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創造から新天新地へ(17)―24章でたどる神の救済史 16章 「新しく生まれなければ—新創造の始まり」ヨハネの福音書3章
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御国に入るための条件は「再創造」である。ヨハ3章を3つに区分して学ぶ。
創造から新天新地へ―24 章でたどる神の救済史
16章 「新しく生まれなければ—新創造の始まり」
ヨハネの福音書3 章
1 .はじめに
(1)これまでの流れ
①創造 ― 神は良き世界を造られた。
②堕落 ― 罪により死が侵入してきた。
③契約の歴史 ― 神は救済計画を展開された。
④メシア到来 ― 約束が成就した。
⑤山上の垂訓 ― 御国の義が提示された。
(2)新たな疑問
①どうすれば人は御国に入れるのか。
②その問いに答えるのがヨハ3章である。
③ヨハ3章のテーマは、「改革」ではなく「再創造」である。
(3)創世記1章との対比
①創造の御霊(創1:2)
Gen 1:2 地は茫漠として何もなく、闇が大水の面の上にあり、神の霊がその水の面を動いていた。
②いのちを与える息(創2:7)
Gen 2:7 神である【主】は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。それで人は生きるものとなった。
御国に入るための条件は「再創造」である。
ヨハ3章を3 つに区分して学ぶ。
Ⅰ.第一区分:新しく生まれなければならない(1~8
節)
1.ニコデモという人物
(1)「夜、イエスのもとに来た」
①この訪問を知られたくない。
(2)イスラエル社会の成功者
①パリサイ人
②サンヘドリンの議員
③イスラエルの教師
④宗教的成功者でも足りない。
2.イエスの教え(3節)
Joh 3:3
イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに言います。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」
(1)「新しく生まれる」(ἄνωθεν)
①「上から生まれる」という訳も可能である。
②人間的努力では不可能である。
③神的起源のいのちが暗示されている。
(2)「水と御霊によって」(5節)
①肉体的誕生
②霊的誕生
(3)エゼ36:25~27
Eze 36:25
わたしがきよい水をあなたがたの上に振りかけるそのとき、あなたがたはすべての汚れからきよくなる。わたしはすべての偶像の汚れからあなたがたをきよめ、
Eze 36:26
あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を与える。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。
Eze 36:27 わたしの霊をあなたがたのうちに授けて、わたしの掟に従って歩み、わたしの定めを守り行うようにする。
①「新しい心・新しい霊」の約束がイエスにあって成就する。
②創造と再創造の連続性が見られる。
Ⅱ.第二区分:上げられる人の子(9~15 節)
1.理解できない教師
(1)「あなたはイスラエルの教師でありながら…」
①旧約は新生を予告していた。
2.青銅の蛇(民21章)
(1)救いの型(14~15節)
Joh 3:14 モーセが荒野で蛇を上げたように、人の子も上げられなければなりません。
Joh 3:15 それは、信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです。」
①罪の結果:死
②神の備え:見上げる信仰
③条件:見るだけ
(2)「上げられなければならない」
①十字架(恥の道が栄光の道)
②復活(十字架の正当性の証明)
③昇天(メシアの高揚の完成)
(3)御子の高揚は、新創造の基礎である。
Ⅲ.第三区分:ヨハネによる福音の要約(16~17
節)
1.16節
Joh 3:16
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
(1)イエスのことばであっても、ヨハネのことばであっても、結論は同じ。
①この聖句は、福音の本質を簡潔に、的確に伝えている。
②すべての単語が、重要な意味を持っている。
(2)主語は「神」である。
①イエスの受肉は、神の愛から出たものである。
②イエスの十字架の死(14節)は、神の愛から出たものである。
③神は愛である。
④神の愛は、最善を与えるほどに深く、強く、真実なものである。
⑤「ひとり子」とは、比類なき子、置き換えがきかない子である。
(3)神の愛の対象は「世」である。
①ユダヤ人たちは、神はイスラエルの子たちを愛していると信じていた。
②しかし神は、すべての人を愛しておられる。
③「世」とは、罪を宿した人間のことである。
(4)神が犠牲を払う目的は「永遠のいのち」を与えるためである。
①神は、罪人が救われることを喜ばれる(エゼ18:23)。
Eze 18:23 わたしは悪しき者の死を喜ぶだろうか──【神】である主のことば──。彼がその生き方から立ち返って生きることを喜ばないだろうか。
②神は、罪人が滅びを免れるように、救いの道を用意された。
③イエス・キリストを信じるかどうかで、道が分かれる。
④神の愛を拒否する者は、滅びる。
*滅びとは、存在しなくなることではない。
*滅びとは、神との関係が断たれ、神の怒りがとどまる状態である。
⑤神の愛を受け入れる者は、永遠のいのちを受ける。
*神の愛を受け入れた者は、新生した人である(5節)。
*新生した人は、救いを失うことがない。
⑥永遠のいのちには、2つの側面がある。
*永遠に生きるという時間的側面
*神との平和を持つという質的側面
2.17節
Joh 3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。
(1)神は、御子を遣わすことなく、世をさばくこともできた。
①しかし、そうはしないで、御子を世に遣わされた。
(2)神が御子を世に遣わされた目的
①世(罪人)を裁くためではない。
②御子によって世が救われるためである。
③御子は、究極的には世を裁かれるが、それは受肉の目的ではない。
今日の信者への適用
1 .私たちはすでに「新創造」に属している(存在の確信)
(1 )私たちは「宗教を持った人」ではない。
(2 )「努力して良くなろうとしている人」でもない。
(3 )「上から生まれた者」である。
(4 )「最初のアダム」ではなく、「最後のアダム」に属する者である。
(5 )信者はすでに「再創造」に入れられた者である。
2 .新創造は、今ここで始まっている(永遠のいのちの現在性)
(1 )永遠のいのちの二側面
①時間的側面(永遠に生きる)
②質的側面(神との交わり)
(2 )永遠のいのちは「死後の保証」だけではない。
①今日、神との平和を持って歩むこと。
②祈りは義務ではなく、新創造の呼吸である。
③新創造においては、御霊が私たちの内に住まわれる。
3 .「見るだけ」で救われたことを忘れない(恵みの原理)
(1 )青銅の蛇の型は、信者に対しても語りかける。
(2 )私たちは「努力して」救われたのではない。
(3 )見上げただけで救われた。
(4 )信仰生活は、「十字架を見続ける生活」である。
4 .光の中を歩む(悔い改めを隠さない)
(1 )新生した者は闇に居続けられない。
(2 )罪の隠蔽は新創造の呼吸を止める。
(3 )告白と悔い改めは敗北ではなく、光に来たしるしである。
5 .花婿を待つ花嫁として生きる(終末的視点)
(1)ヨハ3 章後半は、花婿の到来を語る。
(2 )救済史の流れ:
①創造→契約→メシア→十字架→教会→終末→
新天新地
②信者は、「花嫁として整えられている存在」である。
③終末的希望が現在の価値観を変える。




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