私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q426 大魚に呑み込まれたヨナの物語は歴史的事実ですか。
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426 大魚に呑み込まれたヨナの物語は歴史的事実か
Q:大魚に呑み込まれたヨナの物語が信じられません。これは、比ゆ的物語なのでしょうか。
A:はじめに
私は、聖書の字義どおりの解釈を推奨しています。つまり、比ゆ的物語だという証拠がない限り、字義通りに読むべきだということです。結論から言いますと、ヨナ書1~2章の物語は、歴史的事実です。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、イエス・キリストの証言に注目しましょう。
(1)マタイの福音書12章40節
「ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、地の中にいるからで
す」
(2)イエスは、ヨナの物語を歴史的事実として語っておられます。
(3)ヨナの物語は、イエスの死と復活の予表(型)となっています。
2番目に、ヨナを飲み込んだ大魚に注目しましょう。
(1)「大魚」はヘブル語で「ダグ・ガドル」です。
(2)これだけでは、魚の種類は分かりません。
(3)可能性のある魚種がいくつかあります。
①クジラ(当時の認識では、クジラは魚です)
②サメ(ホホジロザメやジンベイザメ)
③神が備えた超自然的な生物
(4)クジラの可能性が最も高い
3番目に、ヨナの物語の教訓に注目しましょう。
(1)「大魚」の魚種を詮索するのは、的外れの議論です。
(2)神は、不従順なヨナを悔い改めに導き、ニネベでの伝道のために用いました。
(3)神はこの奇跡を通して、ご自身の主権とニネベの人たちへの愛を示されました。
ヨナの物語は、歴史的事実です。
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