ヨハネの黙示録(40)—結末—

  • 2017.06.19
  • 黙示録22章:6〜21
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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黙示録の結末について学ぶ。

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「結末」

黙22:6~21

1.はじめに

  (1)黙示21章と22章で、新しいエルサレムについて学んだ。

    ①新しいエルサレムには、11の特徴がある。

    ②そこが私たちの永遠の住まいとなる。

  (2)きょうの箇所は、黙示録の結末(エピローグ)である。

    ①ヨハネは、黙示録の預言が信頼できるものであることを、再確認している。

    ②さらに、神の恵みがいかに大きなものであるかを、再確認している。

  2.アウトライン

    (1)再臨の希望(6~7節)

    (2)ヨハネによる礼拝(8~9節)

    (3)この書の預言を宣告せよとの命令(10~11節)

    (4)報いの確実性(12節)

    (5)永遠のキリスト(13~16節)

    (6)御霊と花嫁による招き(17節)

    (7)最後の警告(18~20節)

  (8)祝祷(21節)

3.結論:キリストの再臨は近いという意味について

黙示録の結末について学ぶ。

Ⅰ.再臨の希望(6~7節)

  1.6節

Rev 22:6 御使いはまた私に、「これらのことばは、信ずべきものであり、真実なのです」と言った。預言者たちのたましいの神である主は、その御使いを遣わし、すぐに起こるべき事を、そのしもべたちに示そうとされたのである。

    (1)御使いは、ヨハネが書いてきた内容は、信ずべきものであり、真実であると言う。

①情報の源は、「忠実また真実」(黙19:11)と呼ばれる神である。

②神が、御使いを遣わして、ヨハネに啓示を与えた。

③預言者たちに啓示を与えてきた神ご自身が、ヨハネにこれらの啓示を与えた。

(2)啓示の内容は、「すぐに起こるべき事」である。

①神のしもべたちは、常に警戒している必要がある。

②さらに、この啓示によって苦難に打ち勝つ力を得ることができる。

  2.7節

Rev 22:7 「見よ。わたしはすぐに来る。この書の預言のことばを堅く守る者は、幸いである。」

    (1)本書の冒頭で、この書を読み、その内容を心に留める者に祝福が約束されていた。

Rev 1:3 この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを心に留める人々は幸いである。時が近づいているからである。

      ①この祝福の約束が、再度くり返される。

      ②「この書の預言のことばを堅く守る者は、幸いである」

        *「堅く守る」とは、「心に留め、見張っている状態」を言う。

        *この約束の成就は、キリストの再臨によって保証されている。

    (2)祝福の約束が明確に書かれているのは、黙示録だけである。

①そういう意味で、黙示録は特別な書であると言える。

②黙示録は、聖書の啓示全体を要約した書である。

Ⅱ.ヨハネによる礼拝(8~9節)

  1.8節

Rev 22:8 これらのことを聞き、また見たのは私ヨハネである。私が聞き、また見たとき、それらのことを示してくれた御使いの足もとに、ひれ伏して拝もうとした。

    (1)天使は、人間の目には畏怖の念を抱かせる栄光に富んだ存在である。

Mat 28:2 すると、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降りて来て、石をわきへころがして、その上にすわったからである。

Mat 28:3 その顔は、いなずまのように輝き、その衣は雪のように白かった。

Mat 28:4 番兵たちは、御使いを見て恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。

    (2)ヨハネは、ひれ伏して、御使いを拝もうとした。

      ①御使いは、ヨハネに驚くべき啓示を与えてくれたので、この応答が生まれた。

      ②しかし、彼の応答は間違っている。

③思わず天使を礼拝しようとした彼の気持ちは、理解できる。

  2.9節

Rev 22:9 すると、彼は私に言った。「やめなさい。私は、あなたや、あなたの兄弟である預言者たちや、この書のことばを堅く守る人々と同じしもべです。神を拝みなさい。」

    (1)神以外の人物や物を拝むのは、偶像礼拝である。

      ①天使礼拝もまた偶像礼拝である。

Col 2:18 あなたがたは、ことさらに自己卑下をしようとしたり、御使い礼拝をしようとする者に、ほうびをだまし取られてはなりません。彼らは幻を見たことに安住して、肉の思いによっていたずらに誇り、

Col 2:19 かしらに堅く結びつくことをしません。このかしらがもとになり、からだ全体は、関節と筋によって養われ、結び合わされて、神によって成長させられるのです。

    (2)天使の言葉は、ヨハネが記録した内容が真実なものであることを認証している。

①天使もまた私たちと同じく、神に仕えるものである。

②神だけを礼拝せよ。

(ILL)カトリック教会のマリア礼拝、聖人の存在

Ⅲ.この書の預言を宣告せよとの命令(10~11節)

