私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q420 頭に燃える炭火を積むとはどういう意味ですか。
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420 頭に燃える炭火を積むとは
Q:ローマ人への手紙12章20節の意味について教えてください。「もしあなたの敵が飢えているなら食べさせ、渇いているなら飲ませよ。なぜなら、こうしてあなたは彼の頭上に燃える炭火を積むことになるからだ」
A:はじめに
この聖句の中で特に難しいのは、「彼の頭上に燃える炭火を積むことになるからだ」という部分です。このことばの意味について、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、この聖句は隣人愛について教えています。
(1)主イエスは、敵さえも愛するように教えてくださいました(マタ5:44)。
(2)パウロは、その教えに従っています。
「悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい」(ロマ12:21)
(3)すべての人は、神の「かたち」に造られた尊い存在です。
2番目に、「燃える炭火」は、良心の呵責や悔い改めを象徴するものです。
(1)エジプトでは、悔い改めた者が「燃える炭火」を頭に載せて歩く習慣がありました。
(2)そこから、「燃える炭火」という慣用句が生まれました。
(3)悪に悪を返すのではなく、善を返すなら、相手は自らの悪を恥じるようになります。
(4)相手は良心の呵責を感じ、悔い改めに導かれる可能性があります。
(5)「燃える炭火」の本質は、良心の呵責からくる悔い改めです。
3番目に、この聖句は「復讐は神のわざ」であることを教えています。
(1)復讐は人間に委ねられているものではありません。
(2)「復讐はわたしのもの。わたしが報復する」(ロマ12:19)
愛は、奇跡を生み出す力です。
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