創造から新天新地へ(18)―24章でたどる神の救済史 17章 「教会誕生の予告」マタイの福音書16章

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マタ16章は、救済史における「決定的な転換点」である。この章に登場する3つの宣言がそれを証明している。

創造から新天新地へ―24 章でたどる神の救済史

17 章 「教会誕生の予告」

マタイの福音書16

1 .はじめに

(1 )これまでの流れ

  ①創造 神は人を神のかたちに造られた。

  ②堕落 罪によって人類は神から離れた。

  ③契約の歴史

神はアブラハム契約を通して救済計画を開始された。

  ④イスラエルの使命

メシアを世に送り出す民として選ばれた。

  ⑤メシア到来

イエスは約束のメシアとして来られた。

  ⑥御国の提示

山上の垂訓によって御国の義が示された。

(2)マタ16 章の役割

  ①しかし、ここで大きな問題が生じる。

  ②イスラエルはメシアを受け入れるのか、それとも拒否するのか。

  ③マタ16 章は、この問いに対する回答である。

  ④イスラエルの拒否が明らかになり、救済史は新しい段階へと進む。

  ⑤それが教会時代である。

マタ16 章は、救済史における「決定的な転換点」である。

この章に登場する3 つの宣言がそれを証明している。

Ⅰ.メシアの正体が告白される(13~16 節)

1.場所

(1)ピリポ・カイサリア地方

  ①イスラエルの地の最北端

  ②ヘロデ・ピリポがカイサルに献上した町

  ③地中海に面したカイサリアと区別するための名称

  ④現代のバニアス

(2)イエスは弟子たちをリトリートへと導かれた。

  ①自分がメシアであることを教えるのが弟子訓練のピークである。

2.方法(13~16節)

Mat 16:13

さて、ピリポ・カイサリアの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに「人々は人の子をだれだと言っていますか」とお尋ねになった。

Mat 16:14

彼らは言った。「バプテスマのヨハネだと言う人たちも、エリヤだと言う人たちもいます。またほかの人たちはエレミヤだとか、預言者の一人だとか言っています。」

Mat 16:15

イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」

Mat 16:16 シモン・ペテロが答えた。「あなたは生ける神の子キリストです。」

(1)イエスの問い

    「人々は人の子をだれだと言っていますか。」

  ①「人の子」はメシアの称号

(2)弟子たちの答え

  ①人々はイエスを「偉大な宗教的人物」とは認めていた。

  ②しかし、メシアだとは理解していなかった。

    * バプテスマのヨハネ

    * エリヤ

    * エレミヤ

    * 預言者の一人

(3)イエスの問い

「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」

  ①傍観者でいることを許さない質問

(4)ペテロの答え

「あなたは生ける神の子キリストです。」

  ①新約聖書における最も重要な信仰告白の一つ

  ②イエス=メシア=神の子

3.この啓示の源(17節)

Mat 16:17

すると、イエスは彼に答えられた。「バルヨナ・シモン、あなたは幸いです。このことをあなたに明らかにしたのは血肉ではなく、天におられるわたしの父です。

(1)啓示の源は、天の父である。

  ①この信仰告白は、人間の理解ではなく、神の啓示によるものである。

Ⅱ.教会誕生が予告される(18~19 節)

1.聖書の中で初めて「教会(エクレシア)」ということばが登場する(18節)。

Mat 16:18

そこで、わたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません。

(1)教会の建設宣言

「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。」

  ①教会はまだ存在していない。

  ②教会はイエスが建てる。

  ③教会は将来に属する計画である。

  ④教会は旧約時代には存在しなかった新しい共同体である。

  ⑤ユダヤ人と異邦人が一つになる「新しいひとりの人」である。

(2)岩とは何か

  ①ペテロの信仰告白

  ②教会の土台は、「イエスはキリストである」という信仰告白である。

(3)教会の勝利の保証

    「よみの門もそれに打ち勝つことはできません。」

  ①ペテロが死んでも教会は存続する。

  ②これは、教会が歴史の中で滅びないことの保証である。

  ③ローマ帝国も、迫害も、異端も教会を滅ぼすことはできない。

2.ペテロの使命(19節)

Mat 16:19

わたしはあなたに天の御国の鍵を与えます。あなたが地上でつなぐことは天においてもつながれ、あなたが地上で解くことは天においても解かれます。」

(1)天の御国の鍵

  ①ユダヤ人、サマリア人、異邦人を救いに導く役割

(2)「つないだり、解いたり」する役割

  ①メシアの律法を解釈し、適用する役割

Ⅲ.十字架の道が宣言される(21~28 節)

1.受難の予告(21節)

Mat 16:21

そのときからイエスは、ご自分がエルサレムに行って、長老たち、祭司長たち、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、三日目によみがえらなければならないことを、弟子たちに示し始められた。

(1)救いは十字架によって完成する。

  ①十字架は救済史の中心である。

2.ペテロの失敗(22節)

Mat 16:22

すると、ペテロはイエスをわきにお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあなたに起こるはずがありません。」

(1)ペテロはこれを受け入れられない。

  ①彼は栄光のメシアは理解していた。

  ②しかし、受難のメシアを理解していなかった。

3.イエスの叱責(23節)

Mat 16:23

しかし、イエスは振り向いてペテロに言われた。「下がれ、サタン。あなたは、わたしをつまずかせるものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」

(1)イエスの応答

  ①ペテロの考えはサタンから出たものである。

4.弟子の条件(24~25節)

Mat 16:24

それからイエスは弟子たちに言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。

Mat 16:25

自分のいのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者はそれを見出すのです。

(1)ここで示される原則

  ①十字架 → 栄光

結論:今日の信者への適用

1 .私は、イエスを正しく告白する信仰を持っているか。

(1 )「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」

(2 )これは、すべての人に向けられている問いである。

(3 )人々はイエスを様々に評価する。

  ①偉大な教師、宗教家、預言者

  ②しかし、それだけでは不十分である。

(4 )「イエスは生ける神の子キリストである」という信仰が必要である。

(5 )これは、神の啓示によって与えられる確信である。

2 .私は、教会の一員として生きているだろうか。

(1 )「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。」

(2 )教会は、キリストご自身が建てておられる共同体である。

  ①信者の集まり

  ②キリストのからだ

  ③神の家族

(3 )「よみの門もそれに打ち勝つことはできません。」

(4 )クリスチャンは、教会の一員として忠実に仕えるべきである。

3 .私は、十字架の道を歩む覚悟を持っているだろうか。

(1 )「自分を捨て、自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。」

(2 )これは、弟子道の本質を示すことばである。

(3 )ペテロもこの本質を理解できなかった。

(4)聖書が示す原則は、十字架
栄光である。

(5 )キリストに従う者は、最終的に新天新地の栄光にあずかる。

次回:マタイの福音書26

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