  1.10節

Rev 22:10 また、彼は私に言った。「この書の預言のことばを封じてはいけない。時が近づいているからである。

    (1)ダニエルは、預言のことばを封じておくように命じられた。

Dan 12:4 ダニエルよ。あなたは終わりの時まで、このことばを秘めておき、この書を封じておけ。多くの者は知識を増そうと探り回ろう。」

      ①ダニエル書は、長期にわたる出来事を預言した膨大な書である。

②ダニエル自身が、自分の書いていることを十分に理解できなかった。

③それで神は、終わりの時が来るまで、そのことばに封印をするように命じた。

(2)ダニエル書の預言は、黙示録によって明らかになった。

  ①それゆえ、黙示録の預言は、封じてはいけないのである。

  ②黙示録の預言が成就する時が近づいている。

  2.11節

Rev 22:11 不正を行う者はますます不正を行い、汚れた者はますます汚れを行いなさい。正しい者はいよいよ正しいことを行い、聖徒はいよいよ聖なるものとされなさい。」

    (1)キリストの再臨に続いて、人々の運命が2分され、確定する。

①黙示録の内容を受け入れた人は、ますます清潔に進む。

②しかし、汚れた者たちは黙示録を拒否し、その汚れは、さらにひどくなる。

Ⅳ.報いの確実性(12節)

  1.12節

Rev 22:12 「見よ。わたしはすぐに来る。わたしはそれぞれのしわざに応じて報いるために、わたしの報いを携えて来る。

    (1)キリストは、罪人をそのわざに応じて裁くために帰って来られる。

      ①彼らは、「白い御座の裁き」を通過する(黙20:11~15)。

    (2)聖徒たちは、その前に携挙を受け、祝福のための裁きを通過する。

①小羊の血潮によって贖われた者たちは、罪の裁きから免れている。

②聖徒たちに与えられる褒賞は、信者になってからの行為に基づいて決まる。

③「キリストの裁きの座」(1コリ3:11~15、2コリ5:10)

Ⅴ.永遠のキリスト(13~16節)

  1.13節

Rev 22:13 わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。初めであり、終わりである。」

    (1)「初めであり、終わりである」とは、旧約聖書での表現である。

Isa 44:6 イスラエルの王である【主】、これを贖う方、/万軍の【主】はこう仰せられる。/「わたしは初めであり、/わたしは終わりである。/わたしのほかに神はない。

      ①キリストは、永遠の昔から永遠の未来に至るまで存在するお方である。

      ②さらにキリストは、全能なる神である。

    (2)この神性宣言は、聖徒たちに励ましと確信を与えるものである。

      ①黙示録の内容は、完全に信頼できるものである。

      ②神は、私たちを完全に救うことのできる方である。

  2.14節

Rev 22:14 自分の着物を洗って、いのちの木の実を食べる権利を与えられ、門を通って都に入れるようになる者は、幸いである。

    (1)小羊の血潮によって贖われた者だけが、新しいエルサレムに住むことができる。

      ①1ペテ1:18~19

1Pe 1:18 ご承知のように、あなたがたが父祖伝来のむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、

1Pe 1:19 傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。

      ②贖われた者は、罪から完全に清められている。

    (2)彼らは、新しい都の住民となり、いのちの木の実を食べる。

      ①彼らは、その都で永遠に生きる。

  3.15節

Rev 22:15 犬ども、魔術を行う者、不品行の者、人殺し、偶像を拝む者、好んで偽りを行う者はみな、外に出される。

    (1)贖われていない者たちの悲惨な状態が描写されている。

①彼らは、絶対にその都にはいることを許されない。

②彼らは、「燃える火の池」で苦しむ。

  4.16節

Rev 22:16 「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。」

    (1)イエスは、ヨハネに啓示を与えたのは自分であると宣言する。

      ①黙1:1

Rev 1:1 イエス・キリストの黙示。これは、すぐに起こるはずの事をそのしもべたちに示すため、神がキリストにお与えになったものである。そしてキリストは、その御使いを遣わして、これをしもべヨハネにお告げになった。

      ②イエスから与えられた啓示であるがゆえに、ヨハネの黙示録は信頼できる。

    (2)イエスの本質

      ①イエスは、「ダビデの根、また子孫」である。

*つまり、人間としてはダビデの子孫として誕生したということ。

②さらに、「輝く明けの明星」である。

*これは、イエスの神性を表わしている。

*明けの明星が輝くように、イエスはシャカイナ・グローリーで輝く。

      ③「明けの明星」は、民24:17との関連でメシアを指すタイトルである。

Num 24:17 私は見る。しかし今ではない。/私は見つめる。しかし間近ではない。/ヤコブから一つの星が上り、/イスラエルから一本の杖が起こり、/モアブのこめかみと、/すべての騒ぎ立つ者の脳天を打ち砕く。

      ④「明けの明星」は、霊的暗黒時代の終わりが近いことを示している。

Ⅵ.御霊と花嫁による招き(17節)

