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Q478 マリアへの啓示とヨセフへの啓示の違いはなんですか。
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478 マリアへの啓示とヨセフへの啓示
Q:天使がヨセフには夢で、マリアには直接会って大切な知らせを告げました。なぜその知らせ方の方法が違ったのでしょうか。
はじめに
これはとても重要な質問です。いつものように3つ申し上げます。
1番目に、神は、同じ真理を、同じ方法で啓示する必要はないということです。
(1)啓示の方法は、人格、役割、責任、救済史的位置などによって選ばれます。
(2)私たちの人生でも同じです。
(3)ある人には、神はみことばを通して語られ、ある人には、状況や内的確信を通して導かれます。
(4)重要なのは方法ではなく、与えられた導きにどう応答するかです。
2番目に、マリアに「直接」天使が現れた理由を考えてみます。
(1)マリアの場合は、天使ガブリエルが直接現れて告知しました(ルカ1:26~38)。
(2)イエスは、マリアの胎に宿ります。
(3)これは人類史上ただ一度の出来事です。
(4)そのため、誤解の余地がない直接的な啓示が必要でした。
(5)マリアは自発的な応答を求められました。
(6)そのため、対話可能な「直接啓示」が選ばれたのです。
3番目に、ヨセフに「夢」で天使が現れた理由を考えてみます。
(1)ヨセフの場合は夢の中で天使が語ります(マタイ1:20~25)。
(2)彼に求められたのは「納得」よりも、実践的な従順でした。
(3)ヨセフは旧約的「義人」の系譜にあります。
(4)旧約では、ヤコブ、ヨセフ、ダニエルなど、夢によって神の導きを受ける人物が多く登場します。
(5)どちらが優れている、という話ではありません。
(6)マリアは「はい」と答え、ヨセフは「行動」で答えました。
(7)どちらも、神の御心にかなった応答でした。
神が私たちに語りかける方法はさまざまです。




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