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創造から新天新地へ(20)―24章でたどる神の救済史 19章 「十字架―救済計画の中心」マタイの福音書27章
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十字架は敗北ではなく、勝利である。この箇所を3区分して学ぶとそれが分かる。
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創造から新天新地へ―24章でたどる神の救済史
19章 「 十字架―救済計画の中心」
マタイの福音書27章
はじめに
(1)これまでの流れ
①創造 ― 神は良い世界を造られた。
②堕落 ― 罪によって死が世界に入った。
③契約の歴史 ― 神は救済計画を進められた。
④メシア到来 ― 約束の救い主が来られた。
⑤御国の提示 ― イエスは御国を宣言された。
⑥イスラエルの拒絶 ― 宗教指導者たちはメシアを退けた。
⑦新しい契約―過越の成就である。
(2)マタ27章の意味
①十字架は偶然の悲劇ではない。
②それは、神の救済計画の中心である。
③旧約聖書はこの出来事を指し示してきた。
*イザ53、詩22など
命題:十字架は敗北ではなく、勝利である。
この箇所を3 区分して学ぶとそれが分かる。
Ⅰ.人間の罪が現れた裁判(1~26 節)
1.イエス、ピラトに引き渡される(1~2節)
(1)宗教裁判では有罪が宣告された。
①しかし、サンヘドリンには死刑を執行する権利が与えられていなかった。
(2)イエスは朝早く、ローマ総督ピラトへ送致された。
①ローマの法廷で政治裁判が行われる。
②訴因は冒とく罪から反逆罪に変更された。
2.裏切り者の悲劇(3~10節)
(1)ユダの後悔と自殺
①銀貨30枚を返す。
②「私は罪を犯した」と告白する。
③首をつる
(2)血の代価の畑
①神殿の資金にできない。
②この金で陶器師の畑を購入する。
③エレミヤ書の預言の成就(9~10節)
Mat 27:9
そのとき、預言者エレミヤを通して語られたことが成就した。「彼らは銀貨三十枚を取った。イスラエルの子らに値積もりされた人の価である。
Mat 27:10
主が私に命じられたように、彼らはその金を払って陶器師の畑を買い取った。」
(3)教訓
①悔恨(remorse)と悔い改め(repentance)の違い
②ユダは悔い改めの機会を逃した。
3.ピラトの裁判(11~26節)
(1)ピラトの尋問(11~14節)
①「あなたはユダヤ人の王なのか」
②イエスは沈黙された。
③ピラトは非常に驚いた。
(2)群衆の選択(15~23節)
①「おまえたちはだれを釈放してほしいのか。バラバ・イエスか、それともキリストと呼ばれているイエスか。」
②「十字架につけろ」
(3)ピラトの責任回避(24~26節)
①手を洗う行為
Mat 27:24
ピラトは、語ることが何の役にも立たず、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の目の前で手を洗って言った。「この人の血について私には責任がない。おまえたちで始末するがよい。」
②群衆のことば
Mat 27:25 すると、民はみな答えた。「その人の血は私たちや私たちの子どもらの上に。」
③このことばは、紀元70年に成就した。
Ⅱ.王であるキリストの苦難(27~44 節)
1.兵士たちの嘲弄(27~31節)
(1)総督官邸での嘲り
①紫の衣
②いばらの冠
(2)偽りの礼拝
①「ユダヤ人の王、万歳」
(3)十字架へ
Mat 27:31 こうしてイエスをからかってから、マントを脱がせて元の衣を着せ、十字架につけるために連れ出した。
2.ゴルゴタへの道(32~34節)
(1)クレネ人シモンが代わりに十字架を負う。
3.十字架につけられる(35~38節)
(1)衣のくじ引き
(2)罪状書き
Mat 27:37 彼らは、「これはユダヤ人の王イエスである」と書かれた罪状書きをイエスの頭の上に掲げた。
(3)二人の強盗
4.メシア拒否の極致:嘲笑(39~44節)
(1)通行人
Mat 27:39 通りすがりの人たちは、頭を振りながらイエスをののしった。
Mat 27:40
「神殿を壊して三日で建てる人よ、もしおまえが神の子なら自分を救ってみろ。そして十字架から降りて来い。」
(2)宗教指導者
Mat 27:41
同じように祭司長たちも、律法学者たち、長老たちと一緒にイエスを嘲って言った。
Mat 27:42
「他人は救ったが、自分は救えない。彼はイスラエルの王だ。今、十字架から降りてもらおう。そうすれば信じよう。
Mat 27:43
彼は神に拠り頼んでいる。神のお気に入りなら、今、救い出してもらえ。『わたしは神の子だ』と言っているのだから。」
(3)強盗
Mat 27:44
イエスと一緒に十字架につけられた強盗たちも、同じようにイエスをののしった。
Ⅲ.救いを完成した十字架(45~66 節)
1.イエスの死(45~50節)
(1)全地の暗闇
(2)「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」
2.十字架の超自然的しるし(51~54節)
(1)神殿の幕が裂ける
①贖罪の完成
②神殿制度の終焉
(2)地震
(3)聖徒の復活
(4)百人隊長の告白
①異邦人の救い
3.女性の弟子たち(55~56節)
4.ヨセフによる埋葬(57~61節)
5.墓の封印と警備(62~66節)
今日の信者への適用
1.十字架は、罪の深刻さを暴き出す。
(1)この章には、さまざまな罪人が登場する。
・宗教指導者
・裏切り者ユダ
・群衆
・ピラト
・ローマ兵
・通行人
・強盗
(2)驚くべきことに、すべての人がイエスを拒絶した。
(3)つまり、十字架は特定の人の罪ではなく、全人類の罪の結果である。
(4)「彼らがイエスを十字架につけた」ではなく、「私の罪がイエスを十字架につけた」と言うべきである。
2.十字架は敗北ではなく勝利である。
(1)人間の目には、十字架は完全な敗北のように見えた。
・弟子たちは逃げた
・群衆は嘲笑した
・メシアは処刑された
(2)神の視点から見ると、十字架は救済計画の中心的勝利であった。
(3)神殿の幕が裂けたことは、その象徴である。
(4)これは、神と人との隔てが取り除かれたことを意味する。
The Full Assurance of Faith
Heb 10:19 こういうわけで、兄弟たち。私たちはイエスの血によって大胆に聖所に入ることができます。
Heb 10:20 イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのために、この新しい生ける道を開いてくださいました。
3.十字架は希望の源である。
(1)百人隊長は、「この方は本当に神の子であった。」と告白した。
(2)これは福音が全世界に広がることを示すしるしである。
(3)十字架はイスラエルの歴史の終わりではなく、世界救済の始まりである。
(4)マタ27章は、人間の最大の罪と神の最大の愛が出会う場所である。
次回はヨハ20章




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