創造から新天新地へ(25)―24章でたどる神の救済史 24章 「新天新地」黙示録21章

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神の救済計画は新天新地において完全に成就する。この章を3区分して完成した内容を確認する。

創造から新天新地へ―24章でたどる神の救済史

24章 「 新天新地」

黙示録21章

はじめに

(1)これまでの流れ(総まとめ)

  ①創造 ― 神は完全な世界を創造された(創1~2章)。

  ②堕落 ― 罪によって死と呪いが入った(創3章)。

  ③契約の歴史 ― 神は回復の計画を段階的に啓示された。

  ④イスラエルの選び ― メシアをもたらす民

  ⑤メシア到来 ― 約束の成就

  ⑥十字架と復活 ― 救済の完成をもたらす基礎

  ⑦教会時代 ― 福音の拡大

  ⑧イスラエルの回復 ― 神の契約の成就(ロマ11章)

  ⑨患難期 ― 裁きと精錬

  ⑩千年王国 ― メシア的王国の実現

  ⑪最後の裁き ― 永遠の分離

(2)黙示録21章の位置づけ

  ①救済史の最終段階(終末の完成)

  ②「回復」ではなく「新創造」である。

  ③創世記1~3章との完全な対比

命題:神の救済計画は新天新地において完全に成就する。

この章を3区分して完成した内容を確認する。

Ⅰ.新天新地の創造(1節)

Rev 21:1 また私は、新しい天と新しい地を見た。以前の天と以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。

1.第一の天と地の消滅

(1)罪によって汚染された被造世界の終焉

(2)もはや海もない(混沌・分離の象徴の消滅)。

  ①今の地球は、その大半が海で覆われているが、その海がなくなる。

  ②千年王国には海が存在する。

  ③新天新地では、「いのちの水の川」(默22:1)が用意される。

2.新創造の神学

(1)単なる修復ではなく「全く新しい創造」

(2)創世記1章の完全な回復と超越

  ①「創造のやり直し」ではなく「完成形」である。

Ⅱ.新しいエルサレムの降下(2~8節)

1.都は「花嫁」として描かれる(2節)。

Rev 21:2 私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとから、天から降って来るのを見た。

(1)新しいエルサレムはすでに天にある。

  ①教会=子羊の花嫁

  ②天のエルサレムは、人格的共同体として描写される。

2.神の幕屋が人とともにある(3~4節)

Rev 21:3
私はまた、大きな声が御座から出て、こう言うのを聞いた。/「見よ、神の幕屋が人々とともにある。/神は人々とともに住み、人々は神の民となる。/神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。

Rev 21:4
神は彼らの目から/涙をことごとくぬぐい取ってくださる。/もはや死はなく、/悲しみも、叫び声も、苦しみもない。/以前のものが過ぎ去ったからである。」

(1)インマヌエルの最終的成就

  ①神の臨在の完全回復

(2)呪いの完全な除去

  ①死・悲しみ・叫び・苦しみの消滅

  ②創世記3章の逆転

3.勝利者と不信者の対比(7~8節)

Rev 21:7 勝利を得る者は、これらのものを相続する。わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。

Rev 21:8
しかし、臆病な者、不信仰な者、忌まわしい者、人を殺す者、淫らなことを行う者、魔術を行う者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者たちが受ける分は、火と硫黄の燃える池の中にある。これが第二の死である。」

(1)救われた者の相続

(2)火の池という永遠の裁き

  ①第二の死

Ⅲ.新エルサレムの詳細(9~27節)

1.子羊の花嫁としての都(9~10節)

Rev 21:9
また、最後の七つの災害で満ちた、あの七つの鉢を持っていた七人の御使いの一人がやって来て、私に語りかけた。「ここに来なさい。あなたに子羊の妻である花嫁を見せましょう。」

Rev 21:10 そして、御使いは御霊によって私を大きな高い山に連れて行き、聖なる都エルサレムが神のみもとから、天から降って来るのを見せた。

(1)教会の栄光の最終形態

  ①「子羊の妻である花嫁」とは、新エルサレムのことである。

  ②その意味は、この都が花嫁の住む場所になるということである。

(2)新エルサレムは、天から下る都である。

2.神の栄光に満ちた都(11節)

Rev 21:11 都には神の栄光があった。その輝きは最高の宝石に似ていて、透き通った碧玉のようであった。

(1)シャカイナ・グローリーの充満

(2)太陽も不要な光

3.イスラエルと教会の統合的完成(12~14節)

(1)12の門=イスラエル12部族

(2)12の土台=使徒たち

(3)区別は保たれつつ統合される。

4.完全性を示す構造(15~17節)

(1)立方体(至聖所の拡大)

  ①1辺の長さは、1万2,000スタディオン(2,200キロメートル以上)。

  ②象徴的な数字と解釈しなければならない理由は、何もない。

  ③これは、人類の歴史上最大の規模の都市である。

  ④あらゆる時代の聖徒たちが住むのに十分なスペースが確保できる。

⑤ソロモンの神殿の至聖所は、立方体であった(1列6:20)。

⑥この都は、永遠の至聖所としての役割を果たす。

5.都の美しさ(18~21節)

(1)純金・宝石

(2)神の栄光の視覚化

6.神と子羊が神殿である(22節)。

(1)もはや仲介構造は不要

(2)直接的交わりの完成

7.永遠の光と支配(23~27節)

(1)神ご自身が光

(2)諸国民の歩み

  ①諸国の民は、都の光によって歩む。

(3)いのちの書に記された者のみが入る。

今日の信者への適用 

1.創世記との対比

(1)天と地の創造: 新天新地

(2)エデンの園: 新エルサレム

(3)命の木:命の木の回復(22章)

(4)神との断絶:神との完全な交わり

(5)呪い:呪いの消滅

(6)死の支配:死の消滅

2.私たちの希望は「この地上」ではない。

(1)終着点は新天新地。

(2)地上的成功ではなく永遠的視点

(3)「花嫁」として整えられる生き方

3.苦しみの意味

(1)今の苦しみは一時的。

(2)やがて完全な回復が来る。

4.伝道の緊急性

(1)いのちの書に名があるかが決定的。

(2)今が恵みの時。

5.創世記1章から黙示録21章まで、一本の線でつながる。

(1)聖書が書かれた目的は「神の栄光」である。

(2)人類の救いは、その一部である。

(3)新天新地は「永遠の礼拝の場」である。

(4)今の礼拝はその前味である。

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