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出エジプト記20:14

14 姦淫してはならない。

第7 戒

第7 戒(14 節)

「姦淫してはならない」。第7 戒は、結婚関係の尊厳を教えたものである。(1)聖書は、結婚関係という枠内における男女の肉体的交わりを祝福している。旧約聖書の雅歌は、夫婦関係の喜びを歌ったものである。(2)結婚関係の外で起きる男女関係は、すべて第7 戒違反である。(3)結婚している人が犯す罪は、相手に対する裏切りとなる。(4)新約聖書でも、この罪は厳しく戒められている。ヘブル13:4 には、こうある。「結婚がすべての人に尊ばれるようにしなさい。寝床を汚してはいけません。なぜなら、神は不品行な者と姦淫を行う者とをさばかれるからです」

私たちへの適用

第7 戒は、結婚関係の尊厳を教えると同時に、家庭という存在の神聖さを教えたものでもある。家庭は、健全な社会を構築するための基本的な要素である。姦淫によって家庭が崩壊すれば、結果的に社会もまた崩壊に向かう。さらに、他人の結婚関係を侵害すれば、それは他者の体に対する侵害となる(夫婦は一つであるから)。
人間は、自分に都合の良いように性道徳を変えられると思っている。しかし、「姦淫してはならない」という神の命令は、キリストの律法においても生きている。クリスチャンは、この世の道徳規準から影響を受けてはならない。神はあなどられるようなお方ではない。神を恐れる人は、知恵ある人である。
「あなたがたの間では、聖徒にふさわしく、不品行も、どんな汚れも、またむさぼりも、口にすることさえいけません。また、みだらなことや、おろかな話や、下品な冗談を避けなさい。そのようなことは良くないことです。むしろ、感謝しなさい。あなたがたがよく見て知っているとおり、不品行な者や、汚れた者や、むさぼる者──これが偶像礼拝者です、──こういう人はだれも、キリストと神との御国を相続することができません」(エペ5:3 〜 5)
性的罪のゆえに苦しんでいる人は、今その罪をキリストの御名によって神に告白しよう。神はただちにその罪を赦し、告白した人を聖くしてくださる。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。家庭という存在の神聖さを学ぶことができました。姦淫は、その神聖な存在を破壊する愚かな行為です。聖書的結婚関係の意味をもう一度考えることができたことを感謝します。主の御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

列王記第一9~10、使徒の働き16