421　天国でも性別は存在するか

Q：私は、死後の復活を信じています。復活したからだには、性別がありますか。天国でも性別が存在するかどうか、知りたいです。

A：はじめに

聖書には、復活した人は性別をなくすという明確な教えはありません。私は、復活したからだには性別があると信じています。このテーマについて、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、イエスの復活のからだに注目しましょう。

（1）イエスは、ユダヤ人男子として生まれ、男性として地上生涯を歩まれました。

（2）イエスは十字架上で死に、墓に葬られ、3日目に復活されました。

（3）12弟子たちは、復活のイエスに何度も出会いました。

（4）弟子たちは、復活したイエスを見て、イエスだと認識することができました。

（5）それは、中性のイエスではなく、性のからだを持ったイエスでした。

（6）イエスの復活は「初穂としての復活」ですので、信者も同じように復活します。

２番目に、マタイの福音書22章30節の教えに注目しましょう。

（1）「復活の時には人はめとることも嫁ぐこともなく、天の御使いたちのようです」

（2）この聖句は、復活した人は結婚する必要がなくなるということを教えています。

（3）人は死ななくなるので、子を産む必要がなくなるからです。

（4）これは、復活のからだには性別がなくなるという教えではありません。

3番目に、黙示録21～22章の預言に注目しましょう。

（1）そこには、永遠の世界の様子が預言されています。

（2）その世界は、エデンの園の状態よりもさらに素晴らしいものです。

（3）エデンの園に存在していたものは、より完成された形で存在するようになります。

（4）そのとき、「神のかたち」がどういうものであるかが明らかになります。

（5）性別は、単なる肉体的特徴ではなく、人間存在の本質にかかわるものです。

（6）「神のかたち」の完成は、「男性性」と「女性性」の完成を意味します。

（7）すべての人が完成された性別を通して、神を礼拝するようになります。

　天国でも性別は存在します。