Q.95 三位一体について、どのように説明したらよいですか。

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三位一体を説明するのに、様々なたとえが用いられますがどれもイマイチ・・・。その理由は、神が人間の理解や想像力を超越した存在でおられる、ということにつきるようです。しかも、三位一体という言葉自体、聖書には登場しない(!)らしいのです。

 

それでは聖書は神についてなんと教えているのか、さっそく見てみましょう。

Q. 質問

Q:聖書を読んだことのない未信者の友人から三位一体について聞かれたときに、うまく説明できませんでした。どのように説明をすれば良いでしょうか。

A. 回答

A:三位一体という神概念は、人間の理解をはるかに超えています。
 人間の言葉で説明するのは大変難しいですが、今考えていることを3つ申し上げます。

1.聖書には、三位一体という言葉はありません。

 (1)三位一体という言葉がないという理由で、三位一体を否定するのは間違いです。

 (2)三位一体の定義は、「神は、実体において唯一の神でありつつ、
   父と子と聖霊という三つの位格において存在する」というものです。

 (3)三つの位格とは、父、子、聖霊という存在です。

2.聖書は、三位一体という神概念を啓示しています。

 (1)神は唯一です。

 (2)唯一の神の内に、三つの位格が存在します。

  ①父なる神は、神としての性質を持っています。

  ②子なる神も、神としての性質を持っています。

  ③聖霊なる神も、神としての性質を持っています。

 (3)以上のことを受け入れるなら、三位一体を認めないわけにはいかなくなります。

 (4)三位一体を巡る議論の本質は、知的に理解できるかどうかではなく、
   啓示された神のことばにどのような態度を取るかということです。

3.三位一体を示す例として上げられるものは、すべて間違っています。

 (1)「氷、水、蒸気」、「息子、夫、父親」などの例

 (2)もし自然界に存在するもので三位一体を説明できるなら、神は被造世界に属する方だということになってしまいます。

 (3)人間の言葉で説明できないがゆえに、三位一体は真理だとも言えます。

参考になる聖句

「神は仰せられた。『さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配するように』」 (創1:26)

三位一体は、理解するものではなく、信じるものです。

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