落胆の中で見えてくるもの

  • 2010.02.09
  • スピーカー 中川健一
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このメッセージでは...

このメッセージは、クリスチャン生活のケーススタディである。

出エジプト記5章22節~6章8節

「落胆の中で見えてくるもの」

イントロダクション

   1.はじめに

(1)先月は、『2010年は革命元年』というメッセージをした。

(2)出エジプト記から受け取っているメッセージが、下敷きになっている。 (3)今月もまた、出エジプト記から学ぼう。

  2.中嶋常幸さんのこと

(1)1月18日、青森にスキー合宿に新幹線で出かけた。青森駅に着いて、タクシーで知り合いのお食事所に寄り、タクシーから荷物を降ろしているところに、後ろから、わき見運転の車に40キロのスピードでぶつけられ、右足を挟まれてしまいました。

雪道の為に、ぶつかった時には、止まっていたタクシーが1メートル前に進んだそうですが、主人はその場に倒れ、救急車で運ばれました。

私は、成田にいましたので、翌日、すぐに青森に飛びました。

しかし、不幸中の幸いで、骨も折れてなく、筋肉にも断裂はないという奇蹟のようで、主人は守られた守られたと言っていました。先生も警察の方も、車のへこみ具合をみて、骨はぐちゃぐちゃだと思ったそうですが、守られました。

しかし、打撲が激しく、太ももは真黒の青あざになっていますが、ふくらはぎは、やっとこの2~3日で青くなってきましたが、内ふくらはぎは赤くパンパンになっています。ふくらはぎが重症です。外傷はないので、ギブスをしたりなどはしていません。ただ氷で冷やして、痛みどめや炎症を抑える薬を飲んでいます。

1月26日、青森の病院から退院して、青森の知り合いの方の車で足を伸ばして成田に9時間かけて帰ってきました。明日も船橋の病院に行ってきます。

まだ、足を床に着けることが出来ず、松葉つえと車椅子が必要です。6週間くらいからリハビリが出来るのではないかと言われていますが、ゴルフは歩く仕事ですから、どのような事になるのかと思っています。今日は、足が伸ばせても、足を下に向けていたので、足の甲は、パンパンに張れて、小指まで膨らんでいます。

しかし、神様の最善があった事だけは確かです。主人も奇蹟だと言っています。

  3.普遍的な体験

(1)自分の問題が解決することを期待して、キリストを信じる人が多い。

(2)しかし、クリスチャンは光と闇の戦いの中に入る。

(3)神の約束は与えられているが、それが成就しない時のジレンマ。

(4)モーセもまた、そういう経験をした。

4.メッセージのアウトライン

(1)落胆の理由

(2)神からの回答

(3)実際の事例

このメッセージは、クリスチャン生活のケーススタディである。

Ⅰ.落胆の理由

1.モーセはエジプトに入り、活動を開始した。

2.イスラエルの民は信じた。

(1)しるしを行った。

(2)順調な時には、付いて来てくれる人は多い。

  3.パロは、モーセの要求を拒否した。

(1)結果は、より過酷な労役

  ①れんがを作るためのわらが与えられない。

  ②生産量は維持せねばならない。

(2)民はモーセを憎んだ。

4.モーセにとっての信仰の危機が訪れた。

  (1)神には約束を守る力があるのか。

  (2)神には約束を守る気があるのか。

  (3)なんのために自分はエジプトに派遣されて来たのか。

  (4)事態が悪化しているのに、神はなぜ動こうとしないのか。

  (5)要約すると、モーセの期待(予想)と神の計画の間にギャップがあるのである。

5.神が見えなくなると、自分の問題と弱点が大きく見え始める。

(1)「私は口べたです」(無割礼の唇)

(2)出4:10で語っていた言い訳である。

Ⅱ.神からの回答

1.モーセの質問への【主】からの回答

(1)なにもしていないのではない。

(2)「今にあなたにわかる」

  「今や、あなたは、わたしがファラオにすることを見るであろう」(新共同訳)

(3)パロはイスラエルの民をエジプトから出て行かせる。

(4)そればかりか、追い出してしまう。

  ①「強い手」とは神の手

  ②比ゆ的言葉。神の主権による力がパロとエジプトに対して示される。

2.神の自己啓示

(1)「わたしは【主】である」

  ①「わたしは、『わたしはある』という者である」(3:14)と関係がある。

*自立自存の神

*自足している神

*すべてを包含している神

*いかなる限界もない神

  ②契約の御名

*契約を守る神

*変わることのない神

*常に信頼できる神

(2)「わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに、全能の神として現れたが、」

  ①「全能の神」とは、「エル・シャダイ」。すべての必要を満たす神。

  ②アブラハムは99歳で子孫の約束を受けた(創17:1)。

  ③イサクがヤコブを祝福した(創28:3)。

  ④パダン・アラムから帰還したヤコブへの祝福(創35:11)

  ⑤子孫の祝福に関する使用法が多い。

(3)「【主】という名では、わたしを彼らに知らせなかった」

  ①【主】は創世記に165回も出て来る。だから彼らはこの名を知っていた。

  ②【主】は出エジプトに398回も出て来る。

  ③ヘブル的には、名は単なるラベル以上のものであり、本質を表す。

  ④イスラエルの民は、【主】の意味を体験的に知っていたわけではない。

(4)【主】という名は、契約を守る神の御名である。

  ①神は、イスラエルの民にカナンの地を与えるという契約を彼らと結んだ。

  ②その契約に基づいて、イスラエルの民をエジプトから解放することにした。

  3.民に語るべき3つの約束

(1)「わたしは、あなたがたを贖う」

  ①伸ばした腕

  ②大いなる裁き(10の災害)

(2)「わたしは、あなたがたの神となる」

  ①イスラエルは神の民となる。

  ②イスラエルは、【主】という御名の意味を体験的に知るようになる。

(3)「その地を、あなたがたの所有として与える」

  ①アブラハム、イサク、ヤコブに語った内容

Ⅲ.実際の事例

   1.神の力を体験的に知る。

(1)自分の期待(予測)から神の計画へと視点を変える。

(2)みことばの約束、信頼、実行、体験という順番が大切である。

  ①信仰を持った初期の段階で、この順番を学ぶ必要がある。

  ②その逆はあり得ない。

2.聖書の例

  ①ガリラヤ湖畔の弟子たち(ヨハ21章)

  ②コリントでのパウロ(使18:9~11)

3.ハーベスト・タイム

  (1)安価なプロダクションに依頼した時

  (2)初期のプロダクションを教会でした時

(3)お借りしていた場所が使用できなかった時。

(4)阪神大震災の時。

(5)地デジと経済危機がやって来た時。

結論:  

1.自分に信仰があるかどうかではなく、神がどういうお方であるかが重要である。

  2. 出エジプトを可能にした神は、日本のリバイバルも可能にするお方である。

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