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メシアの生涯(186)—大祭司の祈り(2)—

  • 2016.02.01
  • ヨハネ17章:6〜19
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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大祭司の祈りから、霊的教訓を学ぶ

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「大祭司の祈り(2)」

ヨハ17:6~19

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①ヨハ17章 恐らく、ゲツセマネの園の近辺での祈りあろう。

    ②イエスの働きは、預言者から祭司に移行した。

    ③これは、大祭司の祈りである。

        *聖書に記された最高の祈りである。

        *イエスの心の中を覗くことができる祈りである。

        *世界観の変更を迫る祈りである。

    (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §151 キリストの執りなしの祈り

2.アウトライン

  (1)自分自身のための祈り(1~5節)

  (2)使徒たちのための祈り(6~19節)

    ①使徒たちとの関係(6~8節)

    ②使徒たちの守りを願う祈り(9~16節)

    ③使徒たちの聖めを願う祈り(17~19節)

  (3)すべての信者のための祈り(20~26節)

  3.結論:

    (1)弟子たちのためのイエスの祈り

    (2)弟子たちによって栄光を受けるイエス

大祭司の祈りから、霊的教訓を学ぶ

Ⅰ.使徒たちとの関係(6~8節)

  
1.6節


Joh 17:6
わたしは、あなたが世から取り出してわたしに下さった人々に、あなたの御名を明らかにしました。彼らはあなたのものであって、あなたは彼らをわたしに下さいました。彼らはあなたのみことばを守りました。

    
(1)この小さな群れ(11人の使徒集団)は、父から子に与えられたものである。

      ①彼らは、世から取り出された(選び出された)。

      ②ヨハ17章には、「世」という言葉が18回も出て来る。

        *「世」とは、神に敵対する勢力、システムのことである。

      ③彼らは、父の選びによってこの世(不信仰な人類全体)から取り出された。

      ④父は彼らを子に贈り物として与えた。

      ⑤ヨハ6:37

「父がわたしにお与えになる者はみな、わたしのところに来ます。そしてわたし

のところに来る者を、わたしは決して捨てません」

    (2)子は彼らに、父の御名を明らかにした(御名を現した)。

      ①御名とは、父のご人格、属性、特徴などである。

      ②イエスは、自分を見た者は父を見たと言われた。

      ③これは、イエスの神性宣言である。

    (3)彼らは、父のみことばを守った。

      ①イエスは、彼らをほめておられる。

      ②彼らは、イエスが語る父のことばに応答した。

      ③彼らは完ぺきではなかったが、献身の姿勢は正しかった。

      (例話)高校時代の代数:回答は間違っているが論理がよければ評価される。

      ④過去の失敗や、これから起ころうとしている裏切りへの言及は、一切ない。

  2.7~8節

Joh 17:7 いま彼らは、あなたがわたしに下さったものはみな、あなたから出ていることを知っています。


Joh 17:8
それは、あなたがわたしに下さったみことばを、わたしが彼らに与えたからです。彼らはそれを受け入れ、わたしがあなたから出て来たことを確かに知り、また、あなたがわたしを遣わされたことを信じました。

    
(1)子は父を完ぺきに啓示した。

      ①子は父のことばを彼らに伝えた。

    (2)彼らは、その啓示に応答した。

①父と子がひとつであることを信じた。

  *ユダヤ的には、イエスが神であることを信じたということ。

②子が父から派遣されていることを信じた。

  *イエスは完ぺきな【主】のしもべであることを信じたということ。

    (3)以上のことを前提に、イエスは弟子たちのために大祭司として祈られた。

Ⅱ.使徒たちの守りを願う祈り(9~16節)

