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メシアの生涯(133)—弟子となるために—

  • 2014.11.17
  • ルカ14章:25〜35
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

イエスが教える弟子道について学ぶ。

「弟子となるために」

ルカ14:25~35

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①イエスは、エルサレムからペレアに移動する。

    ②次に、ペレアからエルサレム(ベタニヤ)に向かう。

    ③その途上で、「後の者が先になる」というメッセージがなされた。

④次に、パリサイ人の家での食卓の場面が出て来た。

        *「後の者が先になる」というテーマが継続して取り上げられた。

      ⑤今回は、「弟子道」に関する教えである。

        *十字架の時が迫っている。

        *弟子としての心構えをしっかりと教える必要がある。

        *3つの教えが出て来るが、これらの教えは、救いに関するものではない。

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §115 大ぜいの群衆への警告のことば

  2.アウトライン

    (1)優先順位を明確にする(25~27節)。

    (2)十字架を負う決心をする(28~30節)。

    (3)犠牲を計算する(31~35節)。

  3.結論:

    (1)塩とは何か。

    (2)イエスとは誰か。

    (3)救われるだけではだめなのか。

イエスが教える弟子道について学ぶ。

Ⅰ.優先順位を明確にする(25~26節)。

  
1.25節

Luk 14:25 さて、大ぜいの群衆が、イエスといっしょに歩いていたが、イエスは彼らのほうに向いて言われた。

    
(1)ほとんどのリーダーは、フォロワーの数が増えることを喜ぶ。

    (例話)ツイッターのフォロワー数(2014年11月11日)

      ①有吉弘之 359万人

      ②きゃりーぱみゅぱみゅ 250万人

      ③ROLA 227万人

      ④孫正義 223万人

    (2)イエスは、単にフォロワーが多いだけでは喜ばない。

      ①イエスは、群衆の方を振り向いた。これは、劇的な動作である。

      ②興味本位で従ってくる人たちに警告を発する。

    (3)きょうの箇所は、イエスによるふるい分けの作業である。

      ①弟子の条件を提示することによって、本物の弟子を選別する。

  
2.26節


Luk 14:26
「わたしのもとに来て、自分の父、母、妻、子、兄弟、姉妹、そのうえ自分のいのちまでも憎まない者は、わたしの弟子になることができません。

    
(1)「愛する」と「憎む」について

      ①通常は、感情的要素が深く関わっている。

      ②聖書の中では、「愛する」と「憎む」は、別の意味でも使用されている。

      ③「愛する」とは、選ぶことである。

④「憎む」とは、選ばないことである。

(例話)どの洋服を着るか。感情的要素は、入り込んでいない。

    (2)別の例は、神がエサウではなくヤコブを選んだことである。

    「このことだけでなく、私たちの父イサクひとりによってみごもったリベカのことも

あります。その子どもたちは、まだ生まれてもおらず、善も悪も行わないうちに、神

の選びの計画の確かさが、行いにはよらず、召してくださる方によるようにと、『兄は

弟に仕える』と彼女に告げられたのです。『わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ』

と書いてあるとおりです」(ロマ9:10~13)

(3)イエスは、何を優先するかという意味で、「愛する」と「憎む」を使っている。

  ①両親を憎めという教えがイエスのものでないことは明らかである。

  ②十戒の第5戒は、両親を敬うことを教えている。

(例話)現代の反宣教団体の論法

    *彼らは、イエスは両親を憎むように教えていると中傷する。

    (4)イエスは、優先順位のことを言っている。

      ①イエスの弟子は、イエスに従うことへの妨害が出てきたら、それを拒否する。

      ②どんなに大切なものであっても、イエスよりも優先させてはならない。

      ③個人的な快適さよりも、イエスの栄光が現れることを求める。

      ④弟子は、二人の主人に仕えることができない。

Ⅱ.十字架を負う決心をする(27節)。

  
1.27節

Luk 14:27 自分の十字架を負ってわたしについて来ない者は、わたしの弟子になることはできません。

    (1)ローマ時代の十字架刑

      ①罪人は、十字架の横木を負って、刑場まで歩かされた。

      ②彼らは、ローマの権威によって強制的にそうさせられた。

    (2)キリストの弟子は、自発的に十字架を負う。

      ①クリスチャンの中には、個人的な快適さを求めて、そうしない人たちがいる。

      ②弟子になろうと思う人は、自発的にそうする。

    (3)十字架を負うという意味

      ①キリストが歩まれたように歩むこと。

      ②自己否定、辱め、迫害、誘惑などなど。

Ⅲ.犠牲を計算する(28~35節)。

  
1.28~30節


Luk 14:28
塔を築こうとするとき、まずすわって、完成に十分な金があるかどうか、その費用を計算しない者が、あなたがたのうちにひとりでもあるでしょうか。

Luk 14:29 基礎を築いただけで完成できなかったら、見ていた人はみな彼をあざ笑って、

Luk 14:30 『この人は、建て始めはしたものの、完成できなかった』と言うでしょう。

    
(1)これは、塔の建設のたとえ話である。

      ①紀元27年に、手抜き工事をした円形劇場が崩れ、約5万人の犠牲者が出た。

      ②手抜き工事の建物や、未完成の建物は、当時よく知られていた。

    (2)十分な資金がないままで塔を築こうとした人の物語

      ①塔については、シロアムの塔が倒れた話、畑に建てる見張りの塔、などがある。

      ②このたとえ話の結論は、施主が恥を見ることである。

        *中東文化では、名誉が重視される。

  
2.31~33節


Luk 14:31
また、どんな王でも、ほかの王と戦いを交えようとするときは、二万人を引き連れて向かって来る敵を、一万人で迎え撃つことができるかどうかを、まずすわって、考えずにいられましょうか。

