メシアの生涯(80)—3度目のガリラヤ伝道(2)—

  • 2013.10.07
  • マタイ10章:16〜33
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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12使徒の派遣について学ぶ。

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「3度目のガリラヤ伝道(2)」

§070 マタ10:16~33

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①イエスの公生涯は、弟子訓練の段階に入っている。

    ②3度目のガリラヤ伝道では、弟子たちを2人一組にして、派遣している。

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

      「3度目のガリラヤ伝道」(§70)

  マタ9:35~11:1

    (3)この箇所を7分割して学ぶ。

      ①使徒たちを派遣する必要性(9:35~10:4)

      ②使徒たちへの具体的指示(10:5~15)

      ③迫害への警告(10:16~23)

      ④拒否への警告(10:24~33)

      ⑤拒否の結果(10:34~39)

      ⑥信じる者への報い(10:40~42)

      ⑦結語(11:1)

2.アウトライン

  (3)迫害への警告(10:16~23)

    ①状況認識

    ②神の計画の認識

    ③迫害の原因の認識

  (4)拒否への警告(10:24~33)

    ①原則

    ②イエスと同じ理由で迫害される。

    ③しかし、恐れてはいけない。

    ④イエスを告白せよ。

  3.結論:重要な4つの聖句の適用

12使徒の派遣について学ぶ。

Ⅰ.迫害への警告(10:16~23)

   1.状況認識

  「いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなもので

す。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい」 (16節)

  (1)宣教への派遣は、観光旅行ではない。

    ①宣教地は、戦場である。

    ②キリストの兵士としての心構えが必要となる。

  (2)「狼の中に羊を送り出すようなもの」

     ①狼とは、キリストに敵対する人たちである。

    ②マタ7:15

    「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うち

は貪欲な狼です」

(例話)イスラエルのネタニヤフ首相(10月1日の国連総会での一般討論演説)

「核開発について言えば、アフマディネジャド(前大統領)がオオカミの衣をま

とったオオカミだったのに対し、ロハニは羊の皮をかぶったオオカミだ」

    (3)「蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい」

       ①蛇のようにさとくとは、危険を避ける知恵のこと。

      ②鳩のようにすなおとは、敵に害を与えないこと。

        *ギリシア語で「アケライオイ」。

        *英語で「harmless」。

        *混じりけがないということ。

        *人格と信仰による勝利

  2.神の計画の認識(17~20節)

    (1)預言的警告

    「人々には用心しなさい。彼らはあなたがたを議会に引き渡し、会堂でむち打ちます

から。また、あなたがたは、わたしのゆえに、総督たちや王たちの前に連れて行かれ

ます。それは、彼らと異邦人たちにあかしをするためです」 (17~18節)

  ①この部分は、教会設立以降の宣教に関する教えである。

  ②使5:40

  「使徒たちを呼んで、彼らをむちで打ち、イエスの名によって語ってはならない

と言い渡したうえで釈放した」

  ③「人々」とは、イエスを拒否するユダヤ人たち。

  ④「総督たちや王たち」とは、異邦人の支配者たち。

  ⑤迫害の目的は、「あかしをするため」である。

  ⑥これが神の視点である。

(2)預言的励まし

「人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配す

るには及びません。話すべきことは、そのとき示されるからです。というのは、話す

のはあなたがたではなく、あなたがたのうちにあって話されるあなたがたの父の御霊

だからです」 (19~20節)

  ①父の御霊(聖霊)が話すべき言葉を与えてくれる。

  ②その結果、イエスの弟子たちは解放される。

  3.迫害の原因の認識(21~23節)

    (1)裏切りへの備え

    「兄弟は兄弟を死に渡し、父は子を死に渡し、子どもたちは両親に立ち逆らって、彼

らを死なせます。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人々に憎まれま

す。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます」 (21~22節)

  ①迫害が激しくなると、兄弟間、親子間の裏切りに至る。

  ②迫害の原因は、「キリストの名のため」である。

  ③弟子たちを憎んだのは、キリストを憎んだことである。

(2)移動への備え

「彼らがこの町であなたがたを迫害するなら、次の町にのがれなさい。というわけは、

確かなことをあなたがたに告げるのですが、人の子が来るときまでに、あなたがたは

決してイスラエルの町々を巡り尽くせないからです」 (23節)

