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ヨハネの黙示録(21)—イスラエルに対する戦い(1)—

  • 2017.01.30
  • 黙示録12章:1〜6
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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イスラエルに対する戦い(1)について学ぶ。

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「イスラエルに対する戦い(1)」

黙12:1~6

1.はじめに

(1)キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている。

  ①10章~14章は、挿入箇所である。

    *物語の進展はなく、状況の説明が入る。

       *7章と同じである。

*例外は、11:15~19(第7のラッパが吹かれる)だけである。

*第7のラッパの内容は、黙16:1~21で啓示される。

      ②黙示録全体の中で12章が最も多くの象徴(シンボル)が登場する章である。

    (2)12章~13章に登場する7人の主役たち(大患難時代の後半)

      ①ひとりの女:イスラエルの象徴

      ②赤い竜:サタンの象徴

      ③男の子:キリストの象徴

      ④ミカエル:天使長

      ⑤女の子孫の残りの者:レムナント、真の信仰者たち

      ⑥海から上って来た獣:反キリスト

      ⑦地から上って来た獣:偽預言者

    (3)12章で、ヨハネは、サタンとイスラエルの戦いの歴史を振り返り、大患難時代に

起こることを預言している。

  2.アウトライン

    (1)ひとりの女(1~2節)

    (2)赤い竜(3~4節)

    (3)男の子(5~6節)

  3.結論

    (1)悪霊どもの活動について

    (2)サタンがイスラエルを破壊しようとする理由について

イスラエルに対する戦い(1)について学ぶ。

Ⅰ.ひとりの女(1~2節)

  
1.1節


Rev 12:1 また、巨大なしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、月を足の下に踏み、頭には十二の星の冠をかぶっていた。

    
(1)「巨大なしるしが天に現れた」

      
①これは、「大いなるしるし」(口語訳)である。

「しるし」とは、神がなそうとしておられることの象徴である。

  *多くの場合、預言的内容が含まれる。

③ここでの「しるし」とは、「ひとりの女」のことである。

「しるし」は天に現れたが、それが象徴する出来事は地上で起こる。

  *女は赤い竜によって苦しめられる。

⑤黙示録では、12:1以外に、「しるし」が6回現れる。

  *12:3、13:13~14、15:1、16:14、19:20

⑥黙12:1の「しるし」は、「大いなる」という形容詞で他と区別されている。

    (2)「ひとりの女」について、さまざまな解釈がある。

      ①大患難時代の教会のことである。

        *これは、置換神学の立場である。

*この立場では、教会は大患難時代の間、地上に存在することになる。

*しかし、教会がキリストを生んだのではない。その逆である。

      ②イエスを生んだマリアのことである。

        *これは、カトリック教会の見解である。

        *カトリックはマリアの無痛分娩を主張するが、女は陣痛を経験している。

    (3)「ひとりの女」の正しい解釈は、旧約聖書との関連から出て来る。

      ①「太陽を着て、月を足の下に踏み、頭には十二の星の冠をかぶっていた」

      ②創37:9~11

Gen 37:9
ヨセフはまた、ほかの夢を見て、それを兄たちに話した。彼は、「また、私は夢を見ましたよ。見ると、太陽と月と十一の星が私を伏し拝んでいるのです」と言った。

Gen 37:10
ヨセフが父や兄たちに話したとき、父は彼をしかって言った。「おまえの見た夢は、いったい何なのだ。私や、おまえの母上、兄さんたちが、おまえのところに進み出て、地に伏しておまえを拝むとでも言うのか。」

Gen 37:11 兄たちは彼をねたんだが、父はこのことを心に留めていた。

      ③太陽はヤコブ、月はラケル、11の星は11人の息子たちを象徴している。

      ④「ひとりの女」とは、イスラエルである。

        *旧約聖書では、イスラエルは「ヤハウェの妻」として描かれる。

        *イザ54:5~6、エレ3:6~8、31:32、エゼ16:32、ホセ2:16

      ⑤女の姿は、メシア的王国でのイスラエルの栄光に満ちた姿を預言している。

  2.2節

Rev 12:2 この女は、みごもっていたが、産みの苦しみと痛みのために、叫び声をあげた。

    
(1)イスラエルがメシアを生み出す前の状況を描写している。

      ①イスラエルの歴史が回顧されている。

      ②イスラエルは、メシア誕生の前に数々の苦難を経験した。

Ⅱ.赤い竜(3~4節)

  
1.3節


Rev 12:3 また、別のしるしが天に現れた。見よ。大きな赤い竜である。七つの頭と十本の角とを持ち、その頭には七つの冠をかぶっていた。

    
(1)「別のしるし」

      ①ここでの「しるし」は、大きな赤い竜である。

      ②先に行くと、赤い竜がサタンの象徴だということが明らかになる。

      ③赤は、血を流すのが好きなサタンの性質を表していると思われる。

    (2)「七つの頭と十本の角とを持ち、その頭には七つの冠をかぶっていた」

      
①これは、異邦人の時代における最後の世界帝国の姿である(サタンが支配する)。

      ②7つの頭と、10本の角については、先に行ってから詳しく学ぶ。

  
2.4節


Rev 12:4
その尾は、天の星の三分の一を引き寄せると、それらを地上に投げた。また、竜は子を産もうとしている女の前に立っていた。彼女が子を産んだとき、その子を食い尽くすためであった。

