私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q456 ノアの洪水の前は雨が降らなかったのですか。
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457 ノアの洪水の前は雨が降らなかったのか?
Q:ノアの洪水のときに、初めて雨が降ったと聞きました。それを示す聖句はありますか。
はじめに
「ノアの洪水の前に雨が降らなかった」とする主張を証明する聖句はありません。しかし、そのように推定できる理由はあります。このテーマについて、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、創世記2:章6節の記述があります。
「ただ、豊かな水が地から湧き上がり、大地の全面を潤していた」
(1)この箇所は、エデンの園創造時の状態を描写しています。
(2)雨が降らず、地下水によって地が潤っていたという自然の状態が描かれています。
(3)これは、洪水前の世界には雨がなかったことの証拠だと考えられます。
2番目に、創世記7章における「初めての雨」の強調があります。
(1)「天の窓が開かれた」「大いなる淵の源が裂けた」という描写があります。
(2)雨は、異常な現象、これまでにない現象として描かれています。
(3)「大雨」ということばは、これが重大で初めての雨であることを示唆しています。
(4)聖書は、この時点で初めて「雨が降った」ことを強調していると解釈されます。
3番目に、ノアはまだ見ていない事柄を信じたとあります。
(1)ヘブル人への手紙11章7節
(2)神の警告(洪水)は、ノアにとって未経験で想像しがたいことでした。
(3)彼は、雨を見たことのない時代に「大洪水が来る」と信じて箱舟を造りました。
(4)創造論者は、洪水前の地球は「蒸気の天蓋」で覆われていたと考えます。
(5)洪水はその天蓋が破れ、初めて雨が地に降った出来事だったと考えられます。
神は、二度と洪水で人類を滅ぼすことはありません。
次にやってくる裁きは、火による裁きです。
イエス・キリストに信頼を置く人は幸いです。
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