  1.9~10節


Joh 17:9
わたしは彼らのためにお願いします。世のためにではなく、あなたがわたしに下さった者たちのためにです。なぜなら彼らはあなたのものだからです。


Joh 17:10 わたしのものはみなあなたのもの、あなたのものはわたしのものです。そして、わたしは彼らによって栄光を受けました。

    
(1)これは、11人のための祈りである。

      ①適用としては、すべての信者のための祈りとも言える。

      ②これは、世のための祈りではない。

        *世は不信仰であり、その状態に保たれる必要はないのである。

      ③イエスが世のために祈ったことがないという意味ではない。

        *事実、イエスは十字架上で世のために祈られた。

      ④イエスは大祭司として、11人を代表して御座の前で祈っている。

    (2)子のものは父のもの、父のものは子のものである。

      ①これは、子と父の親密な関係を示している。

      ②子と父は、同じ権威を有する神である。

        *人は神に向かって、「わたしのものはみなあなたのもの」と言える。

*しかし、「あなたのものはわたしのものです」とは言えない。

    (3)「わたしは彼らによって栄光を受けました」

      ①これは、不完全な弟子たちにとって大いなる励ましと慰めである。

  2.11節


Joh 17:11
わたしはもう世にいなくなります。彼らは世におりますが、わたしはあなたのみもとにまいります。聖なる父。あなたがわたしに下さっているあなたの御名の中に、彼らを保ってください。それはわたしたちと同様に、彼らが一つとなるためです。

    
(1)状況が大きく変化しようとしているので、この祈りが必要となる。

      ①イエスは世を去り、父のみもとに行く。

      ②弟子たちは、世に残される。

      ③イエスに向けられていた「世からの憎しみ」は、弟子たちに向けられる。

      ④弟子たちを守る役割は、父に委ねられる。

    (2)御名の中に保つ。

①父は、聖なる父であり、罪に汚れた被造世界からは分離している。

  *父は、無限に高いところにおられる。

      ②イエスを信じた弟子たちは、聖なる者とされている(世からの分離)。

      ③「御名の中に保つ」とは、父ご自身の守りを意味する。

    (3)その目的は、彼らが一つとなるためである。

      ①彼らの性質や目的がイエスに似たものとなる。

      ②父と子が一つであることが、そのモデルとなる。

  
3.12節


Joh 17:12
わたしは彼らといっしょにいたとき、あなたがわたしに下さっている御名の中に彼らを保ち、また守りました。彼らのうちだれも滅びた者はなく、ただ滅びの子が滅びました。それは、聖書が成就するためです。

    
(1)イエスは、良き羊飼いとして彼らを守った。

      ①これは、イエスの地上生涯への言及である。

    (2)唯一の例外は、イスカリオテのユダである。

      ①彼は、滅びの子である。

      ②ユダは羊の一員ではなかった。最後に、それが明らかになった。

      ③彼はイエスを売り渡すことで、知らない内にサタンの手先となった。

      ④神の主権は、人間の悪行の上にも及ぶ。

      ⑤ユダの裏切りは、詩41:9の成就である。

      「私が信頼し、私のパンを食べた親しい友までが、私にそむいて、かかとを上げ

た」

  4.13~14節


Joh 17:13 わたしは今みもとにまいります。わたしは彼らの中でわたしの喜びが全うされるために、世にあってこれらのことを話しているのです。


Joh 17:14
わたしは彼らにあなたのみことばを与えました。しかし、世は彼らを憎みました。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものでないからです。

