拠である。


  ②イエスが神の子であることの証拠である。

    (4)福音の3要素


  ①イエスは私たちの罪のために十字架で死なれた。


  ②墓に葬られた。


  ③3日目に復活された。

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