  ①時間は限られている。

  ②「人の子が来るときまで」とは、イエスのエルサレム入城の時であろう。

Ⅱ.拒否への警告(10:24~33)

  1.原則

 「弟子はその師にまさらず、しもべはその主人にまさりません」 (24節)

     (1)弟子たちの当惑を予想して、語っている。

      ①メシアの弟子がなぜ苦難に会うのか。

    (2)弟子たちはイエスと同じ道を歩む。

      ①弟子は、師よりも勝っていない。

      ②しもべは、主人よりも勝っていない。

  2.イエスと同じ理由で拒否される。

  「弟子がその師のようになれたら十分だし、しもべがその主人のようになれたら十分です。

彼らは家長をベルゼブルと呼ぶぐらいですから、ましてその家族の者のことは、何と呼ぶ

でしょう」 (25節)

  (1)イエスは、ベルゼブルによって悪霊を追い出していると言われた。

    ①弟子たちも、同じ理由で拒否される。

    ②イエスは家長であり、弟子たちは家族の者である。

3.恐れではいけない。

「だから、彼らを恐れてはいけません。おおわれているもので、現されないものはなく、

隠されているもので知られずに済むものはありません。わたしが暗やみであなたがたに話

すことを明るみで言いなさい。また、あなたがたが耳もとで聞くことを屋上で言い広めな

さい。からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんな

ものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。二

羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがた

の父のお許しなしには地に落ちることはありません。また、あなたがたの頭の毛さえも、

みな数えられています。だから恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よ

りもすぐれた者です」 (26~31節)

  (1)恐れる必要はない。

①むしろ、個人的にイエスから聞いたことを公に言い広める。

  (2)恐れなくてもいい理由

    ①彼らは、からだを殺しても、たましいを殺せない。

    ②恐るべきは、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方。

      *これは、畏怖の恐れである。

    ③天の父は、雀の一羽でも守っておられる。

      *2羽1アサリオン(銅貨)

    ④「あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です」

     ⑤頭の毛さえも、みな数えられている。

4.イエスを告白せよ。

「ですから、わたしを人の前で認める者はみな、わたしも、天におられるわたしの父の前

でその人を認めます。しかし、人の前でわたしを知らないと言うような者なら、わたしも

天におられるわたしの父の前で、そんな者は知らないと言います」 (32~33節)

   (1)「認める」とは、告白することである。

    ①ギリシア語で「ホモロゲオウ」である。

    ②英語で「confess」である。

    ③恥ずかしく思わないということである。

    ④その究極的な形が、殉教の死である。

  (2)地上でイエスを告白するかどうかが、次の世の運命を決する。

    ①イエスを告白するなら、イエスは天の父の前でその人を信者と認めてくださる。

    ②イエスを拒否するなら、イエスは天の父の前でその人を拒否される。

    ③12使徒の中で、イスカリオテのユダだけがイエスを拒否した。

結論:

  1.マタ10:19

  「人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するに

は及びません。話すべきことは、そのとき示されるからです」

  (1)極端な適用はよくない。

  (2)事前に説教の準備をする必要はないというのは、誤りである。

  (3)この聖句は、今日の私たちには無関係であるというのも誤りである。

2.マタ10:22

「また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人々に憎まれます。しかし、最後ま

で耐え忍ぶ者は救われます」

  (1)これは、業による救いを教えているのではない。

  (2)エペ2:8~9

  「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身か

ら出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇る

ことのないためです」

(3)最後まで耐え忍ぶ者は、肉体の命が守られるという意味でもない。

(4)忍耐は、真に救われていることの証拠である。

(5)マタ24:13

「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます」

  ①大患難時代のレムナント(ユダヤ人信者)

  ②使徒たちは、大患難時代のレムナントの型となっている。

3.マタ10:24

「弟子はその師にまさらず、しもべはその主人にまさりません」

  (1)イエスは、自分が経験していないことを弟子たちに押し付けることはない。

  (2)ヘブ4:15

  「私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されま

せんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです」

  4.マタ10:28

  「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなもの

より、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい」

  (1)肉体の死は、クリスチャンにとっては最大の悲劇ではない。

  (2)死はキリストとともにいることである。今の状態よりもはるかによい。

  (3)罪、病、悲しみ、苦難からの解放である。

  (4)永遠の栄光への移行である。

  (5)事実、死はクリスチャンに起こる最高の祝福である。

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