Q374聖書では犬は嫌われていますか。

  • 2023.12.21
  • スピーカー 中川健一
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374 聖書では犬は嫌われていますか

Q:私は犬が大好きで、ペットに飼っています。ところか、マタ7:6には、「聖なるものを犬に与えてはいけません」とあります。何かしっくりこないものを感じます。この聖句をどう考えればよいですか。

A:はじめに

 私も含めて、家族全員が犬も猫も大好きです。お気持ちはよく分かります。この質問に関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、聖書時代においては、犬に関する評価が今と異なります。

(1)マタ7:6では、犬と豚が並んで出ています。

(2)箴26:11では、「犬が自分の吐いた物に戻って来るように、愚かな者は自分の愚

かさを繰り返す」とあります。

2番目に、イエスは当時の認識に基づいて、犬と豚を比ゆ的教えのために用いています。

(1)犬と豚は、福音の価値を理解しない愚か者を象徴しています。

(2)「聖なるもの」と「真珠」は、福音を象徴しています。

(3)犬と豚(愚か者)は、それらを足で踏みつけます(福音の価値を理解しない)。

(4)また、向き直って福音を語る人を攻撃し始めます。

3番目に、この聖句には適用があります。

(1)福音を伝える際に、知恵が必要です。

  ①誰に伝えるか。

  ②どのタイミングで伝えるか。

  ③どのタイミングで止めるか。

(2)常に準備しておく必要があります。

  ①聖霊の導きが与えられるように、祈る。

  ②相手と親しくなり、その態度を観察する。

  ③拒否反応が出たなら、そこで止める。

福音を理解できないという意味で、犬と豚が愚か者の比ゆとして用いられています。

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