私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
2025年 沖縄ペンテコステ合同礼拝 「ダビデの生涯から学ぶ」
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
2025年6月8日(日)
沖縄ペンテコステ合同礼拝
スピーカー:中川健一
「ダビデの生涯から学ぶ」
はじめに
1.このテーマで説教を語る理由
(1)コロナ入院、2度の心筋梗塞治療、約2年弱の体調不良、そこからの復帰。
(2)沖縄のことを考えていると、ダビデの生涯が思い浮かんだ。
(3)このメッセージは瞬時に与えられたが、作るのに78年かかったとも言える。
ダビデの生涯は、私たちの生涯の縮図である。
5 つのキーワードがそれを証明している。
I. 選び—神のご計画の始まり(ベツレヘム)
1.神の選びは、人の基準とは異なる。
(1)ダビデはエッサイの8人の息子の中の末っ子であった。
①兄たちではなく、羊を守っていたダビデが選ばれた。
(2)最も可能性の低い者が選ばれた。
①1サム16:7
1Sa 16:7
【主】はサムエルに言われた。「彼の容貌や背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、【主】は心を見る。」
2.神の選びは、不思議である。
(1)私たちは、天地が造られる前から救いに選ばれていた。
①エペ1:4
Eph 1:4 すなわち神は、世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。
(2)神は、この世の愚かな者、この世の弱い者を選ばれた。
①1コリ1:27
1Co 1:27 しかし神は、知恵ある者を恥じ入らせるために、この世の愚かな者を選び、強い者を恥じ入らせるために、この世の弱い者を選ばれました。
(3)聖書には、「救いの選び」が出てくるが、「滅びの選び」は出てこない。
①この礼拝の場にいることが、神から招かれていることの証拠である。
②福音の三要素を信じるなら、選ばれていたことが分かる。
II. 勝利—信仰による勝利(エラの谷)
1.巨人ゴリアテとの戦いで、信仰による勝利を手にした。
(1)戦場は、エルサレムから西に30kmのエラの谷。
①丘に囲まれた広い谷で、中央には小川(エラ川)が流れている。
(2)ダビデは使い慣れた武器を用いた。
①石投げ(スリング)と滑らかな石
(3)ダビデは、神の御名によって戦った。
①1サム17:45
1Sa 17:45
ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と槍と投げ槍を持って私に向かって来るが、私は、おまえがそしったイスラエルの戦陣の神、万軍の【主】の御名によって、おまえに立ち向かう。
②神の権威と力に依り頼むこと
③神の栄光のために戦うこと
2.私たちも、目の前の「巨人」に信仰で立ち向かうべきである。
(1)3つの戦略
①使い慣れた武器を用いて
②神の御名によって
③神の栄光のために
Ⅲ.迫害—試練の中での忍耐(エン・ゲディ)
1.サウルは、執拗にダビデを迫害した。
(1)ダビデの人気の高まりと、サウルの嫉妬・恐れ
①人々は「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った」と称賛した。
②サウルは激しく嫉妬し、次第にダビデの命を狙うようになった。
③ダビデは、エン・ゲディの野に身を隠した。
④サウルは、3,000人の精鋭部隊を率いてダビデを追跡した。
(2)ダビデは、洞窟でサウルを討つ機会を得たが、手をかけることを拒否。
①サウルは「主に油注がれた王」である。
②神の時を待つ信仰
③復讐は神に委ねるという信仰
④ダビデの品性とリーダーシップ
2.沖縄は、ゆえなく苦しめられてきた。
(1)沖縄戦では、総計20万人の犠牲者が出た。
①住民の約4人に1人
②今も、基地負担を強いられている。
(2)神様、なぜですか。
①今は分からないが、やがて分かるようになる。
②神の時を待つ信仰
③復讐は神に委ねるという信仰
④沖縄の品性とリーダーシップ
*平和記念公園内にある「平和の礎(いしじ)」
*すべての戦没者の名前(約14,000名の米兵が刻銘されている)
(ILL)傲慢が正された私の経験
IV. 失敗—罪と悔い改め(エルサレム)
1.ダビデは王としての責任を果たさず、罪に陥った。
(1)バテ・シェバ事件は、ダビデ王の最大の失敗とされる出来事である。
①ダビデは戦場に行かず、エルサレムにとどまっていた(2サム11:1)。
②宮殿の屋上から、入浴するバテ・シェバを見て魅了された。
*清めの洗い、ウリヤの妻
③ダビデは、彼女を召し寄せ、関係を持った。
④バテ・シェバが妊娠すると、ダビデはウリヤを戦場から呼び戻した。
⑤ウリヤは、王への忠誠を理由に家に帰らなかった。
⑥ダビデは、将軍ヨアブに命じてウリヤを最前線に送り、戦死させた。
(2)預言者ナタンがダビデを責めると、彼は悔い改めた。
①しかし、最初の子は死に、家族にも争いが起こるという悲劇が続いた。
②詩51:17
Psa 51:17 神へのいけにえは 砕かれた霊。/打たれ 砕かれた心。/神よ あなたはそれを蔑まれません。
2.どんなに信仰深い者でも、油断すると罪に陥る。
(1)神は、沖縄に悔い改めを迫っておられる。
①沖縄は、自らの詩篇51篇を作るべきである。
*偶像礼拝の罪、姦淫の罪
*歴史的苦しみの中での神への不信の罪
*霊的な敗者であることに甘んじていた罪
*沖縄の霊的覚醒のために祈る。
V. 延期—神の計画に従う
1.神殿建設を許されなかったダビデ
(1)ダビデの願いは善であったが、神の計画は異なった。
①息子のソロモンが神殿を建てる。
②ダビデの使命は、そのための準備をすることであった。
(2)神は、ダビデにより良い約束を与えた(ダビデ契約)。
①ダビデの家(王朝)が永遠に続く。
②神がダビデの子(メシア)を堅く立てる。
③ダビデの子孫からメシアが誕生する。
④メシアは、全世界を治める王となる。
2.私たちの願いも延期されることがある。
(1)日本に霊的覚醒が起こるように祈ってきた。
①大きな変化は見えない。
②次世代への引継ぎを迫られている。
(2)延期されているように見えても、神の計画は前進している。
①神は、ダビデに「永遠の王国」の約束を啓示した。
②この約束は、最終的に、イエス・キリストによって成就する。
③今も、神の計画は前進している。
④新天新地の約束を信じて、自分の役割を果たし、次世代に委ねるべきである。
結論:あなたに問いたい5つの質問
1.神の選びにどう応えているか?
2.目の前の戦いに信仰で立ち向かっているか?
3.試練の中で神の時を待っているか?
4.罪を悔い改め、神の赦しを受け入れているか?
5.自分の願いが叶わない時に、神の御心を受け入れているか?
週間アクセスランキング
ヨハネの福音書(43)「助け主の約束」ヨハ14:15~31
Q455 携挙されないクリスチャンはいますか 。
ヨハネの福音書(42)「父なる神への唯一の道」ヨハ14:1~14
Q454 イランがイスラエルを憎む理由はなんですか 。
60分でわかる旧約聖書(4)「民数記」
日本人のルーツはユダヤ人か(3)分子人類学から見た日ユ同祖論