Q285 一般啓示とはなんですか。

  • 2021.04.02
  • スピーカー 中川健一
このメッセージに感謝を贈る

この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?

ハーベスト・タイム・ミニストリーズへのサポーター献金はこちら

このメッセージでは...

285 一般啓示とはなんですか。

Q:先日、教会での会話の中に、一般啓示という言葉が出て来ました。今さら聞くわけにもいかず、そのまま話を続けました。改めてお聞きしますが、一般啓示とはどういう意味ですか。

A:啓示というのは、人間には知り得なかったことを、神が明らかにしてくださることです。啓示は、一般啓示と特別啓示に分かれます。一般啓示の一般とは、英語で「general」と言います。つまり、時間や地域に関係なしに、すべての人が認識できる情報という意味で、一般啓示と言われるわけです。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、被造世界を通して一般啓示を受けることができます。

被造世界を見ていると、神の存在を感じることができます。無から有を生じさせることは不可能ですから、物質世界が存在している背後になんらかの原因があると考えるのは、自然で合理的なことです。また、宇宙が規則正しく運行しているのを見ると、その法則を造ったデザイナーがいるに違いないという思いにとらわれます。被造世界は、神の力と栄光を表わしているというのが、聖書の基本的な主張です。

 2番目に、良心を通して一般啓示を受けることができます。

 
人には良心というものがあります。良心は、何が善で何が悪かを私たちに教えてくれます。良心のレベルは人によって若干異なりますが、良心の存在そのものを否定することはできません。パウロは、こう書いています。「彼らは、律法の命じる行いが自分の心に記されていることを示しています。彼らの良心も証ししていて、彼らの心の思いは互いに責め合ったり、また弁明し合ったりさえするのです」(ロマ2:15)

 3番目に、一般啓示には限界があります。

一般啓示だけでは、神の存在を証明することはできません。しかし、一般啓示は神が存在する可能性が極めて高いことを支持しています。一般啓示は、神の存在を指し示していますが、救いの道を示すことはできません。そこに、一般啓示の限界があります。救われるために必要なのが、特別啓示です。イエス・キリストに関する啓示は、特別啓示の究極的なものです。人は、恵みと信仰によって救われるというのは、特別啓示によって明らかにされた真理です。そして、特別啓示はすべての人に提供されているものではありません。そこが一般啓示との違いです。イエス・キリストを通して、神の愛を受け取る人は幸いです。

参考になる聖句

「神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められるので、彼らに弁解の余地はありません」

(ロマ1:20)

一般啓示は、神の存在を指し示しています。

週間アクセスランキング

1

コリント人への手紙第一(17)偶像に献げられた肉(3)―偶像礼拝の罪―10:1~22

2

ヨハネの福音書(9)弟子訓練とサマリア人の回心ヨハ4:27~42

3

コリント人への手紙第一(18)偶像に献げられた肉(4)―市場で売っている肉―10:23~11:1

4

コリント人への手紙第一(16)偶像に献げられた肉(2)―使徒職の弁明―9:1~27

5

Q387 合気道を学ぶのは危険ですか。

6

イスラエル旅2023#054中川牧師とめぐる旅:【フラ渓谷】渡り鳥のルート

ハーベスト・タイムを応援する

ハーベスト・タイムの働きは、サポーターの皆様のお祈りと、献金により維持されております。
ぜひ、応援をよろしくお願いいたします。

ハーベスト・タイムのSNSでは、新着メッセージなどをお知らせしています。

聖書箇所の引用には新改訳聖書を使用しています。その他の場合は明記いたします。
聖書 新改訳2017(C)2017 新日本聖書刊行会 許諾番号4-2-856号
Copyright © Harvest Time Ministries, All Rights Reserved.