Q429 ダビデが神殿を建設できなかった理由はなんですか。

  • 2025.01.09
  • スピーカー 中川健一
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429 ダビデが神殿を建設できなかった理由は

Q:ダビデは神の宮を建てることを願いましたが、それは叶いませんでした。なぜですか。

A:はじめに

 ダビデが神殿を建設できなかった理由は、サムエル記第二7章と歴代誌第一22章に記されています。それを基に、このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、ダビデは戦士でした。

(1)ダビデの功績は、統一王国を確立したことでした。

(2)そのため彼は、多くの戦争を戦い抜き、「血を多く流した人」となりました。

(3)平和の象徴である神殿の建設は、血を流した人が関わるべき事業ではありません。

(4)その役割は、ダビデの息子ソロモンに託されました。

(5)ソロモンの治世は、平和と繁栄に満ちていました。

2番目に、ダビデ契約は、ソロモンによる神殿建設を命じました。

(1)サムエル記第二7章にダビデ契約が記録されています。

(2)ダビデは、神殿建設を願いました。

(3)神はナタンを通して、「あなたではなく、あなたの身から出る世継ぎの子が建てる」

とお告げになりました。

(4)神殿を建設するのは、「平和の人」ソロモンです。

(5)ダビデ契約には、永遠の王国をダビデの子孫が興すという約束が含まれています。

3番目に、神の主権による計画が成就しました。

(1)ダビデの役割は、統一王国を確立することでした。

(2)ソロモンの役割は、平和な国を維持し、神殿を建設することでした。

(3)人間の計画よりも神の主権に基づく計画が優先されます。

(4)ダビデもソロモンも、永遠の御国建設のために計画に貢献したのです。

(5)ここには、クリスチャンへの教訓があります。

神は、人それぞれに異なる役割を与えておられます。

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