30日でわかる聖書 マタイの福音書(28)

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福音の3つの要素について学ぶ。

「マタイ28章」

イントロ:

1. 福音の内容(Ⅰコリント15:3~4)

(1) キリストは、私たちの罪のために死なれた。

(2) 葬られた。

(3) 三日目に甦られた。

2. 最終回のメッセージは、以上の3点を確認する。

(1) 十字架上の死は、すでに確認した。紀元30年ニサンの月の15日(金)

(2) 埋葬。紀元30年ニサンの月の15日(金)日没前

(3) 復活。紀元30年ニサンの月の17日(日)

3. きょうの箇所は、私たちにとってどういう意味があるか。

(1) 福音の内容を確認し、それが歴史的事実であることを信じる。

(2) 信じて永遠のいのちを受ける。

福音の3つの要素

Ⅰ.十字架上の死 ニサンの月の15日(金)午後3時

1. イエスの死の神学的意味

(1) 「完了した」とのイエスのことば。

①請求書の額が完済された。

②コロサイ2:13~14。

(2) 神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。

①旧約時代、大祭司だけが年に一度、至聖所に入ることができた。

②新約時代、すべての人がキリストを通して神に近づける。

2. 十字架刑を遠くからながめている女たち(マルコ15:40、ヨハネ19:25参照)

(1) マグダラのマリヤ

(2) ヤコブとヨセフ(小ヤコブとヨセ)の母マリヤ(クロパの妻)

(3) ゼベダイの子(ヤコブとヨハネ)らの母(マリヤの姉妹、サロメ)

Ⅱ.埋葬 ニサンの月の15日(金)午後3時から午後6時の間。

1. アリマタヤのヨセフ

(1) 安息日に死体を放置することは考えられない。

(2) この年の安息日は、「大いなる安息日」。

(3) アリマタヤのヨセフは、イエスの体の下げ渡しをピラトに願った。

①彼は隠れた弟子(当時の、イスラエルの残れる者)

②アリマタヤ出身の金持ち。

③他の議員たちの決定や行動に賛成していなかった。

(4) イエスの体を亜麻布に包み、自分の墓に納めた。

(5) ニコデモも、アリマタヤのヨセフと行動をともにした。「決断の時」であった。

(6) マグダラのマリヤとほかのマリヤは、イエスの埋葬を行うつもりで見ていた。

①安息日があけたら、埋葬を完了させるつもりで、香料と香油を用意した。

②さらに、安息日があけると、香料と香油を買い足した。

③イエスが復活するという予感は全くない。

2. 埋葬の神学的意味

(1) イエスの「辱めの時」が終了した。

①誕生

②十字架の死

③埋葬(愛する者がいない状態での埋葬)

(2) 栄化の始まりとなった。

①ピラトがイエスの体の下げ渡しを許したのは、恩赦である。

②金持ちの墓に葬られた(イザヤ53:9)。大きな石があるのは豪華な墓。

3. ニサンの月の16日(土)の出来事

(1) 「三日三晩」とか「三日目に」の意味

①72時間ではない。

②金曜の午後から日曜の始まりまでの時間。

③最短時間で、24時間プラスアルファ。

(2) ユダヤ人の指導者たちの心配

①「備えの日の翌日」とは、安息日のこと。

②弟子たちがイエスの体を盗むのではないか。

③「あの、人をだます男」(ユダヤ教の文献には、魔術で人を惑わせたとある)

(3) ピラトの許可

①番兵を出して3日間墓の番をする。

②番兵たちは、墓石にX型にロープを張り、それを封印した。

③ローマの封印を破る者は死刑になる。

④番兵もまた、職務が失敗すると死刑となる。

Ⅲ.復活 ニサンの月の17日(日)

1. 安息日が終わって、週の初めの日

(1) 日曜日という言葉はない。日没とともに週の初めの日が始まる。

(2) 女たちは、日没後、香料を買った(マルコ16:1)。

(3) 墓に行ったのは、夜明け時。

2. 復活の記録について

(1) 細部に矛盾があるように見える。

(2) 細部に差異がありつつ、大筋において一致しているのは真実な証言の証拠である。

(3) 『日本人に贈る聖書ものがたり』第3巻で、復活の記録を時間順に並べている。

3. 開いた墓石

(1) 明け方、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが墓を見にきた。

(2) 大きな地震が起きた。2度目の地震。

(3) 主の御使いが天から降りてきて、石をわきに転がした。封印は破られた。

(4) 番兵たちは死人のようになった。

(5) 天使の顔はいなずまのように輝き、その衣は雪のように白かった。

4. 天使の御告げ

(1) イエスは甦られた。

(2) 弟子たちにこれを告げよ。

(3) イエスはガリラヤで弟子たちと会う。

5. イエス自身の命令

(1) 恐れてはいけない。

(2) わたしの兄弟たちに、ガリラヤに行くように言いなさい。

6. 復活物語は「でっち上げ」ではない。

(1) 女たちが最初の目撃者になっている。

(2) もし捏造であるなら、男たちが目撃者になっていたはず。

(3) 女たちが目撃者になっている理由は、その通りのことが起こったから。

7. 復活の神学的意味

(1) イエスが神の子であることが証明された(ローマ1:4)。

(2) 義認が保証された(ローマ4:24~25)。

(3) 信者の復活が保証された(Ⅱコリント4:14)。

(4) 奉仕の力が保証された(エペソ1:17~20)。

結論 マタイ28:16~20 大宣教命令

1. ガリラヤで復活のイエスが現れる。

(1) 「ある者は疑った」

①エルサレムで復活のイエスに出会っていたが、それでも信じられなかった。

②かつて、弟子たちは疑っていた。

③500人の弟子たちの中には、疑う者もいた。

(2) この言葉に、聖書の真実性が表現されている。

2.大宣教命令が出された。

(1) 大宣教命令の根拠:主イエスの権威

(2) 大宣教命令のゴール:弟子とする。

(3) 大宣教命令を達成する方法:3つある。

①伝道

②洗礼(父、子、聖霊の御名によって。他の洗礼との区別)

③教える。

(4) 大宣教命令の保証:イエスがともにおられる。

(例話)リビングストン(1813~1873)の聖書

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