    
(1)サタンは、自分の支配下にあるすべての悪霊を動員し、メシアの業を妨害する。

      ①「天の星の三分の一」とは、堕落した天使の数である。悪霊の数。

      ②天使の三分の一が、サタンとともに堕落した。

      ③サタンは、メシア誕生に際して、悪霊どもを一か所に召集した。

    (2)竜は、女が子を産むのを待っている。

      ①その子をすぐに破壊するためである。

      ②ベツレヘムの出来事への言及である。

        *ベツレヘムの2歳以下の男の子がすべて殺された。

      ③竜は、当時の覇権国ローマ帝国(サタンに支配されている)である。

      ④ヘロデ大王は、ローマ帝国の手先として動いた。

Ⅲ.男の子(5~6節)

  1.5節


Rev 12:5
女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖をもって、すべての国々の民を牧するはずである。その子は神のみもと、その御座に引き上げられた。

    
(1)「女は男の子を産んだ」

      
①イスラエルはメシアを産んだ。

      ②ここで、メシアの誕生からメシアの昇天まで一挙に飛んでいる。

      ③「この子は、鉄の杖をもって、すべての国々の民を牧するはずである」

        *「治めることになっていた」(新共同訳)

        *「治めるべき者である」(口語訳)

      ④これは、詩2:9の預言の成就である。

    (2)「その子は神のみもと、その御座に引き上げられた」

      ①国々を統治する前に、天に引き上げられる。

      ②これは、メシアの昇天のことである。

      ③「男の子」を教会と解釈する人がいる。

        *しかし、イスラエルが教会を産んだわけではない。

        *また、教会はキリストの花嫁(女性形)であって男の子ではない。

        *さらに、教会の使命は国々を統治することではない。

  
2.6節

Rev 12:6 女は荒野に逃げた。そこには、千二百六十日の間彼女を養うために、神によって備えられた場所があった。

    
(1)ここで、場面は大患難時代に移行する。

      ①イスラエルは、荒野に逃げる。

      ②そこには、神によって備えられた場所があった。

      ③イスラエルはそこで1260日の間守られる。

        *3年半である。

    (2)イスラエルが荒野に逃げるタイミング

      ①7年の中間で、反キリストはイスラエルとの契約を破棄する。

      ②自分を神と宣言し、自分の像を神殿に置く(2テサ2:4)。

      ②マタ24:16

Mat 24:16 そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。

        *荒野と山は、同じ場所である。

*そこは、(ボツラ)ペトラである。

*ミカ2:12~13参照

    (2)5節と6節の間には、長い時間の経過がある。

      ①教会時代は、この間に過ぎ去っている。

      ②二重言及の法則に留意すること

        *同じテーマであれば、時間の経過を無視して列挙される。

        *旧約聖書のメシア預言は、初臨と再臨が続けて預言される。

結論:

  1.悪霊どもの活動について

    (1)旧約時代における悪霊の働き

      ①悪霊の働きは、ほんの数か所にしか出てこない。

    (2)福音書の時代における悪霊の働き

      ①悪霊の働きが頻繁に観察される。

      ②サタンが、世界中にちらばっていた悪霊どもをイスラエルの地に召集した。

      ③メシアの贖いの業を妨害するためである。

      ④悪霊は、天使の3分の1の数存在する(黙12:4)。

    (3)使徒の働き以降の時代になると、悪霊どもは旧約時代の状態に戻る。

      ①世界中に散って行った。

    (4)大患難時代になると、悪霊どもの活動が再び活発になる。

      ①メシアの再臨を妨害するためである。

    (5)歴史上起こったことを、そのまま私たちに適用してはならない。

  2.サタンがイスラエルを破壊しようとする理由について

    (1)旧約時代における反ユダヤ主義

①イスラエルがメシアを産み出すことを妨害する行為である。

②つまり、メシアの初臨を妨害する行為である。

(2)福音書における反ユダヤ主義

①メシアによる贖いの業を妨害する行為である。

②メシアは、神が定めた時と方法で死ぬ必要があった。

  *過越の祭りの時

  *十字架によって

③サタンは、それを妨害しようとした。

④赤子のイエスを殺そうとした。

*赤子のイエスが死んでも、それは贖いの死ではない。

      ⑤過越の祭り以外のタイミングで、イエスを殺そうとした。

    (3)教会時代と大患難時代における反ユダヤ主義

      ①メシアの再臨を妨害する行為である。

      ②イスラエルの民族的救いが、メシア再臨の条件である。

      ③イスラエルを破壊すれば、メシアの再臨はなくなる。

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