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Q448 「産みの苦しみ」と患難期は、同じですか。
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448 「産みの苦しみ」と患難期は同じか
Q:「産みの苦しみ」と患難期は、同じ意味ですか。少し混乱していますので、教えてください。
はじめに
これは、終末論の中に出てくる用語に関する質問です。結論から申し上げますと、「産みの苦しみ」と患難期は、別の時代です。このテーマについて、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、「産みの苦しみ」は患難期の前段階です。
(1)終末の始まりの「しるし」として「産みの苦しみ」が語られている(マタイ24:8)。
①終末時代は、イスラエルが反キリストと契約を結ぶ時から始まる。
②「産みの苦しみ」は、終末時代が近いことを示している。
(2)「産みの苦しみ」は、7年の患難期の「前兆」であり、患難期そのものではない。
(3)患難期以前の時代に生じる戦争、飢饉、地震などの世界的な不安定さを指す。
2番目に、「産みの苦しみ」はユダヤ人にとっての霊的準備期間です。
(1)イスラエルが悔い改めへと導かれる前段階として、神が世界とイスラエルに揺さぶりをかけている。
(2)「産みの苦しみ」は、神の裁きではなく、神の摂理である。
(3)神の摂理の中で起こる自然災害や人為的混乱によって、終末の時計が進んでいることが示されている。
3番目に、「産みの苦しみ」は、携挙直前の世界情勢を示しています。
(1)教会はこの「産みの苦しみ」の中に存在している。
(2)患難期の裁きそのものからは、携挙によって救われる。
(3)携挙の後、患難期、イスラエルの国家的救い、メシアの再臨、千年王国と続く。
「産みの苦しみ」は、携挙の時が近いことを示している。
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