Q448 「産みの苦しみ」と患難期は、同じですか。

  • 2025.05.22
  • スピーカー 中川健一
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448 「産みの苦しみ」と患難期は同じか

Q:「産みの苦しみ」と患難期は、同じ意味ですか。少し混乱していますので、教えてください。

はじめに

 これは、終末論の中に出てくる用語に関する質問です。結論から申し上げますと、「産みの苦しみ」と患難期は、別の時代です。このテーマについて、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、「産みの苦しみ」は患難期の前段階です。

(1)終末の始まりの「しるし」として「産みの苦しみ」が語られている(マタイ24:8)。

 ①終末時代は、イスラエルが反キリストと契約を結ぶ時から始まる。

 ②「産みの苦しみ」は、終末時代が近いことを示している。

(2)「産みの苦しみ」は、7年の患難期の「前兆」であり、患難期そのものではない。

(3)患難期以前の時代に生じる戦争、飢饉、地震などの世界的な不安定さを指す。

2番目に、「産みの苦しみ」はユダヤ人にとっての霊的準備期間です。

 (1)イスラエルが悔い改めへと導かれる前段階として、神が世界とイスラエルに揺さぶりをかけている。

 (2)「産みの苦しみ」は、神の裁きではなく、神の摂理である。

 (3)神の摂理の中で起こる自然災害や人為的混乱によって、終末の時計が進んでいることが示されている。

3番目に、「産みの苦しみ」は、携挙直前の世界情勢を示しています。

(1)教会はこの「産みの苦しみ」の中に存在している。

(2)患難期の裁きそのものからは、携挙によって救われる。

(3)携挙の後、患難期、イスラエルの国家的救い、メシアの再臨、千年王国と続く。

「産みの苦しみ」は、携挙の時が近いことを示している。

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