私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q470 火葬は罪ですか。
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
470 火葬は罪か?
Q:聖書は火葬を禁じていますか。
はじめに
イスラム教徒向けの土葬墓地設置問題が、時事ニュースになっています。イスラム教では火葬は禁じられているが、キリスト教ではどうか、というのが質問の主旨だと思います。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。
1 番目に、聖書は土葬を命じてはいない。
(1)聖書には「必ず土葬にせよ」という明確な命令はない。
(2)ただし、旧約・新約ともに、死ぬと土葬される事例が多く記されている。
(3)聖書の世界では「土葬」が文化的慣習であった。
(4)「必ず土葬せよ」との戒めはなく、救いとの直接的関係は語られていない。
2 番目に、聖書は火葬を罪として禁じてはいない。
(1)「火で焼かれる」ことが呪いや裁きの象徴となる箇所がある。
(2)ヨシュア7:25, アモス6:10
(3)そのため、古代ユダヤ社会では火葬は一般的ではなかった。
(4)これは文化的・宗教的背景によるものである。
(5)火葬そのものを普遍的な罪とする根拠は聖書にはない。
(6)火葬によってからだが灰になっても、復活に与ることはできる。
3 番目に、日本の法律は、火葬または土葬のいずれかを認めている。
(1)「墓地、埋葬等に関する法律」では、火葬または土葬のいずれかが認められている。
(2)土葬の場合、衛生上の理由から自治体ごとに「墓地の埋葬に関する条例」がある。
(3)土葬は、指定墓地以外ではほぼ禁止されている。
(4)教会の敷地内に埋葬墓地を所有している例は、いくつかある。
(5)重要なのは、土葬か火葬かを論じることではなく、復活の希望を語ることである。
重要なのは、復活の希望を語ることである。
週間アクセスランキング
ヨハネの福音書(57)「埋葬」ヨハ19:31~42
Q469 他宗教にも真理は含まれていますか。
使徒の働き(89)―ペリクスの前に立つパウロ―
ヨハネの福音書(56)「十字架刑」ヨハ19:17~30
ヨハネの福音書(58)「復活」ヨハ20:1~18
日本人のルーツはユダヤ人か(3)分子人類学から見た日ユ同祖論