  1.17節

Rev 22:17 御霊も花嫁も言う。「来てください。」これを聞く者は、「来てください」と言いなさい。渇く者は来なさい。いのちの水がほしい者は、それをただで受けなさい。

    (1)「来てください」なのか、「来なさい」なのか。

      ①「来てください」なら、キリストに向けた招きになる。

      ②「来なさい」なら、この書を読む者への招きになる。

      ③文脈上は、「来なさい」と訳すべきであろう。

*これは、罪人に差し出された「永遠のいのちへの招き」である。

(2)御霊と教会が協力して、罪人を招いている。

①招きの言葉を伝えるのは、教会の役割である。

②そのことばを聞いた人を悔い改めに導くのは、御霊の役割である。

③「渇く者」とは、罪人のことである。

④聖なる都にある「いのちの水」を飲めるのは、キリストを信じた者だけである。

⑤人は、ただで救いを受ける。

    (3)神は、聖書の最後に至るまで、罪人を招いておられる。

Ⅶ.最後の警告(18~20節)

  1.18節

Rev 22:18 私は、この書の預言のことばを聞くすべての者にあかしする。もし、これにつけ加える者があれば、神はこの書に書いてある災害をその人に加えられる。

    (1)イエスからの警告のことばが、2つ伝えられる。

      ①この時代、著者が自分の書の最後に警告文を載せることはよくあった。

      ②写本を作る書記への警告である。

    (2)最初の警告は、黙示録の預言に何かつけ加えることを禁止するものである。

①そのような人は、この書に書かれていた災害を受けることになる。

②預言に余計なものをつけ加えることは、自らの不信仰の証明である。

2.19節

Rev 22:19 また、この預言の書のことばを少しでも取り除く者があれば、神は、この書に書いてあるいのちの木と聖なる都から、その人の受ける分を取り除かれる。

    (1)第2の警告は、この書から何かを取り除くことの禁止である。

①そのような人は、いのちの木の祝福にあずかることができない。

②不信者は、預言のことばを取り除くことによって自らの不信仰を表明している。

    (2)この警告は、第一義的には黙示録の預言に手を入れてはならないというもの。

①黙示録が聖書全体の預言のまとめになっていることを考えると、聖書そのもの

に手を加えることを禁止したものであるとも考えられる。

②異端的宗教の特徴は、聖書以外に、自分たちの聖典を所有していることである。

    (3)この警告は、一度救われた者でも、救いを失う可能性があるということではない。

      ①真に救われている者は、聖書のすべてを神のことばと受け止めることができる。

      ②この警告は、自由主義神学者への警告にもなっている。

  3.20節

Rev 22:20 これらのことをあかしする方がこう言われる。「しかり。わたしはすぐに来る。」アーメン。主イエスよ、来てください。

    (1)主イエス自身が、証人になられる。

      ①「しかり。わたしはすぐに来る」

      ②再臨は、いつ起こってもおかしくない。

    (2)聖徒たちの応答

      ①「アーメン。主イエスよ、来てください」

      ②「来てください」は、アラム語のマラナ・タから来ている。

1Co 16:22 主を愛さない者はだれでも、のろわれよ。主よ、来てください。

      ③新約時代の聖徒たちが使用していたあいさつの言葉である。

      ④キリストの再臨は、あらゆる時代の聖徒たちの希望である。

Ⅷ.祝祷

  1.21節

Rev 22:21 主イエスの恵みがすべての者とともにあるように。アーメン。

    (1)黙示録は、祝祷をもって終わっている。

①無代価で得られる永遠のいのちへの招きである。

結論:キリストの再臨は近いという意味について

  はじめに

    (1)黙示録に、「見よ。わたしはすぐに来る」という約束が4回出てくる。

      ①黙3:11

      ②默22:7

      ③黙22:12

      ④黙22:20

    (2)しかし、この約束が与えられてから約2000年が経過した。

  1.キリストは、すぐにでも地上に帰ってこられる可能性があるという意味である。

    (1)そういう意味で、再臨は差し迫っている。

    (2)信者は、その時を知らないので、常に霊的に目を覚ましている必要がある。

  2.神の視点から見ると、「すぐに」である。

    (1)今は、終わりの時に入っている。

Heb 1:2 この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。

Jas 5:9 兄弟たち。互いにつぶやき合ってはいけません。さばかれないためです。見なさい。さばきの主が、戸口のところに立っておられます。

    (2)すぐに新しい時代が来ようとしてる。

Rom 13:12 夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか。

1Pe 4:7 万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。

  3.なぜ神はもっと急がれないのか。

    (1)神の忍耐の現れである。

2Pe 3:9 主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。

    (2)その忍耐の時も、やがて終わりを迎える。

    (3)黙示録ほど、信者と不信者の永遠の運命の違いを啓示している書はない。

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