Q477 弟子とは誰のことですか。

  • 2025.12.18
  • スピーカー 中川健一
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477 弟子とは誰のことですか。 


Q:信じた瞬間からキリストの弟子だと考え、公言してもよいのでしょうか。所属教会では「信者は清いが、キリストの弟子は別で、覚悟が必要」と教えられました。聖書的に正しいなら、謙遜に名乗ることは問題ないでしょうか。

はじめに

 これはクリスチャンの自己認識に関わる質問です。いつものように3つ申し上げます。

1番目に、「弟子(マテーテス)」とは、一般的な意味では、イエスを信じる者です。

(1)多くの箇所で、「弟子」は単に「イエスを信じ、従った群衆全体」を指します。

(2)ヨハネ8:31、使徒6:1

(3)使徒11:26。

「弟子たちは、アンティオキアで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。」

(4)英語の「follower of Jesus」という表現

2番目に、より厳密な意味では、献身的に従う者としての「弟子」です。

(1)ルカ14:26~27、33

(2)「救いの条件」ではなく、救いを得た後の「成長・従順・献身」のプロセスです。

3番目に、救われた瞬間から「弟子」と名乗ることは聖書的で健全です。

(1)「弟子」は身分であり、その後の成長はプロセスです。

(2)救われた瞬間に神の子となるのと同じように、救われた瞬間にキリストの弟子という身分を授かります。

(3)その後の従順・献身・学びは、弟子として成長する歩みです。

(4)「弟子」と名乗ることは高慢ではありません。

(5)神の恵みによって「弟子」とされたことを感謝する表現です。

(6)「私は主に従いたいと願う者です」という謙虚な表明です。

クリスチャンは全員キリストの弟子です。

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