Q426 大魚に呑み込まれたヨナの物語は歴史的事実ですか。

  • 2024.12.19
  • スピーカー 中川健一
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426 大魚に呑み込まれたヨナの物語は歴史的事実か

Q:大魚に呑み込まれたヨナの物語が信じられません。これは、比ゆ的物語なのでしょうか。

A:はじめに

 私は、聖書の字義どおりの解釈を推奨しています。つまり、比ゆ的物語だという証拠がない限り、字義通りに読むべきだということです。結論から言いますと、ヨナ書1~2章の物語は、歴史的事実です。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、イエス・キリストの証言に注目しましょう。

(1)マタイの福音書12章40節

 「ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、地の中にいるからで

す」

(2)イエスは、ヨナの物語を歴史的事実として語っておられます。

(3)ヨナの物語は、イエスの死と復活の予表(型)となっています。

2番目に、ヨナを飲み込んだ大魚に注目しましょう。

(1)「大魚」はヘブル語で「ダグ・ガドル」です。

(2)これだけでは、魚の種類は分かりません。

(3)可能性のある魚種がいくつかあります。

  ①クジラ(当時の認識では、クジラは魚です)

  ②サメ(ホホジロザメやジンベイザメ)

  ③神が備えた超自然的な生物

(4)クジラの可能性が最も高い

3番目に、ヨナの物語の教訓に注目しましょう。

(1)「大魚」の魚種を詮索するのは、的外れの議論です。

(2)神は、不従順なヨナを悔い改めに導き、ニネベでの伝道のために用いました。

(3)神はこの奇跡を通して、ご自身の主権とニネベの人たちへの愛を示されました。

 ヨナの物語は、歴史的事実です。

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