    
(1)イエスが励ましのことばを語っている理由

      ①イエスが死んだあと、弟子たちはイエスのことばを思い出すようになる。

      ②それによって、イエスの喜びをフルに味わうようになる。

      ③イエスの喜びとは、悪に打ち勝ち、永遠のいのちをもたらしたということ。

    (2)父の守りが必要な理由

      ①イエスは父のことばを彼らに与え、彼らはイエスのようになった。

      ②イエスが憎まれたように、彼らも世から憎まれる。

  
5.15~16節


Joh 17:15 彼らをこの世から取り去ってくださるようにというのではなく、悪い者から守ってくださるようにお願いします。

Joh 17:16 わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。

    
(1)神の計画は、彼らを世から取り去ることではない。

      ①むしろ、世にあって彼らを悪い者から守ることである。

      ②彼らには、この世にあって果たすべき使命が与えられていた。

    (2)悪い者とは、サタンのことである。

      ①サタンは、この世の頭である。

      ②信者を破壊するためならなんでもする。

      ③しかし、サタンの意図が成就することはない。

      ④神は、ご自身の民を守られる。

    
(3)イエスがこの世に属していないように、弟子たちもこの世のものではない。

      ①コロ1:13

「神は、私たちを暗やみの圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に移し

てくださいました」

      ②この世からの誘惑を受けたとき、この聖句を思い出すべきである。

Ⅲ.使徒たちの聖めを願う祈り(17~19節)

  
1.17節

Joh 17:17 真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です。

    
(1)聖めとは

      ①この世からの分離である。

        *この世の価値観、罪、目的からの分離である。

②神の働きのための分離である。

    (2)聖めの方法

      ①真理のみことばである。

      ②神のことばを学ぶなら、その人は聖め別たれる。

        *心と知性が変化する。

        *内面の変化は、生き方の変化をもたらす。

      ③この原則は、現代の信者にも適用される。

        *みことばの学びによって、この世から別たれ、神の働きをするようになる。

        *「聖書研究から日本の霊的覚醒(目覚め)が」

  
2.18節

Joh 17:18 あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。

    
(1)父が子を世に遣わした。

      ①子の使命は、父を啓示することである。

      ②イエスは、すべての信者のモデルである。

    (2)イエスは弟子たちを世に遣わした。

      ①弟子たちには使命がある。

      ②父を知らしめることが、弟子たちの使命である。

      ③これは、イエスの大宣教命令と言ってもよい。

  
3.19節

Joh 17:19 わたしは、彼らのため、わたし自身を聖め別ちます。彼ら自身も真理によって聖め別たれるためです。

    (1)「わたしは、彼らのため、わたし自身を聖め別ちます」とはどういう意味か。

      ①イエスの性質は、聖めを必要としていない。

②このことばは、十字架の死への献身を意味している。

    (2)真理は弟子たちを聖め別つ。

①イエスの贖いの死を信じる者は、この世から聖め別たれる。

結論

  1.弟子たちのためのイエスの祈り

    (1)弟子たちを選ぶ前(ルカ6:12)

Luk 6:12 このころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。

    (2)公生涯の終わり(ルカ22:32)

「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りまし

た。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」

    (3)地上を去る前(ヨハ17:6~19)

    (4)天上において

      ①ロマ8:34

      「罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえら

れた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなし

ていてくださるのです」

      ②ヘブ7:25

      「したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできにな

ります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられる

からです」

  2.弟子たちによって栄光を受けるイエス

    (1)旧約時代における神の栄光

      ①幕屋、神殿の至聖所にシャカイナグローリーが現れた。

      ②神がご自身の民の中に住み、栄光を表された。

    (2)福音書の時代

      ①イエスの内にシャカイナグローリーが現れた。

      ②ヨハ1:14

      「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。

父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに

満ちておられた」

      ③弟子たちの信仰と生き方は、イエスのご性質の現れとなった。

        *栄光とは、神のご臨在であり、ご性質である。

      ④それゆえイエスは、弟子たちによって栄光と受けたと言われたのである。

        *これは、不完全な弟子たちにとって大いなる励ましと慰めである。

    (3)教会時代

      ①聖霊が御子の栄光を表す。

      ②ヨハ16:14

「御霊はわたしの栄光を現します。わたしのものを受けて、あなたがたに知らせ

るからです」

      ③信者も御子の栄光を表す。

      ④エペ1:12

「それは、前からキリストに望みを置いていた私たちが、神の栄光をほめたたえ

るためです」(新改訳)

「これ夙(はや)くよりキリストに希望(のぞみ)を置(お)きし我(われ)らが、

神(かみ)の榮光(えいくわう)の譽(ほまれ)とならん爲(ため)なり」(文語訳)

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