Luk 14:32 もし見込みがなければ、敵がまだ遠くに離れている間に、使者を送って講和を求めるでしょう。


Luk 14:33 そういうわけで、あなたがたはだれでも、自分の財産全部を捨てないでは、わたしの弟子になることはできません。

    
(1)ヘロデ・アンティパスの敗戦

①ヘロデヤとの結婚のために、前妻と離婚した。

②前妻は、アラビアのアレタ王の娘であった(2コリ11:32にその名が登場)。

③アレタ王は、ヘロデの姦淫が原因で娘が離縁されることに立腹した。

④アラビア戦争が勃発し、ヘロデは大敗した。

⑤これが、ヘロデ・アンティパスが没落するきっかけとなった。

⑥イエスのたとえ話を聞く聴衆には、その記憶が鮮明に残っていた。

    
(2)戦争を始める前に、しっかりと考える必要がある。

      ①勝つ見込みがあるかどうかを吟味することは、死活問題である。

      ②弟子になるためには、その犠牲をしっかりと計算する必要がある。

    (3)2つのたとえ話は、弟子としての犠牲を数えることの重要性を教えている。

      ①中途半端な態度では、弟子になることはできない。

  4.34~35節


Luk 14:34 ですから、塩は良いものですが、もしその塩が塩けをなくしたら、何によってそれに味をつけるのでしょうか。

Luk 14:35 土地にも肥やしにも役立たず、外に投げ捨てられてしまいます。聞く耳のある人は聞きなさい。」

    
(1)塩気を失くした塩は、なんの役にも立たない。

      ①現代の塩は精製塩なので、塩気を失くすことはない。

      ②この当時の塩は、不純物が混じっている。

      ③塩分が溶け出して、不純物だけ残ることがある。

      ④その不純物は、耕作地の土壌にも、肥料にもならない。

      ⑤外に投げられる。

結論

  1.塩とは何か。

    (1)塩とは、弟子のことである。

      ①弟子が持つ性質は、塩の性質と同じである。

    (2)塩の契約

    「イスラエルの神、【主】が、イスラエルの王国をとこしえにダビデに与えられたこ

と、すなわち、塩の契約をもって、彼とその子らとに与えられたことは、あなたがた

が知らないはずはあるまい」(2歴13:5)

  ①塩は、生きるための必需品である。中東の暑い気候では、なおさらそう言える。

  ②塩は、腐敗防止効果を持っている。

  ③塩は、調味料である。

  ④「塩の契約」という言葉は、永遠に変わらない契約を指す。

  ⑤同盟契約を結んだ者同士は、契約の食事をした。

  ⑥その際、塩味のきいた料理が用意された。

(3)犠牲を計算し、全面的に献身する弟子は、キリストにとっては「塩」である。

  ①塩気を失くした弟子は、人々から物笑いにされる。

  2.イエスとは誰か。

    (1)シェマと呼ばれる聖句

    「聞きなさい。イスラエル。【主】は私たちの神。【主】はただひとりである。心を尽

くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、【主】を愛しなさい」(申6:4~5)

  ①これは、ユダヤ教の基本的な信仰告白である。

  ②異教徒たちは、神々を礼拝していても、安心できなかった。

    *気まぐれの神々で、次の行動は予測不可能である。

  ③イスラエルの民が信じる神は、契約の神である。

    *それゆえ安心できる。

(2)イエスが弟子に要求されるのは、シェマの内容と同じである。

  ①イエスは、神である。

  3.救われるだけではだめなのか。

    (1)救いの道と弟子道を区別する必要がある。

    (2)救いは、恵みにより、信仰による。

      ①福音の三要素を受け入れ、イエスの信頼を置く。

      ②信仰とは「信頼」のことであって、救われるための条件ではない。

      ③一度救われたなら、救いを失うことはない。

        *塩気を失くした塩を外に投げるのは、人である(動詞が複数形)。

        *「men throw it away」(RSV)

    (3)弟子道は、自発的なものである。

      ①イエスは、すべての人を招かれる。

      ②イエスは、信じた人を「ふるい」にかけられる。

      ③イエスは、すべての人が弟子になることを願っておられる。

      ④しかし、すべての人が弟子としての道を選ぶわけではない。

      ⑤神の業は、弟子たちによって進められてきたし、これからもそうである。

    (4)モーセの例

「信仰によって、モーセは成人したとき、パロの娘の子と呼ばれることを拒み、はか

ない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました」

(ヘブ11:24~25)

    (5)パウロの例

    「もし私たちが気が狂っているとすれば、それはただ神のためであり、もし正気であ

るとすれば、それはただあなたがたのためです。というのは、キリストの愛が私たち

を取り囲んでいるからです。私たちはこう考えました。ひとりの人がすべての人のた

めに死んだ以上、すべての人が死んだのです。また、キリストがすべての人のために

死なれたのは、生きている人々が、もはや自分のためにではなく、自分のために死ん

でよみがえった方のために生きるためなのです」(2コリ5:13)

    「しかし、私にとって得であったこのようなものをみな、私はキリストのゆえに、損

と思うようになりました。それどころか、私の主であるキリスト・イエスを知ってい

ることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています。私はキリストの

ためにすべてのものを捨てて、それらをちりあくたと思っています」(ピリ3:7~8)

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